花梨ブログ

花梨のことなんでも、かんでもあり!花梨ワールドへGO !

花梨と俳句

2006-02-28 13:57:17 | Weblog
17文字で取り組みやすいこともあって俳句をたしなむ年配の方がたくさんいます。そんな方たちの作品に花梨を詠んだものがあるとほほえましく親しみがわきます。

花梨の季語は秋。芳香がたち、黄色く美しい果実がなる秋が花梨の存在を強く印象づけるためでしょう。ピンク色のかれんな花を咲かせる春の花梨も魅力的なのですが……。

かりんの実 天賦をとめの 薫りの実

俳人・中村草田男の一句です。花梨の芳香が見えてくるような作品ですね。

花梨の外国語名

2006-02-27 11:55:43 | Weblog
花梨こと「かりん」は日本語ですが、外国語ではどう言うのでしょう。

中国原産ですから、まずは中国語を調べたら「木瓜」。

次いで英語では「a Chinese quince」。

参考までに学名は「Chaenomeles sinensis」。

さてさて、このブログ以外で使う機会があるでしょうか。

最初で最後のような気がします。

クラフト素材としての花梨の枝

2006-02-27 10:22:10 | Weblog
クラフト(工作)素材として、花梨の枝がネット通販で出てました。

ウメ、カキ、カエデ、ケヤキの枝と並んでいます。

「果樹のカリンです」との注釈付きでした。家具材の「カリン」とは違いますよというお知らせみたいなものですね。

枝の長さ110センチ・約10本で1300円。

同じく枝の長さ80センチ・約15本で1300円。

花梨の枝でどんなクラフトができるのでしょうか。ちょっと気になるところです。







花梨チップ

2006-02-26 22:37:17 | Weblog
ポテトチップならぬ花梨チップがネット紹介してありました。スカスカだった花梨の果肉のうまい活用法とも言えます。

材料は
花梨シロップの瓶から取り出した果肉 100グラム
砂糖水                50グラム
グラニュー糖             好きなだけ

調理は
▼花梨シロップの瓶から取り出した果肉に水50ccを加えて圧力鍋で煮る。圧力釜のシューという音が鳴り出したら火を止める。

▼別の鍋で砂糖を水50ccに溶かしてとろ火で煮る。泡が出たら圧力釜で煮た果肉と混ぜる。

▼混ぜた果肉を一枚ずつ取り出してグラニュー糖をまぶせば出来上がり。




花梨という名の女

2006-02-21 17:57:06 | Weblog
ネットの無料占いで本名を花梨に差し替えて姓名判断をしてみました。

総合運

   故郷から遠く離れて能力を発揮・成功を収める。頭が良くて潜在的な成長
   とが合わさって、強運現象が現れる社交家タイプ。年長者に可愛がられ貧
   困や逆境からの脱出が大変早い。旅行好きで金銭運も強い。

家庭運

   女性は手先が器用で頭が良くて真面目で努力家。


外からの印象

      面長であごが少し尖った美男美女タイプ。目と髪が素晴らしく魅力的
      でどことなく近寄りがたい雰囲気を持つ。人見知りは強いが、誠実で
      義理堅い。

頭が良くて美女!!! 本名を花梨にした方がいいようですね。




花梨ピール

2006-02-14 11:17:12 | Weblog
花梨の砂糖漬け、いわゆるピールの作り方がネットにありました。オレンジピールというのは聞いたことがありましたが、やはり花梨にもあったのですね。

ユーゴスラビア料理として紹介されていました。

レシピを見ると、

▼花梨 1.5~2kg
▼水  300ml
▼オレンジの皮 1個分すりおろしたもの
▼レモンの皮 1個分すりおろしたもの
▼シナモン 小さじ1
▼チェリーブランデー 大さじ1
▼砂糖 750g
▼刻んだミックスピール 100g

調理法は、
①花梨を4つに切って、芯の部分を除く。
②浅鍋に並べ、水を加え、弱火で45分煮る。
③こす。果肉の分量をカップで量り、メモしておく。
④果肉を大きなボールに入れ、オレンジピール、レモンピール、シナモン、チェリーブランデーを加え、覆いをし、1晩おく。
⑤500gの果肉に対して200~250gの砂糖を加え、よく混ぜる。
砂糖が溶けるまで、中火で煮る。
とろみがつくまで弱火で煮、まわりについたものをのぞきながら、頻繁にかき混ぜる。
⑥オーブンを、100~110℃に余熱する。
⑦クッキングペーパーを敷いた型を2つ並べる。
⑧花梨の果肉の中のピールをよくかきまぜる。
⑨2つに分け、用意した2つの型にながし、表面をなめらかにし、ふたを少し開けオーブンの中で、3~4時間乾燥させる。
完全に冷まし、切って、残った砂糖をまぶす。





黒花梨

2006-02-07 14:39:20 | Weblog
健康食品のサイトをのぞいていると、こんな文章を見つけました。

「黒米・黒胡麻・黒松実・黒豆・黒花梨、この五つの黒色の食物を黒五と呼び、古くから中国では黒い色の食べ物は「仙人食」とも言われ生命のバランスを保つ食品と言い伝えられています」

黒花梨? 黒い花梨?

ネットをあらためて検索すると、この「黒五」を使った製品がたくさん紹介されています。健康食品が主ですが、ビスケットや饅頭、果てはざるそばまでありました。

ざるそばではこんな調子です。「中国の広大な自然の中で野性的に育てられてきた黒い色の穀物と果実の中から厳選した黒米、黒豆、黒胡麻、黒松の実、黒カリンの五種類の素材とルチン豊富なダッタンそば粉をめんに練りこみました」

黒い色の穀物と果実? どうも、あの黄色い花梨とは違う香りが漂います。

黒花梨で検索するからどうもおかしいようです。黒カリンではどうでしょうか。

黒加倫のど飴。これは? 野生種カシスを使ったのど飴とのことです。せき、たん、動悸を鎮め、利尿作用あり? せきを鎮める働きでは花梨と似ていますが、利尿作用はどうも違います。

黒加倫のど飴を手がかりに検索を続けて、あるブログのこんな記述に行き当たりました。

「風邪気味なのかのどの調子がおかしいので、のど飴でも買いに行こうかと
近所のスーパーの売り場に言ったのですが、そこには見慣れない商品が。
黒加倫のど飴…?

カリンって花梨って書くんじゃなかったっけ?
とか思ったら、パッケージには黒加倫は中国に群生するカシス、花梨とは違う、などと書かれてました」

「黒五」の製品の中に黒加倫と表示された健康食品のサイトに写真が載っています。ブルーベリーに似た黒っぽい実です。

黒花梨→黒カリン→黒加倫→ブルーベリーに似た黒っぽい果実→黒カシス

黒カシス。ヨーロッパおよびアジア原産のユキノシタ科スグリ属に属する落葉低木。酸味のある小さな濃い紫色の実には、健康食品でよく知られるポリフェノール、必須脂肪酸であるGLAとオメガ3、ビタミン、ミネラルが多く含まれている。カリウム、カルシウムなどミネラルも豊富。

黒カシスは日本語では黒すぐり、英語でブラックカラント、カシスはフランス語とか。リキュールでお馴染み。

黒花梨が黒カシスと同一だと分かり、あの花梨とはまったく関係がないことが分かりましたが、カシス(すぐり)がどうして花梨になるのかはまったく分からないままです。

黒花梨。本当に謎めいた呼び名です。