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花梨ブログ

花梨のことなんでも、かんでもあり!花梨ワールドへGO !

スカスカの感触 花梨の果肉

2005-12-14 10:17:39 | Weblog
もぎたてから3週間経った花梨の実を包丁で切ってみました。表面には蜜が出て「ぬめり感」「べたべた感」があります。

包丁の刃がスーと入って、芯部分でとまりますが、峰部分に片手を添えて押し下げると、きれいな輪切りの断面が現れました。

果肉を一部切り取って口に含みました。スカスカした感覚が口の中に広がります。梨の果肉の甘い汁がほとんど抜けてしまったような感じです。

このスカスカ感触は、蜂蜜漬けにした花梨の果肉でも同じです。とろりとした蜂蜜の甘さがしみこんだはずですが、薄いスポンジか紙でもかんでいるみたいな感触だけが後味として残ります。

砂をかむようなは味気なさを言い表す表現ですが、花梨の果肉をかむようなは期待はずれを言い表す新しい表現にしてもいいぐらいです。芳しい香りと果肉のスカスカ感の天と地ほどの落差を、花梨の実を切るたびに実感します。   

小さな幸せ 一杯の花梨酒

2005-12-12 21:02:31 | Weblog
寒風の中を仕事から帰り、夕食を支度し、食後のテレビ視聴を経て、お風呂にゆっくりとつかる。湯上りの楽しみの一つが、ウイスキーのストレートグラスに入れた花梨酒を静かに飲むこと。

この花梨酒は3年ものという触れ込みで友人からいただいた。3年ものと言うと聞こえはいいのですが、友人がいくつもガラス瓶に花梨酒をつくり自分で飲んだり、人に分けたりした残りの瓶を台所の収納庫に入れていたのを忘れて歳月が過ぎたというのが真相です。

甘さを抑えるため氷砂糖を少なめにしたらしい。ストレートグラスに花梨酒を注ぐと、色合いだけはウイスキーそのもの。香りもアルコールと花梨が混じったような感じ(当たり前ですが)。

ゆっくりと口に含むと、花梨の酒という感じがしません。事前に花梨酒だと知っていなければ何の果実酒かを言い当てることができないほどです。利き酒ができる方はすぐに果実は何を使ったとか分かるのでしょうが……。味は後味を含め、いいです。

お風呂とストレートグラス一杯の花梨酒が、冬場の就寝前にささやかな幸せを感じるひと時となっています。

ホスピス病室の花梨

2005-12-10 16:50:13 | Weblog
末期がん患者のための終末医療施設ホスピスを初めて訪ねました。

知人のお父様が入院しているため、盛り花を持ってのお見舞いです。

八十代前半で、過去何回か知人ともども一緒に食事をしたこともあり、元県庁マンで笑顔が素敵なお父様です。

個室に入ると、ブルーのイルミネーションで飾り付けされた高さ2メートル以上のクリスマスツリーが目に入りました。突然のお見舞いに真紅のパジャマ姿のお父様は当初きょとんとした表情でした。お父様は眼鏡を外していたので誰が訪ねてきたのか、よく分からなかったのかもしれません。

赤いパジャマは少しでも明るい気分ですごせるようにと、知人がサンタクロースカラーのものを街中のお店で探してきたそうです。

付き添いのお母様といろいろと話していると、お父様が寝床を出て室内にある手洗いによろよろと歩いていきました。しばらくしてお母様が「手洗いから出て来るのが遅いね」と知人に様子を見てくるよう促しました。

お父様がしっかりとした足取りで出てこられ、髪にきちんと櫛を通された「整髪」した姿で戻られました。いつもの眼鏡をきちんとかけていました。声は小さく弱弱しかったですが、表情に笑顔が見られ、ほっとしました。

部屋にはお見舞いの品がいくつもありました。お花やお菓子などの中に花梨の実を二個見つけました。小ぶりで色は黄色ではなく青っぽく(緑っぽい)、香りはあまり感じませんでした。

お見舞い客か、お父様の家族か、どなたかが持って来たのでしょうか。芳しい香りを少しずつ漂わせ、お父様が少しでもいい気分になってほしいなあと思いつつ病室を後にしました。

帰り際に寝床で横になったお父様と握手しました。

柔らかく温かい感触が伝わってきました。








木枯らしの季節に花梨の春を想う

2005-12-05 17:41:20 | Weblog
昔と比べて暖冬と言われてますが、北風の季節は気分的に閉じこもりがちになります。

木の葉が寒風に吹き飛ばされているのを窓から眺めていると、これから冬本番に入っていくというのに、春の到来を待ち望んでしまいます。

電動紡ぎ機を自作し、1995年にハンズ大賞でマインド賞をもらった「すみ 春魚さん」のパソコンイラストブログ「パソコンでお絵描き」の中にきれいな花梨の花の絵がありました。ブログの題名通り、パソコンを使って作品づくりの仕方を公開しています。

写真だと被写体が主人公(主体?)になったりしますが、絵になると描き手の個性が強く出るような感じがします。描き手の気持ちや感性が作品からにじみでてきます。

この作品を眺めていると、気持ちが和らいできます。本当にいい色合いですね。

冬来たりなば春遠からじ。

木枯らしの季節に受験や資格を取るために勉強している人たちにささやかながら応援の声をかけたくなります。

お金をカリン!?

2005-12-03 10:04:51 | Weblog
花梨を庭に植えて借金がない身軽な生活を送ろうと願ったのでしょうか。

花梨を庭に植えると借金しなくなるという「言い回し」があるのを初めて知りました。花梨(かりん)という発音を「(金を)借りん」に転用して、昔の人たちは言葉遊びや験(げん)を担いだんでしょうね。


初代が宝暦2年(1752)に創業したという福島県二本松市の造り酒屋「大七(だいしち)酒造」のHPの中に「金をカリン」のエピソードが出てきます。

内容はこうです。

四代目が、落雷で半身が大きくえぐられた形になった花梨の巨木を殿様から戴いたそうです。雷が一度落ちた木には二度とは落ちないだろうと験を担いだのと、「金は借りん」という意味を込めて、「外に樫(貸し)」「内に花梨(借りん)」を家訓とし、戴いた花梨を中庭に植えたということです。

単純計算しても、樹齢100年を優に超える花梨は現在も健在で、冬場の写真なのでしょうか、葉が落ちて太い幹と逆立ったように空に伸びた枝ぶりがちょっと怖い写真がHP内に掲載されています。

「外に樫(貸し)」「内に花梨(借りん)」という家訓はいかにも商いをされる方の発想という感じで、経営で使う借り方、貸し方の貸借対照表を連想しました。大七酒造は現在十代目だそうで、企業の存続に花梨の効用もあったのでしょうね。

花梨の化粧水

2005-12-02 17:38:16 | Weblog
花梨の化粧水に触れたブログがいくつかありました。

元宮内庁御用達の香水職人で95歳のおじいちゃんが花梨の種を材料にして手作りしているのだそうです。発端は手荒れのひどい家族のために研究し、作り出したとか。

発売元の「久邇(くに)コーポレーション・ルリ」のHPの中に商品説明がしてありました。

まず成分はクインシードエキス(花梨の種のエキス)、アルコール、水酸化カリウム、グリセリン。オイルフリーで、保湿や消炎、殺菌作用が高いと特徴が書かれてました。

「色止め、着色剤は一切使っていません。混合肌の部分ケアにも最適。ひじやかかとなど乾燥のひどい部分につけてもOK。もちろん全身にお使いいただけます」とあったので、試しに200ml(消費税込み2100円)サイズをネットで注文してみました。

ほのかに花梨の香り(?)がするようです。多少のベタつきを感じますが、これも特徴なのかなという程度です。使い始めなので、評価はもう少し使ってみてからにしたいと思います。










花梨の巨木

2005-12-01 11:23:03 | Weblog
樹齢を重ねた大きな木の前にたたずむと、霊気みたいなものをいつも感じます。

神社や寺院の境内で楠や銀杏の巨木を目にすると、存在感の大きさがひしひしと伝わってもきます。

歳月を経るにつれて人は老いて弱っていくのに、ひたすら成長を続ける樹木たち。巨木には、台風や伐採などの災いを免れて、今ここに在るという「運の強さ」とたくましい生命力が幹の中に宿っているようです。

屋久杉をはじめ、楠や銀杏、欅(けやき)の巨木の実物を見たことはありますが、花梨の巨木は未だ見たことがありません。先だって園芸店で買って庭に植えた3年ものの苗木や知人方の庭にある高さ4メートルほどのものぐらい。

樹齢100年を超える花梨の巨木が京都の護王神社のHPにありました。京都御所の西側、蛤御門の向かいに鎮座する神社の表門の北側にそびえ立っているそうです。

京都巨樹名木百選の一つという折り紙付きで、ぜんそく封じのご神木とか。花梨の実はほぼ3年周期で豊作・平作・不作を繰り返すという。

京都市観光文化情報システムのHPの中に外観写真があります。高さ14メートル、幹回り1・5メートル。見る限り老木という感じはしなくて、若々しい感じに写っています。

神社の所在地(鎮座地)は京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町。京都の風情が伝わってくるような由緒ある地名です。京都を訪ねた時に行ってみたいと思います。  






花梨の話 2題

2005-11-29 10:42:55 | Weblog
花梨の話題を他の方のブログで読ませていただいてます。

その中でちょっと面白いなと思えたブログを2つほど紹介してみます。

一つはSARIさんのブログ「Soft 暮らしを愉しむための ほんのちょっとのエッセンス」の中にあったハロウィン花梨。

自宅の庭になった花梨の実を使って、「おばけかぼちゃだぞー」のパンプキンではなく、「変な顔だぞー」のハロウィンスタイルに変身(変実)してました。

写真を見ただけで、かわいい遊び心に笑みが浮かびます。芳香漂うハロウィン花梨はインテリアにもなりますよね。

飲食という実用中心の使い方に頭を使ってしまいがちなのですが、花梨のこんな使い方があるなんてとあらためて気づかされました。

こういうのを「コロンブスの卵」と言うんでしょうか。柔軟で楽しい発想ができることは素敵です。

花梨の実にお絵かきや貼り絵をしたくなってきます。


もう一つはフードコーディネーターRicoさんのブログ「Utile Dulci」です。タイトルは「フランス的に花梨を食べたい」

蜂蜜漬けの花梨の話なのですが、使う蜂蜜がこれまで大事にしてきたフランス産なのです。フランスという言葉が入っているだけで、なにかしら優雅な響きになってしまいます。

フランス産蜂蜜漬けの花梨。中国産、日本産、フランス産の3つの蜂蜜のうち1つを使うとしたら、「安心安全」な日本の蜂蜜という方もいらっしゃるでしょうが、一度はフランス産蜂蜜を使って優雅な気分を味わってみたいなとも思ったりします。

イメージの魅力と魔力に本当に影響されやすいですね。パリ産蜂蜜漬けの花梨とか、軽井沢産蜂蜜漬けの花梨とかがあると、他の蜂蜜漬け花梨と中身は同じでもついつい手が伸びて買ってしまいそうです。いや、多分買うでしょうね。





花梨を植える

2005-11-28 20:06:00 | Weblog
園芸店に行って花梨の苗を1本買ってきました。

苗には「かりん」と書かれた苗札が付いています。黄色が鮮やかな花梨の実がカラー写真で印刷されています。

苗木が3本売られている中で、小さな葉が先端付近の幹からいくつか出ているのを選びました。消費税込みで1365円でした。

3年ものの苗木です。高さ135cm、幹の最大直径2・5cm(根元付近)、最大幹回り5cm。

苗札の裏側には、鉢植えと庭植えの場合の注意書きがあります。

庭植えの場合を見てみました。

「寒さに強く強健ですが、真夏は葉焼けすることもあり、西日が当たらない所が好適です。肥料は堆肥など有機質肥料を元肥に追肥は鶏ふん、油かす等を春と秋に与えます。特に秋の実の成る頃は多量に与えて下さい」

西日が当たらない庭の一角にスコップを使って穴を掘り植え込みました。

背筋をピンと伸ばして立つ花梨。まずは根付いて冬場を乗り越えよう。

花梨という名の「家族」が増えました。




カリンポリフェノール

2005-11-27 21:56:42 | Weblog
花梨の実に含まれるポリフェノール、すなわちカリンポリフェノールが喉のイガイガを鎮めるのにいいといった記述が、花梨を使った飲食物を扱う業者のHPや個人のブログの中にありました。

ポリフェノールという言葉。赤ワインに多く含まれて「体にいい」といった宣伝をワイン業者らが始めてから知りました。その後、チョコ(ココア)などの飲食メーカーもポリフェノール入りの効用を強調した宣伝をするようになってるみたいです。

カリンポリフェノールもこうした一連の宣伝の流れの中で出てきたみたいで、「なんとなく体にいい成分なのかなー」と理解していました。

あらためてポリフェノールって何?と問われると、「えー、そのー……」と答えに窮しほとんど何も知らないことに気づきました。

それで調べてみました。結果は「なるほど!」と「えっ!?」の二つ。

香川県中央生活センターのHPでは「ポリフェノールとは、普段食べている食品(植物)に含まれている成分の1つで、比較的古くから知られている物質です。たとえば、ブドウ,ブルーベリー、紫イモなどの色素アントシアニン、緑茶のカテキン、そばのルチン、大豆製品のイソフラボンなど耳にした事がある物質の総称です。最近,ポリフェノールのもつ抗酸化作用が、体内の活性酸素を減らし、生活習慣病やストレスに効果があるという事で注目されています」としています。

「なるほど!」です。

ところが、これには続きがあります。

「ワイン、チョコレート、ココアなど人気がありますが、身体への影響や代謝の過程,必要な摂取量などはほとんど明らかになっていません」


「えっ!?」です。 目が点になってしまいました。もう一度読み直しましたが、同じです。


ポリフェノール含有食品のテスト結果をHPに掲載している和歌山県消費生活センターの消費者へのアドバイスも「えっ!?」です。

「ポリフェノールを含む等の表示のある商品が増えてきていますが、ポリフェノールについてはまだまだ研究段階であり、効能やどれだけ摂取すれば効果があり、どれだけ摂取すると身体に悪い影響を与えるか等については、はっきりと分かっていません。 日頃から健康に気を配っている人も配っていない人も、「健康によい」と聞くとその食品を以前より意識して多く摂取したくなったり、自己満足したりすることが多いようです。しかし、ポリフェノール類は野菜や果物に含まれており、また、どんな食品にも優れた栄養成分があるので、同じものを沢山食べるのではなく、いろいろなものを適量、バランス良く食べ、適度に運動することが健康に一番良いことだと再認識し、自分のライフスタイルを見直して健康を維持する努力をしましょう」

目がこんな[・・]感じになったままになります。

花梨飴

2005-11-26 18:30:38 | Weblog
冬場の喉のイガイガ予防や既に喉がいがらっぽくなっている方には、カリン飴。市販品もありますが、まずは自家製に挑戦するのもいい。

HP「神奈川県農業技術センター」にカリン飴の作り方が紹介されています。写真付きレシピに併記してある「作り方のアドバイス」が恐ろしく懇切丁寧で、失敗のしようがないほどです。


作り方(カリン1㎏、水2リットル、砂糖1.5㎏)の流れは

①カリンを水洗いする。


②傷んだ部分や腐敗している部分を取り除き、粗く切る。
  

③ステンレス製の鍋にカリンと同量の水を入れて加熱する。最初は強火で、煮立ったら弱火にして、1時間くらい煮る。
 

④木綿の目の詰んだ布巾を二重にして、煮汁を漉しとる。


⑤漉しとった煮汁をステンレス製の鍋に入れて、砂糖を加えて焦がさないように煮詰める。
 

⑥攪拌しながら加熱を続け、時々煮詰め具合いを確認し、良好な煮詰め具合になったら、殺菌したガラス瓶にカリン飴を入れる。


⑦ふたを軽くして脱気殺菌する。


⑧脱気殺菌が終了したら、ふたを堅く閉め、倒立放冷する。


⑨倒立放冷が終了したら、流水で冷却し、カリン飴が冷えたら、ビンの外側の汚れを完全に洗い落とし、水を拭き取り、冷暗所に保存する。
 
以上がレシピです。以下が失敗しないためのアドバイスです。

▼煮汁の漉しとり
目の詰んだ木綿の布巾をストレーナーやザルの上に置き、煮汁を注ぎ、汁を漉しとります。煮汁が漉せたら、煮込んだカリンを布巾の上にのせ、布巾で包み込み、圧搾します。カリンは煮込んでも軟らかくなりませんが、揉み込んだりするとカリンのパルプが布巾の目から漏れ出てくるので、液が濁ってしまいます。手のひらで包み込みながらゆっくりと圧搾し、濁りが出そうになったら搾るのはやめて下さい。漉し液が濁ると、カリン飴も濁ってしまいます。
 カリン1kgに対し水2リットルを用いると、濾し液は2リットルくらいとれます。このときの漉し液の糖度は2~3%です。

▼砂糖
 砂糖は上白糖、グラニュー糖を使って下さい。透明感を出したいならば白ザラメやグラニュー糖がおすすめです。

▼煮詰め具合
 漉し液に分量の砂糖を加え、焦がさないように煮詰めて下さい。加熱中に表面にアワ・アクが出てくることがありますが、アワ・アクが出てきたら、レードルですくい取って下さい。
 漉し液2リットルに砂糖1.5kgを加えて煮詰め、全体で2.5kgになると糖分が65%になり、少しトロトロしてきます。さらに1.9kgくらいまで煮詰めると糖度80%になり、ゼリー状の飴になってきます。煮詰め具合はどの様な利用をするのかを考えて、決めて下さい。スプーンですくって喉に流すなら少しサラサラした感じ、口に入れて舌の上で溶かすのなら軟らかいゼリー状の飴が良いでしょう。

▼アク取りの隠し技
加熱を終了し、レンジからおろすと表面にアワ・アクが浮いて来ることがあります。このアワ・アクがビンに入ると見た目が非常に悪くなってしまいます。このアワ・アクを取るため、飴の表面にラップフィルムまたはアルミホイルをのせるとアワ・アクがついてしまい、アワ・アクのない、きれいな飴となります。

▼容器
 カリン飴の保存容器としては140cc程度の広口ビンが優れものです。フタは新しいものを使って下さい。
 耐圧、耐熱性のプラスチック袋も保存容器として利用できますが、長く保存するとガラスビン保存に比べて香りが悪くなってきます。

▼ビンに詰めたカリン飴の管理
 冷暗所に保存することが肝要です。フタを開けなければ長期間の保存ができます。





花梨の芳香 神様の贈りもの

2005-11-25 12:00:50 | Weblog
食べ物の食感を決める味や舌触りが×とも言える花梨が、果実として人に存在感を与え、これまで木として「生き残ってきた」のは、芳しい香りがあったからかもしれない。

香りに引かれて人が手にし、生食には不向きとされた後も、人がなんとか生かせないかと思慮した揚げ句、果実酒の材料として命脈を保つ。あの香りがなかったら、花梨の魅力は半減か、それ以下だったかも。

総合香料メーカーの長谷川香料が花梨の香りを分析している。

▽フルーティーな匂いのエチルヘキサノエートやエチルオクタノエートなどのエステル類

▽青葉の匂いのシス-3-ヘキセノール(別名青葉アルコール)

▽スミレの花のような香りのβ-イオノン

これらを含めた香気成分が、あの芳香を作り出しているという。

化学には詳しくないため、「ふーん」としか言いようがないです。

果実の中でこれほどの芳香を花梨にもたらしてくれたのは、大げさですが、神さまの贈りものなのかなと思ってしまいます。

この地上で生き延びるための術(すべ)みたいなものさえ感じてしまいます。鳥には羽を、獣には四本足や優れた臭覚を、人には知能を、そして花梨には香りを。

生命と言うか、生命力みたいなものを作り出したものの存在を感じるとともに、命あるものを慈しむ優しい気持ちが広がってきます。

定番 花梨酒

2005-11-24 17:21:08 | Weblog
実を生で食べるのに適しない花梨。活用法の定番中の定番は、やはり花梨酒。
わが家の雑煮、わが家の味噌汁、わが家のカレーライスと同じく、各家庭に嗜好や味付けが異なる「わが家の花梨酒」がある。

一般的な花梨酒づくりは、ネットや果実酒の本を含めて甲類焼酎(ホワイトリカー)を使ったものが多いようです。日本蒸留酒酒造組合のサイト果実酒くらぶを参考にまとめてみました。

レシピの材料・糖類の分量はホワイトリカー1.8リットル当たりの目安で、容器(広口ビン)は市販の4リットルビンを使用

▼材料は
①かりん 1キログラム
②氷砂糖(蜂蜜1カップ、果糖なら1割減) 200~300グラム
③35度 甲類焼酎(ホワイトリカー) 1.8リットル


▼作り方は
①花梨は熱めのお湯の中でタワシを使ってよく洗い、2、3日して表面に蜜がにじみ始めると輪切りにして漬けこむ。
②1カ月で飲めるようになるが、熟成には6カ月以上が必要
③6カ月が経過した後は実を取り出し、お酒をこして別の瓶に移し替える

花梨酒づくりをしている方によって、花梨や氷砂糖(蜂蜜、果糖)の量にそれぞれ加減があると思います。

以上が甲類焼酎(ホワイトリカー)を使った花梨酒の基本レシピですが、こだわり派?の方の中には、甲類焼酎ではなく乙類焼酎を使い、氷砂糖ではなく果糖やアカシアの蜂蜜(果糖が多いとか)を使うというのもあるようです。

酒屋さんのHP「jizake wine .com」の中においしい果実酒のつくり方として紹介されています。果糖を使う理由として「砂糖と違い、体内中のカルシウムを消化しない。甘みが強い分、量を減らす事ができるのでカロリーが低くヘルシー」だそうです。このサイトには果実酒の作り方10箇条と題したお役立ち情報があり、参考になります。

ここまでこだわるかどうかは、人それぞれとしか言えませんが、知っておいて損はないのかなとは思います。

もしも花梨の実が柔らかくおいしくて生でがぶりと食べることができたとしたら……。それでも花梨酒は「定番の王様(女王?)」として不動でしょう。


※参考までに焼酎の甲類と乙類の違いは、「焼酎どっとねっと」によると以下の通りです。

昭和28年現行の酒税法が制定された時に、焼酎に「甲類」「乙類」という二つの区分が設定されたことによるものですが、この二つの区分は主に製法(蒸留方法)上の違いによります。

「甲類」は「連続式蒸留機」でつくった純度の高いアルコールを、水で36度未満に薄めてつくられる焼酎です。無色透明でアルコールのにおいが感じられず、ほのかな甘みと丸味があり、全体として爽快な味わいが楽しめます。梅酒など、家庭用果実酒の原料としてホワイトリカーとして名付けられています。

「乙類」は「単式蒸留機」で蒸留したアルコール分45度以下のものを指し、「旧式焼酎」とも呼ばれ、古くからつくられている伝統的な焼酎です。主原料となる、いも、米、麦、そばなどそれぞれの素材の味を生かした昔ながらの焼酎で、これを「本格焼酎」と呼んでいます。

製法が異なることで、お酒の持つ風味、楽しみ方にも違いがあるといえます。



花梨ジャム Ⅱ

2005-11-22 14:09:00 | Weblog
花梨ジャムづくりをブログ「マーブルとゆかいな仲間たち」でも見つけました。筆者の泉英♪さんにお願いしてアドバイスを含めたレシピを教えていただきました。

花梨ジャムレシピ

・かりん(皮をむき芯を取った実の分量)・・・500g
・グラニュー糖            ・・・250g

1・かりんを8等分を半分に切りグラニュー糖をまぶし2時間程置いておく
2・鍋に移し中火で煮詰めていく
3・スプーンまぜて鍋の底が見えてくるようになったら火を止めてレモン汁を1個分入れる

火の加減をちゅうちょして弱火で煮詰めたらかりんは渋味が出てくると分かりました。煮詰めていくとスプーンの裏でつぶせるようになりますが、ここまで煮詰めるとカリンが渋くなる。程よくおろしがねで擦るか、フードプロセッサーにかけるかをお勧めします。なるべく火にかける時間を少なくしたほうが私は良いと思います。

レシピありがとうございました。火加減、煮詰めの具合などがコツのようですね。

かりんの花言葉

2005-11-22 11:07:02 | Weblog
花梨の花言葉をネットで探した。

花言葉サイトでは、「かりん」は11月1日が誕生日花となっているところが多かったです。

花言葉として「唯一の恋」や「可能性がある」「豊麗、優雅」などがありました。

唯一の恋? 意味が不明です。一途な恋ということなのか、それとも人生に一回しか恋がないのか。よく言えば、いろんな意味合いを連想させる花言葉です。

可能性がある? これも意味がよく分かりません。なんの可能性があるのかな?

豊麗、優雅? 「かりん」の花や実から豊麗を連想するのは、かなりの感性か感覚がいるような気がします。なにか違うなあという後味の悪さが残る花言葉です。

どうも、この「かりん」は「西洋かりん」ことマルメロを想定した花言葉のようです。マルメロだとしても、唯一の恋や可能性がある、という花言葉はどうもぴんときません。

そもそも花言葉は誰が決め、誰が書くのでしょうか?