アラン・ワイズマン氏の人類が消えた日(The World Without Us)という本を読みました。Time誌が選ぶ2007年度ベストノンフィクションに選ばれています。
現時点で、いきなり人類が滅びたとしたら、世界はどのようになっていくのかシュミレーションし、環境問題を考える本です。人だけが消滅するので、ドラえもんの独裁者スイッチを思い出してしまいました。
確かにそこそこ面白いですが、一番になるほどではないと思います。世界的に環境問題に注目されているので、企画とタイミングの良さがマッチしたのでしょう。環境問題を全体的に俯瞰的に考えるには、良い本だと思います。
関連:
正式サイト(英語)
Your House Without You(YouTube)
SciAm Video: The Earth Without Humans(YouTube)
この本を映像化すれば、かなりインパクトがあり面白いと思いますが、既にありました。米国のCATVヒストリーチャンネルで同じテーマで番組を作成しています。これはヒストリーチャンネルの中でも最も視聴率あったとの事です。
HPO:秘密日記様のブログに紹介があります。
環境問題というと、どうも最近の「猫も杓子も環境問題」に胡散臭い感じがしています。無論、真摯な活動をされている方は多いですし、環境問題は大切です。が、今のよく聞く環境問題は、利権の臭いがぷんぷんします。
恐怖心は人を動かすのに都合がいいですし、環境の為といえば、正当化もできます。又、元となるデーターなんかも怪しいなと思っています。統計データも、操作しやすいので注意が必要でしょう。本に書いている事も鵜呑みにせず、自分で調べ判断したいものです。
話は変って、ちょっと話が古いですが、人類が消えたというと、デューガル・ディクソン氏&ジョン・アダムス氏のフーチャー・イズ・ワイルド(The Future is Wild)の方が好みです。500万年~2億年後の地球はどんな生物がいるのかというのをシュミーレーションしています。こちらは2003年にイギリスで放映された番組を本にしたものです。見た方も多いかと思いますが。
滅亡というのは神話世界からのテーマなので、たくさんの書籍がでています。タマには地球スケールで、物事を大きく見つめてみるのもいいかもしれません。
先日友人から「あんたの器はミジンコ並み」などと言われましたが。
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