花梨ブログ

花梨のことなんでも、かんでもあり!花梨ワールドへGO !

食べ納め 蜂蜜漬けの花梨

2005-12-30 23:34:49 | Weblog
周りの友人たちが風邪で喉を痛めたり、咳き込んだりしている中で、一人だけ平然としていられるのも蜂蜜漬けの花梨をなめたり、お湯で割ったりして毎日飲んでいる成果なのかもしれません。

その蜂蜜漬けの花梨もとうとう輪切りや銀杏型に切った果肉部分だけが瓶の中に残るだけとなってしまいました。蜂蜜がたっぷりとしみこんだ果肉を一口、二口と食すのですが、スルメみたいに噛めば噛むほど味が出るというわけにはいかないようです。

花梨の果肉は噛めば噛むほど、襖を食べているような感触がしてきます。果実の味ではなく、パサパサの紙の味。この味気なさは花梨にとって最悪の印象を残してしまいます。

この果肉を夕張メロンみたいに品種改良してくれる、素敵な農業技術者はいないのでしょうか。成功すれば、芳香と甘い果肉で贈答品としても売れると思うのですが。
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飲み比べ ほっとカリン

2005-12-28 21:39:02 | Weblog
デパ地下のジュースカウンターに並んだフルーツジュースミックスなどの中に、「期間限定 花梨」の瓶を見つけました。果肉が杏色の液体の中に沈めてあり、見た目は花梨酒のようです。

いわゆる花梨湯です。若い男性販売員に尋ねました。「蜂蜜漬けの花梨ですか? 」。販売員が即座に答えます。「オリゴ糖入りですよ」。えっーと、オリゴ糖ってなんだったかなあと思案しつつ、注文してしまいました。後日、ネットの「はてなダイアリー」でオリゴ糖を調べました。

オリゴ糖の効用を簡単に書くと、腸内有用菌の活性化(消化されずに大腸にまで達し、ビフィズス菌の栄養源になる)、虫歯の原因になりにくい 、甘味の低減 、
低カロリー、となるようです。

紙コップ1杯が262円、プラスチックの蓋の一部に小さな穴が開いていて、そこに唇をつけて飲むようにしてあります。カウンター近くの椅子に腰掛けて、まずは一口をごくり。以前、粉末をお湯に溶かして飲んだ花梨湯と比べ、レモン風味は強くはありません。とは言え、花梨の風味がするというわけではないのですが。まあ、粉末よりはいいという採点です。

デパ地下での花梨湯の試飲してから数日後、コンビ二でミニペットボトル(280ml)に入った「ほっとカリン」(販売者・山崎製パン)が目に入りました。クローバーはちみつ使用、ビタミンC 100ml/本の表示とともに、黄色の花梨の実が描かれています。購買意欲が高まり、1本(130円)購入です。原材料の中にカリン果汁とあります。花梨の果汁? どんな果汁なのでしょうか。ちなみに果汁は10%未満です。

飲んだ感触は、レモン風味に近からずとも遠からずでしょうか。粉末より味はいいようですが、デパ地下のものよりは落ちるようです。

ほっとカリンの飲み比べは、金賞はデパ地下もの、銀賞はコンビニもの、銅賞は粉末もの、といった順位になりました。
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花梨の化粧水 その後

2005-12-27 21:54:23 | Weblog
12月2日の記事で花梨の化粧水をお試し中と書きました。その後の使用感について中間報告です。

荒れ性用とわざわざラベルに記してある理由が分かりました。冬場の乾燥した肌につけて寝床に就くようにしていますが、朝起きて潤い感があるのは事実のようです。

とりわけ、肘の裏、膝頭、かかとなど、手入れを怠ると年齢とともにカサカサになる部分には集中的に塗ってみました。かかとは油断すると、カサカサの前兆がすぐ現れます。今のところ、お風呂上りに塗ることで、かかとのカサカサを防いでいます。

ボディーローションとして、やはりお風呂上りに全身にもつけるようにもしています。個人的な感想ですが、いい感じです。

「使った人しか分からない」というのが花梨化粧水のキャッチフレーズですが、確かに化粧水の感触は使った人しか分からないでしょうね。
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アフタヌーン かりん湯

2005-12-19 23:26:42 | Weblog
英国のアフタヌーンティーをまねて、アフタヌーンかりん湯(とう)を試してみました。

カネボウ薬品販売の即席飲料「かりん湯」(15gの粉末飲料です)。瀬戸内海産かりん使用、板藍根(ばんらんこん)入りと袋に書いてあります。瀬戸内海産? 板藍根? いずれもまったくもって意味不明です。

なんか変だなと思いながら、お召し上がり方に従って袋内の粉末をマグカップに入れて沸騰したお湯150ccを注ぎました。

かりんの香りはしないようです。一口、二口と飲んで風味を確かめます。うーん、これは、これは! 蜂蜜入りのレモンティーと言った方がいいようです。かりんの「か」の字も感じられません。

袋の裏に書かれた原材料名を見てみます。砂糖、ブドウ糖、かりん、ビタミンC(500mg)、板藍根、羅漢果パウダー、クエン酸とあります。

名称も書いてあります。ビタミンC含有食品。それでレモンティーみたいな味だったのでしょうか。うーん、大外れのかりん湯でした。



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東京大学の花梨

2005-12-15 08:04:56 | Weblog
花梨を題材にした文学はあるのかなと思い、インターネット書店amazon.co.jpの「なか見検索」機能を使って調べてみました。

本文に花梨の言葉が出てくる作品の名称と、「さわり」の文章の一部が14件(冊)表示されました。

これはというのに目を通していきます。


随筆家の岡部伊都子さんの作品「こころ 花あかり」の一節に花梨が出ているようでした。「花梨が好きですねん。庭の手入れにゆくたんびに、美味しい……」とあります。「うん、これは」と期待が膨らみます。詳しく読むために、著作権が保護されたコンテンツという制約付きのページを開いてみました。転載ができたないため、要点を言いますと、果実の花梨ではなく、女性の名前としての花梨が出てくるだけでした。うーん、当て外れでした。

もう一冊。日本植物園協会名誉会長、岩槻邦男さんの「東京 樹木めぐり」の中にも花梨について文章があるようです。内容を読むと、東大植物園の中に花梨の林があることが書かれています。春の花より秋の果実に人の関心があることに触れ、平気で実を採っていく人があるとおかんむりです。岩槻さんは東大植物園の園長をされた方です。

でも初めて知りました。東大にも花梨があるのですね。花梨酒が店頭に並ぶことを踏まえ、著者の思いが綴られています。花盗人は風流だが、果実盗人の場合はどうなのかな? と読者に語りかけて文章を締めくくっています。

花梨泥棒。サクランボ泥棒と同じく、風流とは言いがたいようですね。




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スカスカの感触 花梨の果肉

2005-12-14 10:17:39 | Weblog
もぎたてから3週間経った花梨の実を包丁で切ってみました。表面には蜜が出て「ぬめり感」「べたべた感」があります。

包丁の刃がスーと入って、芯部分でとまりますが、峰部分に片手を添えて押し下げると、きれいな輪切りの断面が現れました。

果肉を一部切り取って口に含みました。スカスカした感覚が口の中に広がります。梨の果肉の甘い汁がほとんど抜けてしまったような感じです。

このスカスカ感触は、蜂蜜漬けにした花梨の果肉でも同じです。とろりとした蜂蜜の甘さがしみこんだはずですが、薄いスポンジか紙でもかんでいるみたいな感触だけが後味として残ります。

砂をかむようなは味気なさを言い表す表現ですが、花梨の果肉をかむようなは期待はずれを言い表す新しい表現にしてもいいぐらいです。芳しい香りと果肉のスカスカ感の天と地ほどの落差を、花梨の実を切るたびに実感します。   
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小さな幸せ 一杯の花梨酒

2005-12-12 21:02:31 | Weblog
寒風の中を仕事から帰り、夕食を支度し、食後のテレビ視聴を経て、お風呂にゆっくりとつかる。湯上りの楽しみの一つが、ウイスキーのストレートグラスに入れた花梨酒を静かに飲むこと。

この花梨酒は3年ものという触れ込みで友人からいただいた。3年ものと言うと聞こえはいいのですが、友人がいくつもガラス瓶に花梨酒をつくり自分で飲んだり、人に分けたりした残りの瓶を台所の収納庫に入れていたのを忘れて歳月が過ぎたというのが真相です。

甘さを抑えるため氷砂糖を少なめにしたらしい。ストレートグラスに花梨酒を注ぐと、色合いだけはウイスキーそのもの。香りもアルコールと花梨が混じったような感じ(当たり前ですが)。

ゆっくりと口に含むと、花梨の酒という感じがしません。事前に花梨酒だと知っていなければ何の果実酒かを言い当てることができないほどです。利き酒ができる方はすぐに果実は何を使ったとか分かるのでしょうが……。味は後味を含め、いいです。

お風呂とストレートグラス一杯の花梨酒が、冬場の就寝前にささやかな幸せを感じるひと時となっています。
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ホスピス病室の花梨

2005-12-10 16:50:13 | Weblog
末期がん患者のための終末医療施設ホスピスを初めて訪ねました。

知人のお父様が入院しているため、盛り花を持ってのお見舞いです。

八十代前半で、過去何回か知人ともども一緒に食事をしたこともあり、元県庁マンで笑顔が素敵なお父様です。

個室に入ると、ブルーのイルミネーションで飾り付けされた高さ2メートル以上のクリスマスツリーが目に入りました。突然のお見舞いに真紅のパジャマ姿のお父様は当初きょとんとした表情でした。お父様は眼鏡を外していたので誰が訪ねてきたのか、よく分からなかったのかもしれません。

赤いパジャマは少しでも明るい気分ですごせるようにと、知人がサンタクロースカラーのものを街中のお店で探してきたそうです。

付き添いのお母様といろいろと話していると、お父様が寝床を出て室内にある手洗いによろよろと歩いていきました。しばらくしてお母様が「手洗いから出て来るのが遅いね」と知人に様子を見てくるよう促しました。

お父様がしっかりとした足取りで出てこられ、髪にきちんと櫛を通された「整髪」した姿で戻られました。いつもの眼鏡をきちんとかけていました。声は小さく弱弱しかったですが、表情に笑顔が見られ、ほっとしました。

部屋にはお見舞いの品がいくつもありました。お花やお菓子などの中に花梨の実を二個見つけました。小ぶりで色は黄色ではなく青っぽく(緑っぽい)、香りはあまり感じませんでした。

お見舞い客か、お父様の家族か、どなたかが持って来たのでしょうか。芳しい香りを少しずつ漂わせ、お父様が少しでもいい気分になってほしいなあと思いつつ病室を後にしました。

帰り際に寝床で横になったお父様と握手しました。

柔らかく温かい感触が伝わってきました。







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木枯らしの季節に花梨の春を想う

2005-12-05 17:41:20 | Weblog
昔と比べて暖冬と言われてますが、北風の季節は気分的に閉じこもりがちになります。

木の葉が寒風に吹き飛ばされているのを窓から眺めていると、これから冬本番に入っていくというのに、春の到来を待ち望んでしまいます。

電動紡ぎ機を自作し、1995年にハンズ大賞でマインド賞をもらった「すみ 春魚さん」のパソコンイラストブログ「パソコンでお絵描き」の中にきれいな花梨の花の絵がありました。ブログの題名通り、パソコンを使って作品づくりの仕方を公開しています。

写真だと被写体が主人公(主体?)になったりしますが、絵になると描き手の個性が強く出るような感じがします。描き手の気持ちや感性が作品からにじみでてきます。

この作品を眺めていると、気持ちが和らいできます。本当にいい色合いですね。

冬来たりなば春遠からじ。

木枯らしの季節に受験や資格を取るために勉強している人たちにささやかながら応援の声をかけたくなります。
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お金をカリン!?

2005-12-03 10:04:51 | Weblog
花梨を庭に植えて借金がない身軽な生活を送ろうと願ったのでしょうか。

花梨を庭に植えると借金しなくなるという「言い回し」があるのを初めて知りました。花梨(かりん)という発音を「(金を)借りん」に転用して、昔の人たちは言葉遊びや験(げん)を担いだんでしょうね。


初代が宝暦2年(1752)に創業したという福島県二本松市の造り酒屋「大七(だいしち)酒造」のHPの中に「金をカリン」のエピソードが出てきます。

内容はこうです。

四代目が、落雷で半身が大きくえぐられた形になった花梨の巨木を殿様から戴いたそうです。雷が一度落ちた木には二度とは落ちないだろうと験を担いだのと、「金は借りん」という意味を込めて、「外に樫(貸し)」「内に花梨(借りん)」を家訓とし、戴いた花梨を中庭に植えたということです。

単純計算しても、樹齢100年を優に超える花梨は現在も健在で、冬場の写真なのでしょうか、葉が落ちて太い幹と逆立ったように空に伸びた枝ぶりがちょっと怖い写真がHP内に掲載されています。

「外に樫(貸し)」「内に花梨(借りん)」という家訓はいかにも商いをされる方の発想という感じで、経営で使う借り方、貸し方の貸借対照表を連想しました。大七酒造は現在十代目だそうで、企業の存続に花梨の効用もあったのでしょうね。
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花梨の化粧水

2005-12-02 17:38:16 | Weblog
花梨の化粧水に触れたブログがいくつかありました。

元宮内庁御用達の香水職人で95歳のおじいちゃんが花梨の種を材料にして手作りしているのだそうです。発端は手荒れのひどい家族のために研究し、作り出したとか。

発売元の「久邇(くに)コーポレーション・ルリ」のHPの中に商品説明がしてありました。

まず成分はクインシードエキス(花梨の種のエキス)、アルコール、水酸化カリウム、グリセリン。オイルフリーで、保湿や消炎、殺菌作用が高いと特徴が書かれてました。

「色止め、着色剤は一切使っていません。混合肌の部分ケアにも最適。ひじやかかとなど乾燥のひどい部分につけてもOK。もちろん全身にお使いいただけます」とあったので、試しに200ml(消費税込み2100円)サイズをネットで注文してみました。

ほのかに花梨の香り(?)がするようです。多少のベタつきを感じますが、これも特徴なのかなという程度です。使い始めなので、評価はもう少し使ってみてからにしたいと思います。









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花梨の巨木

2005-12-01 11:23:03 | Weblog
樹齢を重ねた大きな木の前にたたずむと、霊気みたいなものをいつも感じます。

神社や寺院の境内で楠や銀杏の巨木を目にすると、存在感の大きさがひしひしと伝わってもきます。

歳月を経るにつれて人は老いて弱っていくのに、ひたすら成長を続ける樹木たち。巨木には、台風や伐採などの災いを免れて、今ここに在るという「運の強さ」とたくましい生命力が幹の中に宿っているようです。

屋久杉をはじめ、楠や銀杏、欅(けやき)の巨木の実物を見たことはありますが、花梨の巨木は未だ見たことがありません。先だって園芸店で買って庭に植えた3年ものの苗木や知人方の庭にある高さ4メートルほどのものぐらい。

樹齢100年を超える花梨の巨木が京都の護王神社のHPにありました。京都御所の西側、蛤御門の向かいに鎮座する神社の表門の北側にそびえ立っているそうです。

京都巨樹名木百選の一つという折り紙付きで、ぜんそく封じのご神木とか。花梨の実はほぼ3年周期で豊作・平作・不作を繰り返すという。

京都市観光文化情報システムのHPの中に外観写真があります。高さ14メートル、幹回り1・5メートル。見る限り老木という感じはしなくて、若々しい感じに写っています。

神社の所在地(鎮座地)は京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町。京都の風情が伝わってくるような由緒ある地名です。京都を訪ねた時に行ってみたいと思います。  





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