花梨ブログ

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京都にある花梨の巨木 後編

2006-05-31 23:49:33 | Weblog
花梨が御神木の護王神社とイノシシとはどんな関係にあるのでしょうか。

護王神社のパンフレットに答えが書いてあります。簡単に説明すると、御祭神の和気清麻呂(わけの・きよまろ)公が京都から宇佐へ向かわれた際、災難に遭われたのを三百頭のイノシシが現れて、清麻呂公をお護りしたのだそうです。

御祭神を救ったのがイノシシだったということで、狛犬ではなく狛イノシシが護王神社のシンボルとなっています。

境内には全国から奉納されたイノシシグッズがたくさん陳列されています。土鈴、置物、色紙、絵馬(絵イノシシ?)などです。願掛けイノシシの石像もあります。

石像の周りには座立亥串(くらたていぐし)と呼ばれる願掛け串がたくさん立っています。

境内には和気清麻呂の銅像や日本一(の大きさ?)の「さざれ石」もあります。

花梨の巨木に狛イノシシという異色の組み合わせを含め、とっても個性的な神社だなあと実感します。

ちなみに、ここの花梨の巨木になった実で造った花梨酒は喘息封じにいいそうです。








京都にある花梨の巨木 中編

2006-05-30 21:29:31 | Weblog
京都・護王神社の花梨の巨木を拝観した後、境内にある社務所売店が目に入りました。花梨の巨木とは反対側にあり、表門を入って左側の一角です。

お札やお守りに交じって、ありました、ありました。花梨酒、花梨飴、花梨煎餅。

売店に居た神社の男性にうかがうと、いずれの商品も境内にある花梨の巨木になった果実を材料として使ったものだということでした。

黄金色の花梨飴を一袋(50g)を買い求めました。セロハンの小袋の表には「御神木 かりん飴 護王神社」と印刷された和紙が張られています。ビー玉を一回り小さくした大きさで、味はいわゆる飴玉でした。花梨の香りがするのかなと期待していましたが、見事に外れました。でも、御神木の花梨を使った飴ですから、なにかご利益があるのではと密かに期待しています。ブログに公表して密かもなにもないのですが……。

花梨飴のほかに「かりん煎餅」も一袋買いました。深緑色の袋の中央に丸い透明部分があり、中身の一部が見えるようになっています。イノシシの絵が焼かれた煎餅です。花梨の実のデザインなら良かったのにと思ったのですが。でも花梨ではなく、なぜイノシシの図柄なのか。はてな、と思って売店にあったパンフレットをいただき、その場で読み出しました。花梨とイノシシ、はたしてどんな関係があるのでしょうか?


京都にある花梨の巨木 前編

2006-05-29 20:51:15 | Weblog
京都・護王神社にある樹齢百年を超える花梨の巨木を先週末見てきました。

友人と京都旅行を計画した際、昨年12月の花梨ブログに書いたことを思い出し、ぜひとも訪れなくてはと心に決めていました。

護王神社は京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町。京都御所の西側、蛤御門の向かいです。神社の前に立ったときから胸がどきどきします。相当に大げさですが、初恋の人に再会するような感じでしょうか。

さあ、ご対面です! 表門を入って右手に憧れの花梨の巨木がありました。「うーん、大きーい」。イチョウの巨木を思わせるほどです。護王神社のホームページで見ていましたが、やはり実物を目の前にすると感激です。青々とした若葉を茂らせ、百年を超えて生き抜いてきた生命力のパワーが伝わってきます。

京都巨樹名木百選の一つに選ばれた花梨。高さ14メートル、幹回り1・5メートル(平成10年6月11日調査)で、御幣が飾り付けてあってご神木の雰囲気が出ています。

地面から2メートルほどのところから幹が四本に枝分かれして、それぞれが大きく成長しています。幹の樹皮がいくつも剥げ落ちて、まだら模様になっています。根の部分に剥げ落ちた樹皮がいくつもあり、花梨ファンとして記念に一枚拾いました。そっと幹に手を触れた後、なぜか合掌してしまいました。神社の境内で合掌することは当たり前ではあるのですが……。

花梨ブログを書かなかったら、護王神社の花梨と出会うこともなかったでしょう。本当に不思議な縁を感じてしまいます。幸福な気持ちと良縁に感謝です。

再び花梨の苗木

2006-05-23 11:29:27 | Weblog
新緑の芽がすべて落ちて、細い幹だけとなっていた花梨の苗木のその後です。

先端の一部を切った際に枯れきっていないことが分かり、もしかしたら新たな芽を出すかもしれないと期待していました。

晴れの日には水をやり、雨の日には滋雨として再生を願う日々でした。

何日たっても芽が出る様子もありません。茶色の幹が一本、周りの植物の生き生きとした緑の中で浮き上げっています。

どうも生の気配も感じられません。努力しても成果の芽が出ない、と言ったりしますが、文字通りの結果になっています。

いさんで植えた花梨の苗木でしたが、今は墓標のような姿です。最後の望みをかけてもう少し様子を見ますが、一方で枯れたままの姿を毎日見るのはしのびないですね。

事実をありのままに受け入れ、引っこ抜いて土に還してあげようと思います。

植物を育てることは、簡単なように思えて実は結構難しいことが分かりました。

図書館報かりん

2006-05-18 17:42:57 | Weblog
インターネットの海にはいろんなサイトが漂流しています。

波間に漂う空き瓶をすくい取り、中に入っていた小さな紙片を読む思いです。

「図書館報かりん」

図書館の広報紙に「かりん」の名前です。人名ではなく花梨だなと思い、どんな由来なのだろうと興味がわきます。

クリックすると、花梨の実のカラー写真とともに、こんな文章があります。

『かりん』 の由来;図書館玄関前にある”かりんの木”にちなんでつけられた名前です。
かりんは4月末から5月はじめに薄緑の葉の陰で薄桃色の可憐な花を咲かせます。 黄色の実が11月頃つき、 一般にかりん酒として賞味されます。

図書館利用者にとって、花梨の木は図書館のシンボルみたいな存在なのでしょう。

でも、どこの図書館なのかは書かれていません。過去の「かりん」をPDFファイルで閲覧できるようになっています。ためしに「かりん27号」のPDFファイルを開くと、こんな表記が目に飛び込んできました。

福井大学附属図書館報「かりん」 

福井大学のホームページを探し、附属図書館のサイトにたどり着きました。

そこにあった図書館報の名称は「かりん」ではなく「図書館forum 」。
但し書きがあります。

福井大学と福井医科大学が統合したことにより、『かりん』-旧福井大学附属図書館館報、『はこぶね』-旧福井医科大学附属図書館報を廃刊とし、新たに『図書館forum』を発行しております。

両大学は平成15年10月に統合していました。図書館forum は1号が平成16年2月発行、2号が平成17年2月発行となっています。

今は無き図書館報「かりん」。「はこぶね」と折り合いを付けるために「図書館forum 」になったのでしょうが、「forum」という横文字でかたぐるしい表記より、「かりん」の方があったか味があるんだけどなあと、つい思ってしまいます。




朝ドラ かりん

2006-05-13 11:54:43 | Weblog
探せばあるものです。「かりん」という題名の朝のテレビドラマがNHKであったのですね。

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に詳しい情報があります。
内容が紹介されています。以下は転載です。

かりんは、日本放送協会(NHK)が1993年10月4日から1994年4月2日まで放送した連続テレビ小説である。 長野県諏訪地方にある信州味噌の老舗がドラマの舞台。終戦を迎えた新しい時代の中、ヒロインがたくましく生き抜く姿を描いた。主人公の幼馴染が山崎晃嗣の光クラブ事件をモデルにしたとおぼしき事件に巻き込まれる姿を描くなど、戦後の混乱期の陰影に富んだ混沌の中で、若者たちが人生を切り開いていく様が描写されている。

原作は松原敏春、主人公は細川直美。

2005年10月3日から2006年4月1日までNHK-BS2でアンコール放送された。

ついこの間までアンコール放送されていたとは知りませんでした。女性が主人公ーかりんー長野・諏訪地方と来た後に、信州味噌の老舗を舞台にしたところに原作者の「いたずら心」もしくは「茶目っ気」が出ていませんか。かりん農園やかりん酒メーカーが舞台だと、やはり話として出来過ぎと言うか、当たり前になるのでしょうね。視聴者の思惑を裏切る設定としては味噌メーカーなのでしょう。

主な出演者を見ると、そうそうたる俳優ばかりです。 十朱幸代 、 石坂浩二、 小林桂樹 、岸田今日子 、児玉清 、 榎木孝明 、 三波豊和、堂本剛、矢崎滋などなど。

それに主題曲は井上陽水で「カナディアン・アコーディオン」 。

今みたいに「かりん」に関心があれば毎日見たのでしょうが、この朝のドラマを見た記憶はまったくありません。

当時はどうしていたんだろう。そんな感慨にふけってしまいました。

宮沢賢治と花梨

2006-05-12 12:13:49 | Weblog
「図解 これが記憶法のすべてだ!」(京都大学名誉教授・大島清、ディスカヴァー・トゥエンティワン発行)を読んでいたら、花梨を見つけました。

脳を活性化させるための一つに音読トレーニングの項目があり、抜粋された文章の中にありました。

題名は「風の又三郎」。

どっどど どどうど どどうど どどう

青いくるみも吹きとばせ

すっぱいかりんも吹きとばせ

どっどど どどうど どどうど どどう

 谷川の岸に小さな学校がありました。
 教室はたった一つでしたが、生徒は三年生がないだけで、あとは一年から六年までみんなありました。運動場もテニスコートくらいでしたが、すぐうしろは栗の木のあるきれいな草の山でしたし、運動場の隅にはごぼごぼつめたい水を噴く岩穴もあったのです。
 さわやかな九月一日の朝でした。青ぞらで風がどうと鳴り、日光は運動場いっぱいでした。

以上を「大きな声を出して、できるだけ早く3回読む」とあります。

すっぱいかりん。かじったのですね、賢治さん。花梨の香りではなく、果肉のすっぱさに注目し、表現するところに作家の感性を感じます。

音読のために抜粋された短い文章なのに引き込まれていきます。続きを読みたくなりました。


花梨の花がいっぱい

2006-05-06 13:28:02 | Weblog
開花の季節到来で、いろんな方のブログに花梨の花が咲いています。

デジタルカメラで撮った薄ピンク色の花がきれいです。現実でもネットでも花梨の花が盛りとなっています。

今を即座に伝えるネットならではの楽しみ方ですね。花好きの方たちがカメラに収めた花梨の花を見るだけで、いい気持ちになります。

検索で「花梨の花」「カリンの花」と打ち込むと、たくさん出てきます。クリックひとつで花梨の花をいとおしむ文章と素敵な写真の世界に浸ることができることを幸せだと感じます。

グーグルでイメージ検索すると花梨の花カリンの花で花いっぱいの世界が目の前に広がります。