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秋木涼風居士の学びの旅

学ぶことや日常気がついた事について、そこはかとなく書きます。

3000万本の木を植えた男の物語

2007年09月19日 00時21分00秒 | 読書

「目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べろ」

と言うと何やらあやしい事が浮かんでしまいますが、植物生態学者の宮脇氏の師ラインホルト・チュクセン教授が若き日の宮脇氏に言った言葉です。正確には、「まず現場に出て、自分の身体を測定器にし、自然でやっている実験結果を目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べろ」です。

ちょっと前ですが、「知るを楽しむ」という番組で宮脇昭氏を知りました。TVでみると異様な迫力で、何やら怖いほどのオーラを纏っていました。先日本屋で氏のこのノンフィクション(アマゾン評価)を見かけたので買ってきました。森についてはまったく無知だったので(明治神宮の森をたまにお散歩するくらいなので)、初めて知る事ばかり★★★★。

当たり前の話ですがどんなに机上で勉強しても、「一見は百聞にしかず」、「一触は百見にしかず」で、人は現場で悩んで悩んで向上していくのですが、チュクセン教授の言葉通り、徹底した現場主義を唱える氏の態度と行動は凄まじいです。宮脇氏は、1928年生まれですからもう80歳近い計算になりますが今でも現役ばりばりです。

氏は現在の日本の森はほとんどが、ニセモノの森だと言います。スギ、ヒノキ、カラマツ、マツ類の針葉樹林や薪炭林としての雑木林が多く、その土地本来の森が見当たらないそうです。例えば、浜離宮恩賜庭園では、常緑広葉樹(照葉樹)タブノキ、スダジイなどその土地本来の植生(潜在自然植生)に近い種の組み合わせを維持おり、地震や火災にも強く、環境保全等に役立つと言っています。そして、こういった本物の森作りこそ我々の緊急の債務であると。

森にニセモノ、本物があるとは考えもしませんでした。 無論ニセモノも世の中必要でしょうが、バーチャル化がますます進む世の中ですが、たまには「見て、触って、本物を実感」してみるのもいい気がします。偉そうな事言っていないで、まずは現場に行けと言われるのがオチですが。しかし私が「目で見、匂いを嗅ぎ、なめて、触って調べろ」などと言ったら絶対セクハラで訴えられそうです

関連:

著書「日本植生誌」、「植物と人間」、「鎮守の森」等多数

 財団法人国際生態学センター:財団法人 地球環境戦略研究機関 国際生態学センターInstitute for Global Environmental Strategies Japanese Center for International Studies in Ecology (略称:IGES-JISE )  宮沢氏が現センター長


失敗学のすすめ

2007年09月14日 05時45分41秒 | 読書

 ★★★半

アマゾンでは、現時点で★★★★半

かなり有名な本ですが、読んだ事ありませんでした。ブックオフで100円で売っていたので買いました(おもに100円に釣られた)。ネーミングがインパクトあります。

「ポジティブシンキング」→「ネガティブシンキング」

「ドラえもん」→「ドライもん」

「一億総白痴化」→「36人天才化」

 ちょっとネーミングを捻ると印象に残ります。これだけ有名になったのもネーミングのセンスがあったかもしれません。

要は、「失敗から学んで、前向きに生きていきましょう」という感じの本でした(適当)。でもなかなか世の中理屈通りにはいかないもんです(細かく書くと疲れるので、内容はウィキペディア等で検索して下さい。山ほど検索に引っかかり

ます)。などと本日は、ネガティブシンキング。

とはいえ、基本的な入門書としてはかなり分かり易いです。

なんせ生まれたのが失敗ですなどと言われる私が言うので間違いありません。

関連:

失敗知識データーベース(失敗曼荼羅) 

特定非営利活動法人失敗学会

 


匂いをかがれるかぐや姫

2007年09月08日 03時35分56秒 | 読書

★★★★

英語が苦手な私は、よくWEBの翻訳機能にお世話になっていますが、変な訳文になって訳が分からず困る事が多々あります。それを逆手にとって、日本語→英語→日本語で訳し変な訳を楽しむ「自動翻訳遊び」というのがあります。

この本は、翻訳ソフトを複数組み合わせて、日本昔話(かぐや姫・桃太郎・一寸法師)を翻訳して作ったそうです。

アマゾンの評価が、現時点で、★★★★半

例えば、一寸法師の話で、

ぶらぶらと歩いていくととても大きなお殿さまのお屋敷の前に出ました。

翻訳変換後

私がブラジャー、ブラジャーとともに歩いたとき、ミスターが大邸宅であるという考えがまさしく頭に離れて浮かびました。

という調子で近未来風の物語が進んでいきます。カラフルなイラストも好きです。疲れたとき読み返すと楽しくて、頭がリフレッシュします。

ちなみに「秋木涼風居士の学びの旅」を翻訳遊びすると、

エキサイト翻訳では →「秋に木の涼しい風Ishiを知る旅行」:さわやか風です。

@ニフティ翻訳では→「秋木は政府サービスから微風学者をリフレッシュしています。」:微風学者とは何やら優雅です。

インフォシーク翻訳では→「秋の木涼風死亡者好きの仏教名前」:死亡者好きとは凄いです!!

Yahoo!翻訳では→「秋の木涼風死亡者男の仏教名前の学習の旅行」:どんな旅行だ!!!という感じです。

ちょっとした気晴らしに翻訳遊びをしてみるのも良さそうです。


漢文力

2007年09月04日 23時24分24秒 | 読書


★★★★


漢文と言うとどうも重々しいイメージがあって、とっつきにくいイメージがあります。しかしこの本は漢文の入門編として軽々と読める本でした。話題は、キティちゃん・宇宙の話・幽霊・明晰夢(夢を見ているときでも覚醒していて、その夢の展開をコントロールできる)等々の話まで、漢文の話とは思えないくらい幅広いです。


アマゾンでは、現時点で、★★★★★


筆者の加藤徹氏は、現明治大学法学部准教授。


最近だとNHK「知るを楽しむ」という番組の「日中二千年漢字のつきあい」で「漢文二十面相」を名乗り黒マント姿の怪しい姿で出演されていました。


加藤徹氏のHPもなかなか楽しいです。「迷路みたいになってしまってますが、どうぞ、遊んで行ってください」との事。
教材などもあるので、見てみるのも良いかと。


思考の整理学

2007年08月24日 22時46分07秒 | 読書

 


 



昨日から部屋の整理をしています。無くしたMYメガネを発見。やれやれです。整理はちゃんとしないといけないですね。


整理といえば、「思考の整理学」という本を読んだので、読書感想でも。


2007年8月現在で、第三十六刷になっていることから、長い間読まれた本です。作者は外山滋比古氏。お茶の水女子大学名誉教授。


初めて筆者の本を読みましたが、極めて明快な文で好感が持てました。初版が1986年ですから、長く読まれてる本です。


現時点のアマゾンのカスタマレビューでは現在、4つ星★★★★でした。個人的にも同じくらいの評価です。


しかし気になる事があります。 さわや書店 松本大介ってだれだ!!


もしかして この人??


いや違います。


思考が整理されるどころか、どんどん違う世界にいっています。


もしかして、この人???


もう訳がわかりません。というか読書感想になっていません。


これだ!!


すいません。疲れてきました。ここでやめときます。


こんな風にならないように、整理学を学んで下さい。