花梨ブログ

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まんのう町の「かりんまつり」

2006-10-30 16:41:36 | Weblog
長野県諏訪市の「かりん祭」のことに触れましたが、花梨が町木となっている香川県まんのう町でも「かりんまつり」(こちらは祭りがひらがなです)が10月29日に開かれました。諏訪市のかりんは西洋かりん、すなわちマルメロですが、まんのう町のかりんは和かりん、いわゆる花梨です。

21回目となるかりんまつりの内容を調べてみました。国営讃岐まんのう公園が会場です(国営です!)。地域芸能や花梨の実などの物産展、歌謡ショーや仮面ライダーショーなどの各種イベント、バザーなどで、花梨が主体というよりは花梨をきっかけにした地域振興と住民の親交が目的の催しですね。

花梨にまつわる製品や商品をはじめ、花梨に絡んだ出し物が満載のまつりをイメージしていましたが、ちょっと思い入れが強すぎたみたいでした。でも、「かりんまつり」という言葉の響きは本当にいいですね。

まんのう町は以前は満濃町と表記していましたが、平成18年3月20日に琴南町や仲南町と合併してまんのう町とひらがな表記の町になっています。のどかで、ゆったりとした気分ですごせる地域という印象を与えてくれますね。スローライフという言葉を連想しました。

最後に町内には花梨の産地にあやかって「かりん広場」「かりん亭」「かりん会館」「かりん温泉」(平成4年9月ふるさと創生資金で建設し、打たせ湯など9つの湯がある)という名称の施設があります。特産品はもちろん花梨製品。花梨酒、花梨まんじゅう、花梨飴、花梨クッキー、入浴剤など、花梨の町ならではのラインナップです。このほか、いちじく、お茶、うどんも特産だそうです。ここまで花梨にこだわると気持ちがいいですね。




続報 諏訪市のかりん祭

2006-10-28 21:53:33 | Weblog
9月26日の記事「INFO かりん祭」で諏訪市のHPに開催場所や時間の記載がなく、あれれ!という内容を記しました。その後、HPに時間と場所が明記されてました(当たり前ですが)。

再録いたしますと、期日は10月22日(日) 午前9時30分~午後2時、開催場所は上諏訪駅東口(霧ケ峰口)広場 (諏訪市諏訪1丁目18)

内容はかりんやかりん製品の販売、下諏訪町南小学生による”かりんショー”(劇・クイズ)、かりんの無料配布(1人1個、先着順)などです。

念のためですが、かりんとは言っても、当地ではマルメロの別称となってます。

かりん祭が予定通り開催され、かりんの無料配布のにぎやかな様子がブログ「G.Gダイヤリー心と心をつなぐブログ」に書かれてありました。

かりん祭の盛況なによりでした。

 

やっぱり定番 花梨のど飴

2006-10-22 22:24:30 | Weblog
乾燥する季節に花梨の定番たちが活躍することになります。

花梨のど飴、花梨茶、花梨酒。ご三家と言っていいでしょう。

前回の記事に書きましたが、花梨ののど飴を買いにいってはおっちょこちょいぶりを発揮して姉妹版の「フルーツのど飴」を買ってしまいました。そこそこにおいしかったのですが、やはり「カリンポリフェノールを高濃度に抽出した濃縮カリンエキスを配合」(深くは分かりませんが、とっても効きそうな宣伝文!)をうたい文句にした定番の「花梨のど飴」の味が最高です。

今、その定番ののど飴を口の中でころがしながら、この記事を書いています。ジャズピアノのCDをBGMにしてパソコンに向かう時間に小さな幸せを感じます。「BEST JAZZ PIANO STANDARDS 100」というCD6枚が入ったものです。サテン・ドール、A列車で行こう、ミスティ、虹の彼方へ、酒とバラの日々など100の名曲がそろっています。

喉は花梨飴で滑らかだし、頭はいい音楽で心地よい状態に。後はお風呂で雑誌を読むという、まったりタイムです。

花梨の芳香とジャズピアノのいい音楽は合いそうですね。疲れを癒し、本当に落ち着けるひと時がこの二つにはあります。

今季も愛用 花梨エキス入りのど飴

2006-10-15 21:09:42 | Weblog
早くも喉がイガイガしだしたので、花梨エキス入りのど飴を買ってなめています。

オレンジ色の包装紙の左端に黄色い花梨の実2個が描かれているロッテののど飴です。「高濃度カリンポリフェノール配合」の宣伝文句にも引かれました。家に戻ってよく見ると、あれれれ、「フルーツのど飴」となってました。どうも花梨のど飴の姉妹版のようです。ピンクグレープフルーツとオレンジのさっぱりとした味わいが売りとか。

飴は一見グミゼリー風で柔らかそうな感じで透明感があります。口に含むとスーッとした爽快感が広がります。舌で転がしてゆっくりと溶かしていきます。喉によさそうという感じです。

飴の包み紙に文字が書かれています。よく読むと花梨にまつわることがいくつか書いてあります。

「カリンの果皮は無毛でつるつるしています」とか「カリンはバラ科の落葉高木です」、あるいは「カリン材は、木肌の美しさで銘木として珍重されています」や「カリンは盆栽など、観賞用ともされています」「カリンの香りは、アロマテラピーにも使われています」などなどです。一文でつづるカリン語録ですね。ただカリン材は、花梨とは異なる種類の木なのですが。

それにしても芸が細かいですね。こんなことを考え付いた担当者にエールを送りたくなりました。今度は定番の「花梨エキス入りのど飴」を買ってみます。


銘菓・加勢以多(カセイタ)と花梨ジャム

2006-10-14 10:52:36 | Weblog
花梨の話題を求めてブログ散策をしていると、こんな文章に出会いました。

「水前寺公園で見つけた熊本の銘菓。細川家に江戸時代から代々伝わると言う「加勢以多」(カセイタ)。餅粉で作られた薄~い皮に花梨のジャムが挟んであるの。食感がおもしろいし、そんなに甘くなくて美味しかった」

花梨ジャムを使った由緒ある銘菓があったなんて。しかも加勢以多(カセイタ)というおかしな字体と読み方にも引かれます。それで「加勢以多」をネット調査です。


熊本県広報課が発行する週刊メールマガジン「気になる!くまもと」に熊本のお菓子として紹介されていました。ちょっと長いですが、引用してみます。


▼加勢以多(かせいた)は、ポルトガル語で「マルメロの砂糖漬けの箱」という意味です。中央アジア原産のマルメロは、最近、のど飴にも使われている中国原産のカリンにそっくりな果物で、見た目は洋なしにも似ていますが、甘酸っぱい独特の香りは、南蛮渡来のエキゾチックな感じがします。

この果実が日本に来たのは17世紀ごろで、これを原料にしたお菓子も同時期にもたらされたといわれています。加勢以多はそのマルメロを使ったお菓子で、江戸時代から肥後細川藩の献上菓子として「朝鮮飴(ちょうせんあめ)」とともに知られる熊本の銘菓です。茶人でもあった細川忠興(ただおき)公がお茶菓子として用いたともされています。

現在は、熊本市にある水前寺成趣園(じょうじゅえん)の茶室「古今伝授(こきんでんじゅ)の間」と熊本空港のみで販売されています。

どうも餅粉の薄い皮に挟まれていたのは花梨ジャムではなく、マルメロジャムのようですね。加勢以多(かせいた)という字体はポルトガル語の発音に漢字をそのまま当てたのでしょうね。意味するところが「マルメロの砂糖漬けの箱」で、花梨ジャムが入り込む余地がありません。うーん、残念!

マルメロと花梨。双子のようでいて実はまったくの別人。花梨の話題にマルメロは切り離せない存在のようです。



産直 花梨の実

2006-10-12 22:38:54 | Weblog
ネットでの産直品は珍しくはありませんが、これが花梨の実となると「おやっ?」と思ってしまいます。

花梨の場合、リンゴやミカン、桃みたいに有名産地や銘柄を聞いたことがないので、産直と改まって言われてもピンときませんでした。

全農やまなしのHPに花梨の実の産直販売が出ています。うん? 山梨は花梨の産地だった?

ともあれ内容を要約します。

果重は300g以上で予約販売。4kgで8~12玉 価格は2940円

販売期間は 10月3日22時 ~ 11月5日12時

出荷予定日は11月8日頃より、土日祝祭日を除き5日以内

シロップ漬け、砂糖漬け、かりん酒、かりんジャムの「作り方」も入れて発送するとのことです

花梨の実の加工品はネットにあふれていますが、生の産直品を初めて見つけました。

山梨と花梨に共通なのは「梨」の文字。やまなしかりん。語呂がいいみたいですね。










まもなく花梨の芳香の季節へ

2006-10-02 15:15:51 | Weblog
身の回りの自然や庭の果樹について書かれたブログを見て回ると、花梨の実についての記事が増えてきました。春先は花梨の花の記事がブログの中にいっぱい咲いてました。その後は話題がご無沙汰状態で、ここにきて花梨の実の話が目立ってきました。

「青い実がなってますよー」という現場からの報告が多く、写真付きで感想が書き込んであります。実の形も梨のようにまあるいものがあったり、だ円形があったりと個性を感じます。まだ虫に食われることもなく、台風の被害にも遭ってないようで、お肌つるつる、無傷のお顔です。成熟前の初々しい状態ですね。

地域によっては早くも黄色く色づき始めたものもありました。早生の花梨? それは長野県諏訪市にある花梨の写真でした。当地ではマルメロのことを花梨と呼ぶのですが、写真を見ると、いわゆる花梨のようでもあり、マルメロのようでもあり、判定しずらいですね。こうやって、「どちらなのかなー」と思い煩うのも、楽しいひと時です。

季節が進み、花梨の実が色づき、芳香を漂わせるころには花梨酒や花梨茶、花梨ジャムの話題に触れたブログが増えてきます。花梨シーズン到来で、いろんな方のブログを読むのが今から楽しみです。