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映画鑑賞

昔の名画から最近上映の映画まで、国内外を問わず幅広く楽しんでいます。別世界へ連れて行ってくれる作品が好み(本棚6)。

83歳のやさしいスパイ(2020年、チリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン合作)

2022-03-13 21:09:31 | TV放映
最近、映画を見始めても、
「これ、ちょっと違うな・・・」
と途中で見るのをやめることが続きました。

でもこの映画は最後まで私を惹きつけてくれました。

まず、不思議な題名。
「83歳の老人にスパイなんてできるの?」
と思いますよね。

そして映画は、探偵事務所の求人から始まります。
「80〜90歳で、IT器機を扱える人募集」
という、これも不思議な求人に、
何人もの高齢者が集まりました。

選ばれたのはセルヒオという人物。
やせて小柄な体格、性格は誠実で紳士的。

仕事の内容は、老人ホームに居る高齢婦人(ターゲット)の身辺環境調査。
依頼人はその子どもらしい。
盗難の被害に遭っているので、
実際にどうなのかを知りたいとのこと。

セルヒオ氏は入所後、
努めてご婦人達に話しかけ、情報を集めはじめます。

盗難などは存在しません。
ターゲットは足腰が弱いけど、
介護士が親身に面倒を見ていて問題はなさそう。

みんなと親しくなればなるほど、
ある事実が浮かび上がってきました。

それは・・・みんなが“孤独”であること。
直接孤独を訴えるのではなく、
会話の中ににじみ出る演出が秀逸です。

★ 5点満点で4点



解説
老人ホームの内定のため入居者として潜入した83歳の男性セルヒオの調査活動を通して、ホームの入居者たちのさまざまな人生模様が浮かび上がる様子を描いたドキュメンタリー。
妻を亡くして新たな生きがいを探していた83歳の男性セルヒオは、80~90歳の男性が条件という探偵事務所の求人に応募する。その業務内容はある老人ホームの内定調査で、依頼人はホームに入居している母が虐待されているのではないかという疑念を抱いていた。
セルヒオはスパイとして老人ホームに入居し、ホームでの生活の様子を毎日ひそかに報告することなるが、誰からも好まれる心優しい彼は、調査を行うかたわら、いつしか悩み多き入居者たちの良き相談相手となっていく。
舞台となった老人ホームの許可を得て、スパイとは明かさずに3カ月間撮影された。
第17回ラテンビート映画祭や第33回東京国際映画祭では「老人スパイ」のタイトルで上映。第93回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞にノミネート。

2020年製作/89分/G/チリ・アメリカ・ドイツ・オランダ・スペイン合作
原題:El agente topo
配給:アンプラグド

溺れるナイフ(2016年、日本映画)

2022-01-16 07:48:58 | TV放映
「主役が神主の息子」という設定に惹かれた観た映画です。
ちょっとひねりの効いた青春ラブストーリー。

お互い注目される存在ゆえ、いろいろなトラブルに巻き込まれる二人。
恋愛はなかなかスムースに進行せず、成就したのかどうか微妙な結末。

ただ、お互いの立ち居地に戻って、
心の中でエールを送り合いながら、人生を歩んでゆく二人なのでした。

ヒトは特別な存在に憧れますが、ふつうが一番・・・かな。
まあ、私世代ではなく若者が観る映画ですね。
ベタな展開に気恥ずかしくなって、ちょっとずつ何日もかけて見終わりました。

★ 5点満点で2点。



<解説>(映画.com
映画化された「ピース オブ ケイク」でも知られる漫画家・ジョージ朝倉の同名少女コミックを実写映画化した青春ラブストーリー。東京で雑誌モデルをしていた少女・夏芽は、父親の故郷である田舎町・浮雲町に引っ越すことに。自分が求めていたものと大きくかけ離れた田舎での生活にがっかりする夏芽だったが、地元一帯を取り仕切る神主一族の跡取り息子コウと出会い、彼の持つ不思議な魅力に心を奪われる。そしてコウもまた、この町では異質な夏芽の美しさに次第に惹かれていく。「あの娘が海辺で踊ってる」「5つ数えれば君の夢」など少女の過剰な自意識を描いた作品で注目を集めてきた新鋭女性監督・山戸結希がメガホンをとり、「MOON CHILD」の井土紀州が共同脚本。キャストには夏芽役に小松菜奈、コウ役に菅田将暉と旬の若手俳優が揃った。
2016年製作/111分/G/日本
配給:ギャガ

<スタッフ・キャスト>
監督:山戸結希
原作:ジョージ朝倉
脚本:井土紀州 山戸結希
製作:依田巽 中西一雄
エグゼクティブプロデューサー:小竹里美
企画:瀬戸麻理子

望月夏芽:小松菜奈
長谷川航一朗:菅田将暉
大友勝利:重岡大毅
松永カナ:上白石萌音
広能晶吾:志磨遼平
直樹:斉藤陽一郎
蓮目:匠嶺豪一
竜太:伊藤歩夢
航司郎:堀内正美
芽衣子:市川実和子
鉄男:ミッキー・カーチス




小山駅の“きそば”、閉店

2022-01-15 07:56:33 | TV放映
知っている人は知っている、小山駅のきそば店。
そう、新海誠監督の「秒速5センチメートル」にも登場したお店です。



私は小学生の頃から両毛線沿いに住んでおり、
高校生の時の通学にも両毛線(かぼちゃ電車)を利用しました。
部活の軟式テニス(=ソフトテニス)の大会では宇都宮市の西川田運動公園に行くので、小山駅は中継駅として利用し、このきそばを何回も食べたことがありました。
私は月見ソバが好きでした。

両毛線ホームのきそば店はしばらく前になくなり、
今回は最後に残っていた宇都宮線の系列店舗が閉店するようですね。

記憶に刻まれた歴史の一コマになります。


<関連記事>
小山駅も登場 「秒速…」劇中歌が駅BGMに 新海誠監督の代表作、山崎まさよしさんヒット曲のピアノ版
 【小山】JR小山駅でアニメ映画「秒速5センチメートル」の劇中歌となった山崎(やまざき)まさよしさんのヒット曲「One more time,One more chance」がBGMに使われ、利用者に好評だ。
 映画には同駅や両毛線が登場し、「栃木デスティネーションキャンペーン(DC)」期間中の6月まで流れる。
 映画は2016年公開の「君の名は。」を手掛けた新海誠(しんかいまこと)監督の代表作の一つ。07年に公開され、小学校で出会い好意を寄せ合いながらも離れ離れになった男女の再会と心の動きが描かれている。
 DC期間に合わせ、訪れる人に映画の世界を感じてもらい、思い出を残してもらおうとJR大宮支社などが企画。同駅の構内と両毛線のホームで、午前7時~午後10時まで同曲のピアノバージョンが流れている。

小山駅の人気立ち食いそば店が閉店へ 新海誠監督アニメの聖地
 JR小山駅構内の宇都宮線上りホームにある人気の立ち食いそば店「小山駅きそば」が、来年1月14日で閉店する。会員制交流サイト(SNS)には閉店を惜しむ声があふれ、同店には「最後の一杯」を求める客が続々と押し寄せている。
小山駅も登場 「秒速…」劇中歌が駅BGMに 新海誠監督の代表作、山崎まさよしさんヒット曲のピアノ版
 閉店はJR東日本のグループ再編に伴う委託契約の終了のため。今月初めに正式に決まり、閉店1カ月前の14日に委託運営会社の中沢製麺(栃木市平柳町)の中澤健太(なかざわけんた)社長がツイッターで公表すると、瞬く間に広まった。
 「ある程度反響はあるだろうと思っていたが、想像を超えている」と、中澤社長は驚きの表情だ。1日の平均売り上げは閉店公表前の2倍以上、公表直後の週末には1日600杯以上売れたという。
 小山駅きそばは、1950年代前半には今の場所にあった。かつて同駅構内には宇都宮線、両毛線、水戸線のホームに3店舗あった。中沢製麺は1991年から3店舗を運営しており、宇都宮線店は最後に残った同社の直営そば店だった。
 人気に火がついたのは、2007年公開の新海誠(しんかいまこと)監督の短編アニメ「秒速5センチメートル」で、両毛線店がモデルとして登場したころから。「聖地巡礼」で店を訪れるアニメファンが増えた。10年に3代目を引き継いだ中澤社長はネットでの情報発信に力を入れ、旅行雑誌に取り上げられることも増えた。
 昭和を感じさせるレトロなたたずまい、安くておいしい立ち食いそばは、アニメや鉄道ファンだけでない幅広い層のファンを獲得した。
 中澤社長は「いろいろな相乗効果があいまって、あの店が成立したのだと思う。閉店までの時間は短いが、できるだけ多くの方に食べていただきたい」と話していた。

「最後の一杯」求め長蛇の列 新海誠監督「秒速…」の聖地、人気駅そば店が閉店 栃木・小山駅
 人気アニメの「聖地」として注目を集めたJR小山駅(栃木県小山市)構内の立ち食いそば店「小山駅きそば」が14日、最終営業日を迎えた。宇都宮線上りホームにある店の前には、「最後の一杯」を求める客が長蛇の列を作り、会員制交流サイト(SNS)には閉店を惜しむ投稿があふれた。  閉店はJR東日本のグループ会社再編に伴う委託契約終了のため。委託運営会社の中沢製麺(栃木市平柳町)によると、先週末の3連休にはホームに100メートルほどの列が絶えず、普段の平日の3倍以上に当たる1日1千杯近いそばを売り上げた。  中沢製麺は1991年から、かつて小山駅構内にあった3店舗を運営していた。新海誠(しんかいまこと)監督の人気アニメ映画「秒速5センチメートル」で、両毛線ホームにあった店がモデルとなったことがある。  同社の中澤健太(なかざわけんた)社長もこの日、自ら行列の整理に当たった。「この店は多くの人の記憶に刺さっているのだと、改めて感じた」と感慨深い面持ちだった。  天玉そばを食べに来た東京都葛飾区、教員男性(61)は「鉄道マニアの間でも閉店が話題になっていた。チェーン店にはない個性的な店がホームからなくなるのは寂しい」と残念そうに話していた。

小山駅「きそば」閉店 ホームの駅そば、また一つ消える 旅情ある乗換駅からの“新展開”

彼女は夢の中で踊る(2019年、日本映画)

2022-01-11 08:41:45 | TV放映
なんとなくテレビをつけてWOWOWにチャンネルを合わせると、
ちょうどこの映画がはじまったところでした。

なんとなく見ていたら、徐々に引き込まれて最後まで見てしまいました。

需要がなくなり閉館も秒読みとなったストリップ劇場の責任者。
彼がこの劇場主になるまで、なってからの思い出がフラッシュバックし、
現実と混交して進んで行くストーリーです。

この世界に入るきっかけになった踊り子さんとの出会いと別れ。
人間の本性がむき出しになるストリップ劇場の描写。

B級映画のようなベタな設定ですが、
すぐれた演出とセンスのよい映像が、
作品の質を上げていると感じました。

ストリップは女性美の一つの極致(実際に見たことはありませんが)。
映画の中に登場する女性達の裸も美しい。
古くは神話時代の「天の岩戸」に遡る芸能でもありますね。

★ 5点満点中4点。



<解説>
何度も閉館の憂き目に遭いながら復活し続けてきたストリップ劇場「広島第一劇場」を舞台に描くラブストーリー。同じく広島を舞台にした『ラジオの恋』などの時川英之が監督を務め、過去と現在が交錯する恋物語を紡ぐ。『影に抱かれて眠れ』などの加藤雅也がストリップ劇場の社長、『かしこい狗は、吠えずに笑う』などの岡村いずみがヒロインのストリッパーを演じる。
シネマトゥデイ 

<あらすじ>
閉館間近の広島の歴史あるストリップ劇場の社長・木下(加藤雅也)は、かつての華やかだった時代に思いをはせていた。この舞台で引退する有名なストリッパーをはじめ、ミステリアスな若手の踊り子たちが次々と劇場に到着する。やがて最後の舞台の幕が開き、劇場の終わりを目の当たりにした木下の胸に忘れていた過去の恋の思い出がよみがえる。


真夜中の5分前(2014年、日中合作)

2022-01-03 16:05:22 | TV放映
全編を通して感じられる、抑制された雰囲気と映像が心地よく、不思議な余韻も味わえる高品質の映画でした。

双子の間のテレパシーをめぐるストーリー。
美しい双子の姉妹に翻弄される二人の男性。
いや、姉妹自身も翻弄され、自分がアイデンティティが不明瞭になり最後は迷宮入りと・・・という不思議で切ない物語。

★ 5点満点で4点。★ ★ ★ ★ 



<解説> (映画.com
「世界の中心で、愛をさけぶ」「今度は愛妻家」の行定勲監督が、本多孝好のベストセラー小説を映画化した日中合作の恋愛ミステリー。時計修理工の青年リョウは、知りあったばかりの美女ルオランから、彼女の双子の妹ルーメイへの婚約祝いのプレゼント選びを手伝って欲しいと頼まれる。魅力的なルオランにひかれるリョウだったが、ルオランはルーメイの婚約者ティエルンを愛しており、大切な妹への嫉妬心に悩んでいた。リョウはそんなルオランの気持ちを優しく受けとめることで少しずつ彼女との距離を縮めていくが、ルオランとルーメイが旅先で事故に遭ってしまう。三浦春馬が主演を務め、「ドラゴン・コップス 微笑捜査線」の中国人女優リウ・シーシーが双子のヒロインを1人2役で演じる。双子の妹の婚約者役に「台北の朝、僕は恋をする」などで知られる台湾の人気俳優ジョセフ・チャン。
2014年製作/129分/G/日本・中国合作
配給:東映

<スタッフ・キャスト>
監督:行定勲
原作:本多孝好
脚本:堀泉杏
  • リョウ:三浦春馬
  • ルーメイ/ルオラン:リウ・シーシー
  • レオン:ジョセフ・チャン

仕立て屋の恋(1989年、フランス映画)

2021-12-11 22:46:04 | TV放映
「髪結いの亭主」とこの「仕立て屋の恋」という映画、
その不思議な言葉の響きからずっと気になっていました。

そして今回、とうとう「仕立て屋の恋」を見る機会がありました。
しかし内容は浅く、感動は皆無。
個性的な登場人物は興味を惹き、
サスペンス仕立てのトリックや伏線はマニアックで、
好きな人は好きかもしれませんが、
私には響きませんでした・・・残念。

⭐️5点満点で2点。


<解説>(映画.com
殺人事件の容疑者として浮かび上がった、前科を持つ仕立て屋の男イール。しかし彼は犯人ではなく目撃者だった。孤独な生活を送るイールは、向かのアパートに住むアリスを覗き見ているうちに彼女に恋をし、そしてある日、犯行の現場を見てしまったのだった。監督は「髪結いの亭主 」のパトリス・ルコント、音楽は「ピアノ・レッスン」のマイケル・ナイマン。
1989年製作/80分/フランス
原題:Monsieur Hire

花束みたいな恋をした(2021年、日本映画)

2021-12-08 00:13:33 | TV放映
長〜い余韻を残す映画です。
同級生の恋愛が結婚にいかに結びつきにくいのかを考えさせられました。

大学生同士で趣味のベクトルが気味が悪いほどピッタリ合った主人公の二人。
付き合い始めて、ママゴトのような同棲生活に突入します。
この世の甘〜い春を味わいきった二人。

しかし学生生活は終わりを告げて仕送りも途絶え、
生きていくために仕事をしてお金を稼ぐ必要に迫られます。

付き合い始めて3年が経過し、先に目覚めたのは男性の方。
エンドレスの就活でなんとか仕事をもぎ取り、
二人でいるために辛い営業をひたすら頑張り続けます。

一方の女性は、ふわふわした二人の生活を夢見続け、
一旦就職した事務職から華やかなイベント会社に勝手に転職。

堅実な生活を目指していた男性は、不安定な仕事に変えた女性を責めます。
心の余裕がなくなり、二人はぶつかることが多く、
同棲生活から幸せ感がどんどん無くなっていき、
最後には空中分解してしまいます。

とかく同級生の恋愛は成就しにくい。
私もその一例です。

思うに、経済的基盤が固まっていない状態で、
結婚を考える立場に追い込まれると、男性は辛いです。

映画では、同棲生活の3年が、いわゆる“新婚生活”ですね。
結婚生活のことを、漫画家の柴門ふみは「愛の緩慢な死」と表現しましたが、
3年は倦怠期を迎えるに十分な年月です。

ふつうはそのタイミングで子供ができて、家族生活が始まるのですが、
同棲生活ではそのかすがいがありません。

このカップルは円満別離というエンディングですが、ちょっと疑問が残ります。
男性は良いとしても、
ふわふわした同棲生活が続くことを夢見る女性は、
同じことを繰り返すのではないでしょうか。
どこかで大人にならないと・・・。



<解説>(映画.com
「東京ラブストーリー」「最高の離婚」「カルテット」など数々のヒットドラマを手がけてきた坂元裕二のオリジナル脚本を菅田将暉と有村架純の主演で映画化。坂元脚本のドラマ「カルテット」の演出も手がけた、「罪の声」「映画 ビリギャル」の土井裕泰監督のメガホンにより、偶然な出会いからはじまった恋の5年間の行方が描かれる。東京・京王線の明大前駅で終電を逃したことから偶然に出会った大学生の山音麦と八谷絹。好きな音楽や映画がほとんど同じだったことから、恋に落ちた麦と絹は、大学卒業後フリーターをしながら同棲をスタートさせる。日常でどんなことが起こっても、日々の現状維持を目標に2人は就職活動を続けるが……。
2021年製作/124分/G/日本
配給:東京テアトル、リトルモア

監督:土井裕泰
脚本:坂元裕二

出演者:
菅田将暉
有村架純
清原果耶
細田佳央太
韓英恵
中崎敏
小久保寿人
瀧内公美
森優作
古川琴音

⭐️5点満点で3点。

ハチミツとクローバー(2006年、日本映画)

2021-12-08 00:13:33 | TV放映
答えのない混沌状態を描いた青春群像。
公開時はずいぶん話題になったような記憶があります。
15年前の映画なので、出演者が皆さんお若い・・・。

40年昔の青春真っ只中なら響いたのでしょうが、
青春から遠く離れたアラ還おじさんには、響くものがありませんでした、残念。



<解説>(映画.com)
羽海野チカ原作の大ヒットコミックを、櫻井翔、蒼井優、伊勢谷友介ほか豪華キャストで映画化。美大を舞台に、若者たちが繰り広げる“全員片思い”の恋愛模様を描く。浜美大に通う竹本は、いつもクールな真山や変わり者の森田らと共に楽しい学校生活を送っていた。ある日竹本は、華奢な体で一心不乱に絵を描く天才少女はぐみにひと目惚れしてしまう。監督は、「ライフ・カード」のCMなどを手掛けた人気CMディレクターの高田雅博。
2006年製作/103分/日本
配給:アスミック・エース

監督:高田雅博
原作:羽海野チカ

<キャスト>
竹本祐太:櫻井翔
花本はぐみ:蒼井優
森田忍:伊勢谷友介
真山巧:加瀬亮
山田あゆみ:関めぐみ
原田理花:西田尚美
花本修司:堺雅人

⭐️5点満点で2点。


糸(2020年、日本映画)

2021-12-07 23:55:07 | TV放映
心に沁み過ぎます。
今年見た中で、ナンバーワンの映画でした。

人生の中で、人と人を繋ぐ“糸”。
それは時にほつれて、切れてしまうかもしれない。
でもそうしたら、別の人と繋がることもある。
それを繰り返すのが人の一生・・・。

中島みゆきの歌をバックに、
主人公たちが、苦境に負けそうになりながらも“糸”の相手に励まされて生き抜いていく様は感動を呼びます。

中学生の時に守れなくて離してしまった手。
それを一生負い目に感じて生きている一人の男。

紆余曲折というより、波乱万丈の波に揉まれて、
その手を繋ぎ直すことができたラストに感謝します。

みんな、そんな思い出があるのではないでしょうか。



<解説>(映画.com
1998年にリリースされた中島みゆきのヒット曲「糸」をモチーフに、菅田将暉、小松菜奈演じる平成元年に生まれた男女の18年間を生活者からの視点から見た平成史とともに描いていく、瀬々敬久監督作品。平成元年生まれの高橋漣と園田葵。北海道で育ち、13歳の時に出会った2人は初めての恋をするが、葵は母親に連れられて北海道を去ってしまう。8年後、21歳になった漣は、友人の結婚式のため訪れた東京で葵との再会を果たす。しかし、漣は北海道でチーズ職人、葵は東京、沖縄へと自分の世界を広げ、2人は別の人生を歩み始めていた。さらに10年の時が流れた平成最後の年、2人は運命の糸によってふたたびめぐり会うこととなる。漣役の菅田、葵役の小松のほか、斎藤工、榮倉奈々、山本美月、倍賞美津子、成田凌、二階堂ふみ、高杉真宙らが顔をそろえる。
2020年製作/130分/G/日本
配給:東宝

  • キャスト:菅田将暉、小松菜奈、山本美月、高杉真宙、倍賞美津子、二階堂ふみ、成田凌、斎藤工、榮倉奈々ほか
  • 監督/瀬々敬久

私は榮倉奈々さんの演技に脱帽しました。
「余命一ヶ月の花嫁」の再現です。

⭐️ 5点満点で5点。

ブレイブ〜群青戦記〜(2021年、日本映画)

2021-11-20 22:45:30 | TV放映
タイプスリップ物です。
まあよくある設定で、古くは「戦国自衛隊」という日本映画もありました。

この映画では戦国時代に高校と生徒だけが移動し、
血で血を洗う戦いに巻き込まれます。
高校部活のエリートたちが、鍛錬したスキルを使って武士たちと対峙します。
とうぜん、アメフトのタックルや野球の硬式ボールが刀や槍に敵うわけありません・・・。
信長、秀吉、家康などが登場し、歴史が変わる、いや変わらないと混乱状態。

戦闘シーンに興味がないので、展開が読めてしまう浅い内容設定に途中で飽きてしまいました。

⭐️ 5点満点で2点。


<解説> (映画.com
集英社「週刊ヤングジャンプ」で連載された笠原真樹原作の人気コミック「群青戦記」を、「踊る大捜査線」シリーズの本広克行監督が実写映画化。新田真剣佑が単独初主演を飾るほか、三浦春馬、松山ケンイチら実力派キャストが集う。スポーツ名門校で弓道部に所属する西野蒼は目立つことが苦手で、弓道場で練習に打ち込むばかりの日々を送っていた。幼なじみの瀬野遥は、そんな蒼のことを心配している。ある日、1本の雷が校庭に落ちた直後、突如として校庭の向こうに城が出現、校内には刀を持った野武士たちがなだれ込んでくる。全校生徒がパニックに陥る中、歴史マニアの蒼は、学校がまるごと戦国時代、しかも“桶狭間の戦い”の直前にタイムスリップしてしまったことに気づく。織田信長の軍勢に友人たちを連れ去られた蒼は、後に徳川家康となって天下統一を果たす松平元康と手を組み、野球部やアメフト部の選抜メンバーたちと共に立ち上がるが……。主人公を導く松平元康(後の徳川家康)を三浦、彼らの前に立ちはだかる織田信長を松山がそれぞれ演じる。
2021年製作/115分/PG12/日本
配給:東宝