新・定年オジサンのつぶやき

残された日々をこの世の矛盾に対して勝手につぶやきます。
孫たちの将来に禍根を残さないよう、よき日本を「取り戻したい」。

アメリカンブラックジョーク?!

2019年02月16日 12時04分47秒 | マスメディア

学生時代、初めて麻雀を覚えたての仲間の中に、1人だけ高校時代から麻雀をやっていたという同期がいた。
 
確かに「一日の長」があり、彼は素人同然のわれわれにはほとんど負けなかった。
 
その彼が、卓を囲んだ時に、たまに「ヨシ、これで決め打ちしよう」などと口走っていたことを思い出す。   
 
それは彼が和了した時に、周囲は「そんな役を狙っていたのか」と改めて感心したりしたものであった。
 
その時の「決め打ち」とは、特定の「役」を狙うと決めて、それに向けて「狙い撃ち」したり「ピンポイント」で牌を集めることであった。
 
それでは、新聞記者が定例記者会見で政府側に特定の問題に対する回答とか見解を求める時には、一定の「決め打ち」をする行為は批判されることなのか?
 
決め打ちしないで、漫然と「最近の北方領土問題に対する政府の姿勢をおたずねします」というユルい、ヌルい質問をすれば、「待ってました」と言わんばかりの紋切型の回答しか返ってこないのは火を見るよりも明らかであろう。
 
この場合は、「以前から、外務省は4島の一括返還といっていたのが、安倍晋三首相は2島返還になぜ変更したのか」と質問すれば、当然ながら「本音」は言えず答えに窮することは想像に難くない。
 
その姿を広く国民に知らせる役目をジャーナリストは担っているはずである、否、「はずであった」。
 
しかし、内閣記者クラブ主催の菅義偉官房長官との定例記者会見は、かなり長い間「形骸化」されており、記者の質問は菅義偉官房長官が応えやすい内容がほとんどであった。
 
そこで質問する記者は全員、政治部の記者であり、会見後は菅義偉官房長官を囲んだ「オフレコ談義」というのがあり、そこで本音を探るという風習が続いていたわけである。
 
そんな悪習を打ち破ったのが、東京新聞社会部出身の望月衣塑子記者であった。
 
政治部連中の中に、社会部のそれも女性の記者が入って質問するというのも異例のことであった。
 
そんな一種の「男社会」に一石を投じたことが、既得権益にすがっていた他社の政治部記者たちからも疎まれていた。
 
もっと疎んじたのが言うまでもないが、毎回、ただちには回答しかねる核心に迫る質問をされる菅義偉官房長官であった。
 
ついに、苦し紛れの行動に出始めた。
 
官邸、質問に矛先なお 東京新聞記者巡り『取材じゃない。決め打ち』」 

明らかなのは、多くの不祥事まみれの安倍政権には、ゆとりも寛容の精神も全くないということであろう。
この問題は本人が書いていたこの本を読めばより鮮明になるかもしれない。
幸なことにこの本はまだ政府から販売禁止されていない。

しかしこんな動きもあり要注意である。

 
さて、トンデモないニュースが飛び込んできている。
 
ノーベル賞に『安倍氏から推薦』=トランプ米大統領が会見で言及
 
たしかに確認すると本当のようである。
安倍晋三首相の声はまだメディアには出ていないが、これは恐らくはこんなことであろう。
もっとも日本国内の反応は様々なのだが、安倍晋三をほめ殺すこんな風な見方もある。
それにしても、議会承認を得ないでメキシコ国境での壁建設費を捻出するため、「国家非常事態」を宣言する米国のトランプ大統領も、1人の記者に対して組織ぐるみで発言を封じようとする安倍政権も、既に常軌を逸している域に入り込んでいるようである、とオジサンは思う。
 
   


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