このシーズン、国上山の上から田植えのすんだ越後平野を眺めると、遠い昔の越後の地形を見ている錯覚にとらわれる。
そして弥彦神社の天香山命も、こんな風景を見たのだろうか?という思いにかられる。
日本という国そのものが、太古の大陸移動や造山運動、氷河期などの影響で、形も位置もどんどん変わり、海の中を浮き沈みして今に至っている。
そして島としてあった東日本と西日本をつなぐフォッサマグナ(中央地溝帯)として、造山運動と土砂の堆積で、新潟平野の形が作られた。
文献や調査によって時代の意見は分かれるが、今の角田・弥彦山に沿って長岡まで、山沿いにグルッと海だった時代もあったらしい。
山から流れ出る「信濃川」「阿賀野川」「加治川」等々によって土砂が平野を形成しても、ごく最近まで潟が多数残り、亀田など『湿地』と形容した方がいい場所もあった。
それを思うと、天香山命は半島のような弥彦に降り立ち、見渡す限りの湿地と中洲に住む人達に、海水から塩をつくる技術、漁、稲作、農耕術などの基礎を教えたというのはうなずける。
何より新潟が東日本と西日本を「つなぐ土地」、新しいフォッサマグナ(中央地溝帯)としてあるのが、なんだか嬉しい。
「新潟はスピ系の人が多い」という話に関係あるのかもしれない。
どれも私の妄想ですけどね。念のため。
それでも土地のエネルギーは、面白い!(*^_^*)
皇心のセッションルーム Angel's smail です。