新緑がすべて落ちた花梨の苗木のその後です。
こげ茶色の樹皮を春の陽差しに照らされ、ぽつんと立ったままの姿が侘しいです。
生きているのか、そうでないのか。
新たに新緑の芽を出す兆しさえありません。
意を決して幹の上部から3センチほどのところに剪定ばさみを入れました。
パチンという音がし、断面が白日にさらされました。
水気がまったくなく、乾いた色合いが目に入ります。
縦に切ってみました。マッチ棒のような色合いが現れました。
生命力の源を送り届けていたであろう道管の溝が茶色の筋となっています。
生体反応なし。
さらに上部から幹にはさみを数センチ刻みで入れていきます。
茶色の乾いた断面が何回も現れます。
上部から15センチほどの部分で断面の一部にわずかな緑色がのぞきました。
さらに刻み加減を小さくしてはさみを入れます。
茶色だった断面が、ほのかに人肌を思わせる薄い黄色っぽい色合いになっています。
生きている!
上部は枯れていましたが、大部分はまだ生きているようです。
急いでバケツの水をたくさん注ぎました。
小さいながらも希望が見えました。
「たかが苗木」とは言えない日々が続きます。
こげ茶色の樹皮を春の陽差しに照らされ、ぽつんと立ったままの姿が侘しいです。
生きているのか、そうでないのか。
新たに新緑の芽を出す兆しさえありません。
意を決して幹の上部から3センチほどのところに剪定ばさみを入れました。
パチンという音がし、断面が白日にさらされました。
水気がまったくなく、乾いた色合いが目に入ります。
縦に切ってみました。マッチ棒のような色合いが現れました。
生命力の源を送り届けていたであろう道管の溝が茶色の筋となっています。
生体反応なし。
さらに上部から幹にはさみを数センチ刻みで入れていきます。
茶色の乾いた断面が何回も現れます。
上部から15センチほどの部分で断面の一部にわずかな緑色がのぞきました。
さらに刻み加減を小さくしてはさみを入れます。
茶色だった断面が、ほのかに人肌を思わせる薄い黄色っぽい色合いになっています。
生きている!
上部は枯れていましたが、大部分はまだ生きているようです。
急いでバケツの水をたくさん注ぎました。
小さいながらも希望が見えました。
「たかが苗木」とは言えない日々が続きます。