南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

2011-05-11 06:07:52 | ・海カフェにて
5月10日
雨の海カフェさんへ。
常用している薬の調達で病院を2軒回ったあとの午後のことだった。

じろうさんお手製の労作、2代目のデッキとイスをこの日お披露目したばかり。
まるで進水式だ座れないよと手を掛けたとき、店内のお客さんからボクの名を呼ぶ声がその話はまたの機会にするとして、
店主ご夫妻のというよりじろうさんの夢がいよいよ実現の段階に入った。
めでたしその話もまたの機会にするとして、

振り返ればご縁の始まりは・・・その日からだった。ブログを始めた2006年のことだった。地元出身歌手兼ピアニストのアヤコレットさんが連れてきてくれた。
病床のお母さんに聴かせるため、FM局の生放送でスタジオに入る直前のことだった。人情家のボクはこういうのには弱いんです。お母さんに捧げるフランス語のテネシーワルツの本番中は一言もそれを口にすることなく声が揺らぐことなく歌いきった。喜ばれたお母さんは2日後に亡くなられた。そして12月の本番を客席で見つめられたお父さんも2月に亡くなられた。
あれからお子様に恵まれて幸せな彼女の今後の無事を祈るいま、こうして原点を思うのであります。

7月のタオル美術館フラメンコの企画はここから生まれた。
男の夢は見るよりも叶えるものだ。男の夢とは希望のことかもしれない。


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4 コメント

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男の夢 (じろう)
2011-05-11 07:58:06
夢は叶えるもの。 そのとおりですね。 ワタクシの夢 もしかしたら現実になるかも知れません。 でも 口にした途端に幸せが逃げてしまいそうで その日まで胸の奥ふかくに仕舞っておきます。 な~んちゃって。
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そうなんですよ (ボク)
2011-05-11 17:41:38
じろうさん。口にした途端に逃げてしまいます。口にしないままでも逃げられてしまいます。口にしてはいけなくても逃がしてしまいます。
小鳥と小さなしあわせと若い女性は。
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初夏 (ayacol)
2011-05-11 20:22:51
懐かしい想い出のひとこまを
ありがとうございます。
母と父をみおくってもう5年になろうとは
月日のたつのを改めて感じます。

思えば 両親との別れと同時期に
海カフェさんを初訪問したこともあり
この美しい景色は
両親の思い出と切っても切り離せません。

初夏の海カフェもいいなぁ・・
帰りたいなぁ

今度は2人の息子を連れて帰りますね

青木さん お茶につきあってね。
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不思議です (ボク)
2011-05-11 22:12:38
自宅から若干離れた美しいこの場所で、人生が交錯するのです。
体力がいつまで続くかふと考えますが2人の息子さんたちと遊びましょう。浩ちゃんはもう遠いからと付き合ってくれません。成長は早いです。
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