南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

今治名物

2006-04-30 07:39:54 | ・ボクの日記。
今治には名物スポットが4つある。4つしか知らない。
■ケーオーホテルのパティオ
さざめく一夜と静寂の戻ったパティオ・・・その光と影を忘れることはできない。
2001年までの10年間に7度、フラメンコ・デイナーを催していただいた。
クーロ・バルデペーニャスの歌声、故石沢里実、鬼本由美さんの火を吐くような足さばきには目を見張った。パティオにはアイレがある。
2003年までクリスマス・イブには何度かレストラン晩餐館で弾かせていただいた。

■今治国際ホテルの最上階の夜景
これはきれい、最上階のバーTOPHATからの夜景は四国一だ。
スペインの夕べでギターの柴田杏里さんたちと飲み明かしたときには景色は目に入らなかったが、去年のクリスマスに演奏で入ったときの夜景は最高だったなぁ。

■糸山公園の瀬戸景色

波止浜はいいところだ。
愛媛でのスペイン文化交流に花を咲かせた日西文化協会TORAはここにある。土井さんありがとう。長い間ごくろうさま、でもまだまだ頑張って。
明々と輝いて深夜の海を滑っていく大型フェリーを眺めるのが何よりだと目を細めた伊豫水軍の藤原さん、あの時抱いていたお孫さんは今いくつ。

エスパーニャ・ミロ
もう10年以上も毎年2回、スペイン行きのための長いお休みの案内状を頂く。
現地の今と直結した店主の梶原さんご夫妻の、料理とスペインと音楽とお店(イコールお客様)を愛するお人柄が料理になって出てくる。もちろんうまい!美しい!そしてゆったりとした時間を過ごせる。これを一言でいえば、しあわせになれる。
満席のお客様の夥しい数の皿を奥様一人でむしろ微笑みながら捌いてゆく。
手の内に入れることの大切さと、何よりも遊び心の大切さを教えてくれる。

ヤマハ教室5月

2006-04-29 10:19:33 | ♪レッスン情報
■ヤマハ松山店pmsクラシックギター科5月のレッスン日です
【土・日・月の午後】(お問い合わせ・ご連絡は ℡089-934-7004)
入会随時【第2第4水の夜募集中】

ゴールデンウィーク中は自主練習してください
♪13日(土①)、20日(土②)、27日(土③)
♪13日(土①)、27日(土②)
  
♪14日(日①)、21日(日②)、28日(日③)
♪14日(日①)、28日(日②)
  
♪1日(月①)、22日(月②)

神話★mitologia

2006-04-19 00:42:43 | Weblog
アーティスト=アルティスタはみな神話を持っている。
神話は平和を願う心であったり、宗教・思想・望郷・親への思いであったり家族への愛etc.いろいろあるだろう。
才能は、持って生まれたものに見合っただけの結果がほど良くもたらされている。努力や苦労をしたとか、幸運に恵まれたり不運を乗り越えたとかは物語。

■ボクの神話。勇気がなかったから握り締めることなく手放してしまった淡い恋。
しかし淡い恋を手放した結果手に入れたギター。
いまのボクを取り巻く世界は、親兄弟親戚高校までの同級生を除いてみんなここから始まった。妻と子供たちとの歴史・浩ちゃんの笑顔、師や東京のギター仲間、松山の音楽仲間、恩人のみなさま。

■1965年、神話の始まりは堀之内。そしてボクの20歳の誕生日に少女が一輪のピンクのカーネーションをプレゼントしてくれた。花言葉そのものを知らなかった。
応えてあげることができなかった。
■1986年、初リサイタルは堀之内の市民会館中ホール。君に捧ぐ、ボクに捧ぐ。
■2006年、ダリ展ライブは堀之内の愛媛県美術館。それからのボクの生き様。

■あれほど固かった神話の扉、ボクは死ぬまで閉じておくのか。
それとも神の使者がもたらした鍵で開けてしまうのか。
クスノキは全てを見ている。20年の40年のはなんのその、ほんの風のひと吹き。
木洩れ日は教えてくれる。過ぎ去った一瞬は永遠の過去の彼方のできごと。
■未来に向かってまっしぐらの堀之内は生きている。ボクも生きている。

ORA! 東京さ行くだ

2006-04-12 22:34:24 | ・ボクの日記。
毎年2回くらいピンポイントで上京している。
このたび日程調整してゆっくりできることになった。
5月2日(火) 夕刻上京
5月3日(水) 浩ちゃん三昧にきまっている
5月4日(木) 浩ちゃんの親戚みんな集めて子供の日の前祝だ!
5月5日(金) 甥結婚式 身動きとれん。
5月6日(土) このへんはギター三昧といきたい。昔のギター仲間と飲むか。
5月7日(日) 浩ちゃん三昧になるやろなぁ。
5月8日(月) 夕刻帰松 空港に行く前に牛めし2杯は無理かな?

■絶対に食べたいものが3つある。
①新橋駅日比谷口ガード下牛めしげんきの牛丼。
②五反野駅前正華飯店の肉まん。
③新宿駅東口マイシティ7階くじら軒のラーメン
次点をあげるなら
④秋葉原駅万世橋口万世麺店の排骨(パーコー)麺・・日本一だよ

■最近ごぶさたのプリメラギター社に寄らねばならない。フラメンコ情報と掘り出し物のグッズがいっぱいある。いつも後払いでいっぱい買ってしまう。1990年にはここで新人バイラオーラ関口華恵(現在一流か超一流)をゲットしてボクのフラメンコライフに花が咲いた。
CDなら目黒のアクースティカだが、最近はオンラインでいつでもオッケー。
だから銀座の山野楽器と高田の馬場のムトウ楽器店は要チェック。マドリーのエル・コルト・イングレスに続く在庫があってお金がいくらあっても足りない。
ギターショップは池袋周辺のもの。有楽町線で一駅の現代ギター社、目白駅からギタルラ社、ここでクラシックギターの楽譜は揃うが小物はファナ、池袋から歩く。
全部行くのはやっぱり無理やのう・・・金も時間も体力もない。あ~あ。
1990年にはここに書いたことみんなやった。1週間かかった。パセオも面白かったし、目白にはつつい音楽工房があって必ずお邪魔した。そしてボクの分身のコンデとそこで巡りあった。あれから16年、腕一本の波乱の海をともに生きてきた。
丸亀に戻った筒井さんの工房にもしばらくお邪魔していないなあ。

■最後に忘れちゃいけないのが銀座界隈の伊東屋、文房具好きのボクはほうっとけばここだけで半日過ごせる。そして先の山野楽器に寄って次にヤマハ銀座店、これは日本一の楽器店だ。少し歩いて新橋の牛丼へと道は続く・・・

大きな油壺

2006-04-11 22:09:42 | ・ボクの日記。
久しぶりに妻とドライブした。
玉川湖畔の満開の桜並木からJA周桑の周ちゃんでお買い物、そのあと朝倉のタオル美術館でゆっくりと過ごした。黄色と赤の新芽の美しさに圧倒された。カメラに収めたが帰りに立ち寄った←IVY-からの瀬戸内海の夕景もろとも取り出しに失敗して、残ったのはスペインの古い油壺1枚きり。
半日の春の息吹満喫コースは二人の秘密になった。
それにしても、IVY honseのゴールデンカレーはこの20年かわらずうまい。
瀬戸内海の夕景もまたかわらず美しい。いつもいいジャズが鳴っている。

南下する

2006-04-09 01:26:45 | ♪コンサート日記
■去る1月23日に書いた何の変哲もないこの記事。
ボクはずっとどこかでひっかかっていた。誕生日からアレルギー性鼻炎と睡眠時無呼吸性症候群が悪化して10日間ほど夢か現か幻かの日々を過ごしたが、二の丸の殺生石で現実のボクに戻った。

その結果4月8日コミセンで、厳粛に12月20日水曜日大安のキャメリアホールに仮予約を入れた。ボクは南下するぞ!何かするぞ。

今年の12月20日は、イタリア家庭料理の店シシリアさんの開業30周年の記念日です。
おめでとうございます。もちろんその日は大安です。(大安売ではありません)
25年前に東京から引き上げて以来、我が家は何かあるごとに通いました。
おいしい。そしてボクのギターライフには欠かすことのできない恩人です。

何か事をおこすとき、ボクはバイオリズムを重視します。
12月20日は・・・なんと3本の線が頂点に集中しているではないか!!!
絶好調であるはずのその日、ボクは南下せずにはいられない。
何かせずにはいられない。

序破急

2006-04-06 23:27:06 | Weblog
■4月6日;松山城二の丸薪能
石垣を背にかがり火のゆらめく幻想的な舞台で能狂言が行われた。
松山では江戸時代に藩の手厚い保護のもと隆盛をきわめたというだけに松山城内がピッタリの舞台だ。
松山東39会のHTさんが、今日はトリで殺生石のシテ(主役)で出演した。人間国宝の宝生閑師がワキで共演。
日本の代表的な舞台芸術の深い味わいに感動した。
常々ボクは【序破急】を心がけて曲作り・演奏をしているが、能の極意ということは知っていた。が身近な同級生にこんな凄い友人がいたとは。
感謝還暦バラ60本を用意してくれたHTさん、序破急を教えて!

東京ってところは

2006-04-03 19:38:03 | ・フラメンコ
すた怖えところだ、とかああ上野駅だとか昔はたいそうな覚悟が必要だった。
暮らすには。
電話ひとつかけるにも今はすっかり見かけなくなった公衆電話もあまりなく、近所のタバコ屋のおばちゃんに赤電話の鍵を開けて貰って3分320円のラブ・コール。
手取り月給39000円。東京→新大阪新幹線片道5050円の時代だ。
そんな時代に、日本一のフラメンコギタリストの伊藤日出夫先生にギターを習った。毎週金曜日20時~20時15分。1ヶ月1時間で4000円だった。
高いとは思わなかった。必死だった。1969年。今思えば夢のようだ。
今治出身のソプラノ今井久仁恵女史がボクの次のレッスン生だった。田町駅までの帰り道を二人で歩いていつも一緒だった。プロの生き様を習った。
そんな東京に浩ちゃんは生まれたときから暮らす。浩ちゃんパパは母校の明大ラグビー選手にしたいそうだが、今のところzi-ziが差をつけている。
5月の連休はギターとウクレレを持って飛んでいくよ。