CYCLINGFAN!!

自転車をこよなく愛し、自分の脚と熱いハートで幾つになっても、可能な限り、どこまでも走り続けます~♪

ペダル考(3)

2024-07-04 09:32:34 | 自転車用品
 一口にビンディングペダルと言っても種類は様々です。日本で一番多く使われているのはシマノのSPDとSPD-SLという2種類のべダルです。ロード用にSPD-SLがMTBやツーリング用にはSPDが使われるのが一般的です。

 とはいえ、シマノがビンディングペダルを制作し始めたのは遅く、シマノがSPDペダルを世に出したのは1990年の事でした。ビンディングペダルの元祖はLOOKで、1984年にリリースされたルック・PP-65が原点とされています。それまでは、足(シューズ)をトゥクリップ&ストラップでペダルに固定する〝クリップ式〞が主流だったのです。プロもこのタイプを長年使用していたのですが、これは今でも競輪などのピスト競技で使われています。また、ロングツーリストが使用しているケースも見かけます。
 現役時代のランス・アームストロングはシマノのSPDシューズにLOOKのクリートを無理やり装着し、レースに出ていたようです。これをきっかけにシマノはSPD-SLを開発せざるを得なくなったのでした。

 今はシマノのシェアが圧倒的になり、2つ穴のSPDタイプと3つ穴のSPD-SLタイプという分類になっていますが、3つ穴のビンディングの元祖はあくまでLOOKなのです。2つ穴の元祖はシマノです。
 ロードレースでは主に3つ穴のビンディングがほとんどですが、先のLOOKやシマノ以外にもTIMEやスピードプレイなどを使用している選手もいます。ただ、プロツアーではニュートラルサポートがシマノかMAVICに限られているので、シマノのSPD-SLを使う選手が増えているのが現実です。特にコンポーネントをシマノがDura-Aceを使用している選手はポガチャルやファンデルプール等はPD-R9200を使用するケースが多いようです。昨年、シマノからSRAMにコンポーネント替えたヴィスマ・リアースバイクはペダルもスピードプレイに替えているようです。

 アルベルト・コンタドールが使用し一躍有名になったスピード・プレイは今はWAHOOに買収されてしまいました。LOOKやTIMEを好む選手もいますが、今では少数派でしょう。レースで本格的に使用するのでなければ、クランクブラザーズのように脱着が簡単なSPDペダルもあります。
 私はツーリングが主ですから、歩いて飲食店に入ることも多いので、あえて歩き易いSPDペダルをずっと使用しています。SPD-SLは一度も利用したことがありませんので。ここではSPDペダルを中心に書いて行くことになります。
 




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ポガチャルのWツール制覇を考... | トップ | ツール2024の傾向と対策(1) »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

自転車用品」カテゴリの最新記事