花梨ブログ

花梨のことなんでも、かんでもあり!花梨ワールドへGO !

SHE IS ALIVE! その後の花梨の苗木

2006-04-29 14:28:25 | Weblog
新緑がすべて落ちた花梨の苗木のその後です。

こげ茶色の樹皮を春の陽差しに照らされ、ぽつんと立ったままの姿が侘しいです。

生きているのか、そうでないのか。

新たに新緑の芽を出す兆しさえありません。

意を決して幹の上部から3センチほどのところに剪定ばさみを入れました。

パチンという音がし、断面が白日にさらされました。

水気がまったくなく、乾いた色合いが目に入ります。

縦に切ってみました。マッチ棒のような色合いが現れました。

生命力の源を送り届けていたであろう道管の溝が茶色の筋となっています。

生体反応なし。

さらに上部から幹にはさみを数センチ刻みで入れていきます。

茶色の乾いた断面が何回も現れます。

上部から15センチほどの部分で断面の一部にわずかな緑色がのぞきました。

さらに刻み加減を小さくしてはさみを入れます。

茶色だった断面が、ほのかに人肌を思わせる薄い黄色っぽい色合いになっています。

生きている! 

上部は枯れていましたが、大部分はまだ生きているようです。

急いでバケツの水をたくさん注ぎました。

小さいながらも希望が見えました。

「たかが苗木」とは言えない日々が続きます。

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花梨ジュレ

2006-04-24 23:07:10 | Weblog
フランス在住の日本人女性の料理記事サイトの中に花梨ジュレの紹介がありました。

花梨ジュレ? 初耳でした。「ジャムとゼリーの中間みたいなもの」ということで、フランスではジャムみたいにパンに塗って食べたり、ヨーグルトに入れたりするとのことでした。喉にいいのはもちろんですが、便秘に悩むパリジェンヌの強い見方でもあるとか。

ジュレそのものがよく分からなかったので、調べてみると、果物と砂糖を煮て作る保存食でした。ジュースを造るための遠心分離機に果実を入れた後、スイッチを入れて分離機の蛇口から果汁だけが滴り出てくるのを集める。この果汁を銅鍋に移し、砂糖を加えて煮たものがジュレなのだそうです。

作るのに遠心分離機が要るのが大変です。フランスではこういう花梨の保存食があると知っておいて損はないでしょう。

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花梨という名のお店

2006-04-23 18:26:36 | Weblog
花梨という名前が付いたお店が気になります。

どんな業種なのかなと、つい詮索してしまいます。

ヤフージャパンで検索してみると、いろんなお店があるのが分かります。

まずは全国展開している大手有名ホテル内に店舗を構えている中華料理店は筆頭に挙げていい例でしょうね。中国4千年の味を受け継いだと自負するだけに、花梨の看板に風格さえ漂います。「北京ダックがおいしかった」「マンゴープリンが最高」という来訪者の声をネットの掲示板で見たことがあります。一度は訪れてみたいと思っています。ただし値段もそれなりなので金満状態にして何かの記念日を設定するか、お誘いを待つ必要がありますね。

スナックやラウンジ、それに喫茶店、ケーキ屋などの店舗は「あるだろうな」と推測できる業種です。この場合は、果実の名前、女性の名前、双方を兼ねたものなどから付けられたと思います。

中国茶の専門店もありました。中国では「百益」と高い評価の花梨ですから、あって当然の店名ですね。

フラワーガーデンも見つけました。ただし、花梨以外の果樹から不満が出そうでもありますが。「どうして花梨だけ優遇なの?」って。

レストランやペンション、美容室にも命名されてもいます。「そうだろうな」と思う次第です。

ちょっとばかり変り種では薬局や画廊がありました。

春のピンク色のかれんな花や秋の芳香漂う果実。こんな花梨のイメージからかなり離れた店名もありました。

ラーメン店とお好み焼き店。ラーメン店は豚骨醤油のこってりとした味が売りとなっていました。もしかしたら、女性の名前、例えば奥さんや娘さん、あるいは恋人や憧れの人の名前から付けたのかも知れませんね。

「うーん、これは」というのもありました。焼肉・ホルモン店。日本語よりも、花梨の韓国語の「モガ」の方が適しているように思えます。こちらの方がおいしそうな響きがするのですが……。

最後に二つ。エステは分かるとして、指圧性感を謳ったお店はどんなのか分かりません。でも妖艶な花梨の香りがしてきます。
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今ここにある危機 花梨の苗木に異変

2006-04-22 09:58:30 | Weblog
第一声を文字で表現するとしたら「キャー」、です。

第二声は「どうしたのー」、です。

第三声は「どうしようー」、です。

庭の片隅に植えていた花梨の苗木に異変がありました。

三月末に新緑を見せ始めた小さな葉っぱたちがすべて土気色になって枯れているのです。

しばらく目を離していた間に一体なにがあったのでしょうか。

枯れた葉に触れると、幹から空しく落ちていきます。

葉枯れの理由探しに頭を巡らします。

朝夕の寒暖の差? 黄砂? 野良猫のおしっこ? 水遣りを怠ったため?

まずできることは水遣りしか思いつかなかったので、バケツで水を根の周りの土に注ぎました。

花梨の苗木の周りの植物は新緑の時期を謳歌しているというのに……。

雨もようになりそうです。

もし水不足だったら、命を慈しむ雨になってほしい。

なんとか生き延びて、再び命の芽生えの葉を出して。

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SECRET OF FRUIT 花梨の実の秘密

2006-04-21 13:23:12 | Weblog
種に次いで、科学的に花梨の実についても解明してみました。

果実の成分には100g中にこんなものが含まれているそうです。

糖質13.4g、ビタミンC20mg、リンゴ酸2~3mg、クエン酸、タンニンなどです。

リンゴ酸、クエン酸、ビタミンCが風邪の予防にいいそうです。花梨の蜂蜜漬けや花梨酒が冬場の風邪シーズンにうってつけの薬効があるのがよく理解できます。

花梨酒や花梨茶が疲労回復にもいいはずですね。

こうやって科学的な知識が少しでもあると、自分自身も納得がいって話に説得力が出てきます。

それに、ちょっと頭が良くなった気分になるのもいいですね。





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SECRET OF SEED 花梨の種の秘密

2006-04-20 22:33:43 | Weblog
どうして花梨の飴や花梨茶が喉に良いのか。科学的にはこうゆうことのようです。

花梨の実の中にある褐色の種子の中にアミグダリン(青酸配糖体)という物質が含まれています。アルコールに漬けたり熱を加えると、加水分解してベンズアルデヒドという物質に変化し、咳止めとして優れた効果を発揮する。

簡単に表すと、アミグダリンを加熱→ベンズアルデヒド→強い殺菌作用・抗菌作用→口腔内の炎症を鎮める・免疫力を高める→喉にいい

ただし、アミグダリンは生で食べると腸内細菌によって分解され、青酸中毒や下痢、腹痛を起こす可能性があるそうです。

花梨の種を生で食べる人はまずはいないと思うのですが、子供がいる家庭では誤って食べるケースがあるかもしれませんので要注意です。

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昭島カリン飴

2006-04-18 22:15:16 | Weblog
「東京・昭島育ちのカリンちゃん」が完成したという記事がニッケイネットの中にありました。

東京都昭島市の小中学生が育てたカリンを使ったのど飴づくりに菓子メーカーのロッテが協力したという内容です。

記事によると、市庁舎周囲にあるカリン136本から取れた実約2500キロが材料。周辺の小中学生が草刈り、掃除などの世話をした。ロッテは収穫したカリンから抽出したエキスを使い、埼玉県の狭山工場で20万個(粒)の飴を無償で製造した。市は市内の小中学生全員に配るほか、カリン飴を各種行事などで配って市民にPR、新たな名物にする計画という。

カリンを素材にして子供たちと行政、民間が協力して、新たな名物をつくりだそうという意欲と希望が感じられる記事でした。近江商人の商法にならえば、子供、行政、企業の「三方よし」と言えますね。


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花梨の異称

2006-04-09 18:45:07 | Weblog
花梨について調べている中で見つけた花梨の異称を紹介します。

「榠摣(べいさ)」

難しい漢字です。どうしてこんな字体になるのか不詳です。花梨の字体には芳香さえ感じますが、榠摣には香りの「か」の字も感じられません。とにかく、こういう言い方もあるのだと思うだけです。

「安蘭樹(あんらんじゅ)」

こちらも、どうしてこんな字体になるのかが分かりません。榠摣よりは少しはましな字体ではありますが。


中国で花梨のことを「木瓜(もっか)」と書きますが、これは言い得て妙の字体です。まさに木になる瓜ですものね、花梨の実は。それで花梨の実のことを「和木瓜(わもっか)」と言うのだとか。


「モガ」

これは韓国語で花梨のことです。花梨茶はモガ茶となるわけですが、「カリン茶」と発音したときの言葉の響きの方が好きです。多分、日本語の発音に慣れているからでしょうけど。

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花梨の盆栽

2006-04-02 16:21:28 | Weblog
グーグルのイメージ検索で「花梨 盆栽」を入れると、花梨の花や実、家具などに交じって盆栽の画像が出てきます。

あるんですね、花梨の盆栽が。しかも立派な姿を見せています。

とりわけBonsai Guide Book In Japanの画像は、ピンク色の花をたくさん咲かせた花梨で、幹もどっしりとしていて風格させ感じさせます。見ごたえありの逸品です。

盆栽愛好会の樹八会会員の花梨も一見の価値ありです。青々とした葉に包まれたものと、葉一枚なく枝ぶりだけものが紹介されています。生命力の明と暗の姿にも見えます。

日本の文化とも言える盆栽の魅力が、花梨の作品を通じて伝わります。ぜひ一度ご覧あれ。
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