Crystal Heart ・・☆

私はどこから来てどこへ行くのか・・・光の世界を追いかけて

天孫紀元

2009年07月30日 | ちょっとお茶にしましょ♪
平成21年現在、天孫紀元1795142年。
Wikipedia 天孫紀元 より)
というのを読んで、「ええぇぇぇ~~~っ!?」という気持ちと「考えようによっては・・・」という気持ちに。(^^;

天孫紀元というのは、邇邇芸命が降臨したの年を元年と考える暦です。
皇紀 というのは知ってましたが、さすがに天孫紀元にはびっくり!

ざっと180万年前・・・日本はいったい・・・

地質学的には、鮮新世(せんしんせい:約500万年前~約160万年くらい前)の後期。
地球がどんどん寒くなって、氷が増えていく時代。
この数百万年の間に日本列島は、海に沈んでいた部分が浮いて来たりして、陸地を広げていきます。

鮮新世の前期には、日本は海中にほぼ没している時代もあるので、伊邪那岐・伊邪那美が、矛で混沌とした地を混ぜ、滴り落ちたものが島になる話はリアルです。

人類はというと、あくまでも現在の学問上ですが、 アウストラロピテクス属 などの猿人の時代。

北京原人で50万年くらい前、ネアンデルタール人で20万年前、クロマニョン人で3万年くらい前ですから、推して量るべしです。

瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が宇宙船に乗ってきたといわれても、全然不思議じゃないですよね?
というより、そっちがずっとリアルじゃないですか?


が、この1795142年という数字が、実際に私達の感覚の「年(1年=365日)」か?というと疑問があります。

この数字自体は、日本書紀の中で、神武天皇(初代天皇)が「天孫降臨以来、一百七十九萬二千四百七十餘歳経った」と言ったという記述を元に、計算されています。

しかし、当時の数字の扱いや計算方法が、今と同じだったという証明はないです。(十進法じゃないかも)
また暦の考え方が、果たして今の1年と同じだったのか?
記述そのものの信憑性も、あるわけですし・・・

突っ込みどころ満載ということです。

また記紀(古事記と日本書紀の総称)以外にも、 古史古伝 があり、ある意味、神話は奥が深く多次元的です。

ちなみに、国立国会図書館の 近代デジタルライブラリー で古事記、日本書紀、上記(うえつふみ)も観れる(私の場合)ので、読みたいという方(強者)は、検索してみて下さいね。


皇己のセッションルーム Angel's smaile です。