CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

MAVICホイール試乗インプレ:R-SYS SL

2012-09-10 09:44:30 | 自転車用品

 MAVICホイール試乗の第2段はR-SYSの予定でした。ショップでホイールを交換してもらい、走行モードで計量したら8070gとKsyrium SLの時より200g以上も軽いのです。Caad10_391s

 多分、タイヤとチューブが違うのだろう位に考え、走り始めると非常に走りが軽くマイルドなのに驚かされました。Ksyrium SLの時は中低速域だとWH-6700との違いを感じられなかったのですが、R-SYSは前後にカーボンスポークを採用しているせいか、中低速域でもマイルドな走り心地を体感することができます。
Caad10_411s
 カーボンフレームのロードバイクって多分こんな乗り心地なのだろうななどと考えながら坂道へ突入。Ksyrium SLでも結構登りが楽でしたから、R-SYSの登り性能には大いに期待をしていました。
 登り始めの緩斜面ではフロント・インナーでケイデンス90rpmと脚が回っているのにまず驚かされました。流石に勾配がキツクなりケイデンスが落ちてくるとKsyrium SLとの違いが分り辛くなりましたが、北一条通りから藻岩山麓道とWH*6700では結構苦しい思いをした登りを楽々とクリア!Caad10_408s_2

 普通なら苦手な登りはこれでお終いとなるのですが、もうちょっと登ってみよう気になり、午後からは五天山から小林峠を越え真駒内まで走って見ることにしました。R-SYSはもう少し登ってみようかなぁと思わせてくれるホイールなのです!
Caad10_410s
 WH-6700の時は盤渓までも登れていませんでしたが、R-SYSにしたら盤渓までは楽々と登れました。さすがに標高が300mの小林峠にかかるとケイデンスが落ちましたが、最も勾配のキツイ区間でも最大心拍数も169bpm止まり。試乗用ホイールなのでリアのスプロケットは12-25Tなのにです。WH-6700だとリア27Tでももっとキツク感じたはずです。
 で、帰宅しチェーン清掃をしていたらホイールが実はR-SYSではなく、R-SYS SLであることに気が付いたという次第なのです。それは軽いはずです。R-SYS SLは前後共にカーボン製のハブを採用し、R-SYSと比べても100gほど軽量化されていますので、Ksyrium SLとはゆうに200g以上の重量差があって当然なのです。R-SYSをとお願いしていたのですが、これを体感してしまうとR-SYSでは不満に思えるかもしれません。Caad10_405s

 続いて小樽までの張碓峠と厚田から青山へ抜ける山道をそれぞれ走ってみました。銭函駅裏の激坂も無事クリアし張碓峠の緩斜面は比較的高目のケイデンスで楽に登れました。ケイデンスが極端に落ちさえしなければ相当に登れるホイールだと感じました。
Caad10_409s
 張碓峠は結構路面が荒れている箇所があり、振動吸収性にも期待していたのですが、大きな振動はCAAD10のSPEED SAVEが、路面の細かな振動はR-SYSが吸収してくれるようですが、荒い舗装路面の振動はほとんど吸収してくれないようです。これはカーボンフレームでも同じではないかと考えているところです。
 冬には路面が凍結する北海道では路面の凍結防止策として、表面に水が浮かないように結構目の荒い舗装をする傾向にあります。アスファルトに混ぜる砕石が大き目なのです。アスファルトが剥げてくるとその荒い砕石が顔を出し、自転車にとっては大敵になるのです。Img_0618s

 厚田から青山へかけての登りでは、2週連続で走ったことも影響してか脚が上手く回らず、結構苦心しましたがそれでも最大心拍数162bpmで登り切ることができました。
 これまでの試乗で分ったことはR-SYSのカーボンスポークとトラコンプテクノロジーはパワーをできるだけかけず軽いギアでケイデンス高目なら、私のような貧脚の市民サイクリストでもそこそこの峠なら越えられるということでした。
Caad10_427s
 ただ、丸いカーボンスポークをフロントにも採用している為、40km/h越えの高速走行には不向きです。同じコースの下りでKsyrium SLとR-SYS SLでは最高速度が5km/hほど違いましたし、40km/hの高速域へ入るのに相当のパワーが必要でした。
 ということで、登りが苦手な身としてはR-SYSが向いていることは十分に分りましたが、前後ともカーボンスポークというのは相当に気を使いますし、30km/h巡航には少々厳しいホイールではありますので、今度は前輪をKsyrium SLにしてKsyrium SRを試して見たいと考えています。2週間で600kmほど走ってしまいましたので、少し脚を休めないとせっかくのホイールの良さを十分に体感できないことも分りましたので、少し間を空けることにします。

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