四万十川レコード 公式ブログ

四万十と言う小さな町に生まれ、思春期に音楽に目覚めそして今も、長い長い音楽の旅をしています。

地産地音 

2012-06-16 02:46:01 | Simantogawa records
正しくは地産地消ですね、地域生産地域消費の略です。
地域で生産された様々な生産物や資源(主に農産物や水産物)
をその地域で消費することですね。
身体にも良いそうです、生れた所の土地と水で育った食べ物は。
実際に僕は18歳の時に上京した時に水と空気が身体に合わなかったのか
顔面がアレルギーになりました、でこれが始まりです僕のアレルギー人生の。
要は水が合わない、四万十川の水が後川の水がそんなに綺麗だとも思いませんが
まっこっちの水よりは遥かに綺麗でしょうね。
空気は比較するまでもありません、排気ガスだらけの都会の空気は
今でも気持悪いし臭いです。
それは身体が出だしの記録で作られたからでしょうね。
四万十の気候と水を基準に身体が成長した、だからそれに反する物に
抵抗を示した、アレルギーはそう言う身体の基準が起こす病気です。

 Photo By:kouzi Matsuda

さて今日は別にアレルギーの話では無くてシマレコの事です。
タイトルの地産地音と言う言葉、正確には「地音」と言う言葉は
僕の造語です、これから僕のやりたい音楽のキーワード。
まっ言葉の通りです「地域音楽」これがシマレコであり今後のテーマになります。
従来の音楽業界のシステムは都市型のものです。
練習スタジオやレコーディングスタジオ、これはかなりの大都市でしか
成立しません、ビジネス的にね。
実際都内の老舗のレコーディングスタジオの閉店のブログがこのgooブログの
話題になった事があって僕もその記事を読みました。
僕はこの記事を呼んで逆に「ああ、もう都会でなくて良いんだなぁ」と思いました。
今のパソコンのソフトで再生できる技術は昔のレコーディングスタジオの
レベルかそれ以上の物を作り出す事が出来ます。
しかしこれには「但し」と言う前提が必要です。
音を構成する聴力とそれを再生する聴力、それを持つ人間が必要です。
いわゆるレコーディングエンジニアの事ですね。
今でもレコーディングエンジニアになるにはそう言う専門学校に行って
機会の技術を習得する必要があります。
でも結局はセンスです、アーティストを納得させられるだけの技術を
持っていないとプロとして成立しません。




僕がシマレコの音楽、音にひかれたのはメロディーやボーカルの事もありますが
再生技術が十分にプロとして成立している所、そこに感心しました。
シマレコの音源は大きく分けて3つあります。
まず田んぼのアルバムとYUSIMAの楽曲、これは全て田んぼの松田の宅録です。
自宅録音で此処まで出来る時代になった。
もちろんこれは松田の耳があっての事ですが。
そして森秀一さんの音源は木村君と言うベーシストが担当しています。
僕はこの木村君の耳にも凄く感動しました、センスが良い。
また自分の音であるベースのベースラインや音色も僕の好みです。
秀ちゃんの「Love Letter」のベースのブリブリ感なんて「おおっ!」と言う位好きです。
そして久保田義雄さんの音源があります。
しかし久保田さんは実際には音楽活動を現在はされていません。
使用させて頂いている音源は久保田さんが音楽活動されていた頃の
スタジオレコーディングによる音源です、アナログ時代の音源です。




昔はレコーディング用のオープンリールと言う直径30㎝程の
音楽専用テープでレコーディングしていました。
で久保田さんの音はその当時のものなので少しまろやか、アナログ時代の
温もりが音源の中に残っていると思います。
ちなみにパソコンで作る音は当然デジタル録音です。
これは信号を振り分ける際に実に細かく拾う事が出来ます。
どう言う事かと言うと編集がし易い、アナログ時代に比べて音を
再構成する作業が各段にやり易いのです。
しかし一般には知られていませんがデジタル録音は消えてしまう音域が存在します。
再生する時にカットしてしまう部分がある、普通は聴こえません。
聴こえないので関係ないか?と言うとそうでも無くて
単調になるんですね音域が、だから今の音楽は音の厚みが感じにくいです。
しかし全体が利便性に流れて音質そのものがデジタル録音時代ですので
違和感を感じる人は昔ながらの音を知っている人達です、もう少数派ですね残念ながら。

Photo By:kouzi Matsuda

僕は土佐でも正式なレコーディングスタイルが取れると気が付きました。
んじゃ無理して都市型の消費音楽では無く、地域にあった生産をすれば?
そう思って「地音、地域音楽」を育てたいと思っているのです。
しかも今の時代は流通そのものも変化して、ダウンロードと言うスタイルで
世界の隅々まで音楽を配信出来ます、エライ時代やねぇ(笑)
つまり彼等の生き方と生活スタイルにあった音楽を育てて配給したいと
思っているのです、これはシマレコに限らず日本中で可能です。
都会で無理なリスクを背負ってメジャーデビューを目指す時代でもねぇな。
そう思っています、まぁ若い人は夢があるでしょうから昔ながらの方法で
都会でメジャーデビューを目指して貰って良いと思いますが‥
しかし家庭も仕事も立場も人脈もある人を都会に連れたて行っても無理。
その見返りに対する成功なんて今の時代では難しい。
かと言ってある程度の音楽システムを持ち込まないと田舎での音楽を育てる事は難しい。
で、田舎には実際の音楽業界経験者はあまりいませんよね。
だから足りている物と足りない物の選別が出来ないと思います。
これは録音機材から流通プロモーション、ステージ制作に関してです。

Photo By:kouzi Matsuda

地域の特産物は当然地域独特のものです、珍しいから消費がある。
ネットでの「お取り寄せ」時代です、その中に音楽も入れちゃえば?そう思っています。
一見乱暴な意見に感じるかも知れませんが、実はかなり利にかなった考え方だと思います。
地域音楽が活性化すれば無理して都会から時代遅れのバンドを営業で買わなくても良い。
イベントや模様し物に必要な音楽を地域で育てれば良い、活性化に繋がります。
それこそ彼等のステージが見たい人を他県から呼べる様になれば観光と同じでしょ。
音楽が観光名物になっても良いじゃないですか。
今迄はそう言う発想をしていないだけです、と言う事は新しいでしょ。
なんちゃ土佐の自然を汚す事もいじる事も要らん、あるがままで良いです。
四万十川の河原で演奏している音楽を映像をダウンロードで日本に、世界に売れば良い。
興味があれば好きになれば四万十市まで人は来るでしょう。
要は土佐に興味を持ってもらうアイテムのひとつとして音楽を育てよう、と言う事です。
住んでいる人達もどんどん音楽に参加すれば良い。
音楽は楽しいですよ、田舎暮らしの中に音楽をもっと取り入れて欲しい。
ギターが弾きたかったら教えましょう、頼むね松田さん(笑)
まっゆくゆくはそう言う所まで音楽文化が育てば面白いじゃないですか。
税金対策の大企業の誘致で雇用を得る時代ではないです。
今あるもので今持っているもので十分です、まだ知られていないだけですから。
高知県内の中でも十分に市場は成立しますよ、今は交流が不足しているだけです。
物も人も県内でもっと動かせる事が出来ます、+観光にすれば良い。
楽しそうな、楽しい町になれば人は集まりますよ。
そのきっかけに僕は音楽を起用したいと考えています。
土佐のZION(地音)をブランドに育てたいと本気で考えているのです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿