南十字星☆

この道48年のフラメンコギタリスト青木敏郎のひとりごと

出会った人たち

2006-01-28 00:51:04 | Weblog
何かがある日音を立てて突然変わったとすれば、それは京都行きのバスに乗った前夜の出来事。2年前の4月30日 rose is roseさんに誘われてシタールの吉田大吉さんのライブを観に行ったミライ*カナイ。

味のあるカリスマ店主、30人ほどの若い聴衆、そして何より大吉さんの圧倒的な凄腕。
聴衆に媚びないまっすぐな音楽が2時間も3時間も続く・・・ボクには場違いな熱気だったが目から鱗が落ちた。
世の中も松山の音楽シーンも確実に変わっている。
ここで得たテンションをそのまま京都に持っていけた。

その後、次々と幸運がやってきた。
ロレンツォ・フリニャーニ(クラシックギター)を入手、ヤマハとの講師契約、開講記念コンサート、久万美術館ギャラリー・コンサートと立て続けにゲット。
そんな中、シタールの文香ちゃんが松山に1週間やってきた。
ミライ*カナイさんと花アトリエさん、宿泊先の道後姫塚のユースホステルさんにライブを、今治虎岳幼稚園で音楽会を開いていただいた。
共演したタブラーのプラスーン・チャタルジー氏の神業と人柄は忘れることができない。

わが師の恩

2006-01-25 16:26:28 | ・フラメンコ
ボクはずっとサラリーマンとフラメンコギタリストの二足の草鞋を履いてきた。
二人のボクの変わり身の早さに美学があった。
それはまさに大昔のテレビのスーパーマンのようだった。(うそ)
58歳と3日で早期退職したとき草鞋を一足脱いだのだから、足にはもう一足をちゃんと履いているのかと思っていた。甘かろう!甘い!!甘かった!!!
履き替えるには、一度裸足にならないかん。

裸足になって初めて知った、道の冷たさ小石の痛さ。
失意のどん底に落ちて改めて知る、師の温かいお心。
絶望の淵から見えた世界で出会った、音楽を愛する人々のまっすぐな笑顔。


日西文化協会掲示板にあったボクの投稿、もう一丁転載。

非公開で弾こう会 青木敏郎 2004/02/16 02:32
2月22日昼松山市のイタリア家庭料理の店「シシリア」で第1回青木敏郎門下生発表会『ギターを弾こう会』を開催します。
『ギターを弾こう会』は日本のフラメンコギターの父で青木の師伊藤日出夫氏の門下生発表会の名称ですが、師は弟子のこのささやかな再出発に際してこの名称の使用を快くお許しいただいたうえ、お祝いに5月1日の京都『テアトロ・マロン』での自らのライブに飛び入り出演をさせていただくことになりました。
仰げば尊しわが師の恩。

これがご縁で、5月1日の朝京都行きのバスに乗った。
京都出身の伊藤先生の故郷、少年の日の先生を育みギタリストとして世に送ってくれた先生の故郷、日本のフラメンコギターの故郷。
いつも大勢のスタッフと共演者に囲まれた先生が、この日はピン。先生のオールソロのプログラムの中にボクのソロ1曲。渾身の一発勝負。アンコールで2曲デュエット。長い長い先生とのお付き合いの中でも初めての経験。

先生の恩人でホールのオーナー朝倉様の家に泊めていただいた。
睡眠時無呼吸症候群のボクの夜中の狼藉で先生の安眠妨害ごめんなさい。
翌朝、歩いて先生の育った家の前へ。
若かりし頃合奏団の合宿で飲んだとき何度も先生のお話に出てきた家。
京都駅でお別れするとき、
入門以来35年かかって初めて演奏を誉めていただいた。

松山に戻って半月寝込んだボクでした。





摩訶不思議

2006-01-25 15:56:38 | Weblog
一昨年、私はギタリストとして生まれ変わった。生き返った。
失意のどん底に落ち、地獄の淵を彷徨った日々。
今だから言える生還談。思い返せば何人もの人達に助けていただいた。
いくつかの出来事を書いておきたい。

日西文化協会TORAの掲示板から私の投稿記事を転載します。

摩訶不思議な夜 青木敏郎 2004/02/16 01:55

2月14日夜松山市道後姫塚のユースホステルで、16歳の日本人天才少女シタール奏者ヴィーナ・文香のライブが行われました。
気品に溢れ、ときに超絶的テクニックを見せる彼女は一瞬にして聴衆を魅了しました。
デリー在住で飛び級によりデリー大学1年生の彼女は母親の胎内にいた時に聴いたシタールの瞑想的なインスピレーションを受けています。

松山市出身の母親と同級生のよしみで急遽私のフラメンコギターが参加して、この発見されたばかりの超新星と、地球の前を通り過ぎてはるか宇宙の彼方への旅を続けるハレー彗星が40年以上の時空を超えて、異国の民俗音楽それも弦楽器を生演奏で爪弾くという摩訶不思議な世界が展開されました。
3日前にカンセイ舎の企画で急遽実現したためわずか30数名の観客は、このやさしく夢幻の世界で至福のひとときを味わったのでした。

その夜帰宅した後、私は座ることもできずうつ伏せてしまい身体中の疲れや病、精神的弱気、不安、悔恨といったマイナス要素が一気に背中から抜けて空中に飛んでゆく気配を感じました。これがシタールの魔力というのでしょうか。
来年の暑い頃には彼女を呼んでふたたび競演をし、山を吹き飛ばして眠れる大魔神大いに怒って頑張ろうと思う今日この頃です。


ぼく、浩ちゃん

2006-01-18 17:06:41 | ☆浩ちゃん情報
ぼく、浩ちゃんです。
松山のジージ(ボクのこと)のおうちに行くとき、
羽田空港で飛行機を見るのが大好きです。

帰るとき、松山空港では早く飛行機に乗りたいので
さっさとバイバイして自分のおうちに戻ってから、
ジージを探します。

大きくなったらパイロットになるよ。

ぼくの1歳のお誕生日のおととしの10月10日、
ジージは久万美術館でギャラリーコンサートを、

ぼくの2歳のお誕生日の去年の10月10日、
ジージはアオノホールで南十字星コンサートを

ぼくにプレゼントしたんだって。おいしくないよ。
今年は、肉まんとアイスとチョコにしてね。

感謝還暦バラ60本

2006-01-18 14:47:31 | ♪ライブ情報
じつはボク 昨年10月10日にアオノホールで、
還暦&ギター40周年記念コンサートをやったんよ。タイトルは南十字星。

松山で人気絶頂のフォルクローレバンドのロス・コンドルスのみなさんと、
超満員225名のお客様と、美人スタッフに囲まれて(ヨイショっと)・・・・
それは楽しいひとときだった。

ボクは長年の念願だったロス・インディオス・タバハラスのマリア・エレーナを
バシッとしかしホンワカと弾けて本望よ。
ビシッとしかし颯爽とバックアップしてくれてありがとう、ロス・コンドルス。
今度留守番がいるときは声かけてね!!

今度会うときは、もちろんスターダストじゃけんね。

あの日
同級生のみなさんがお金を出し合って、赤いバラを60本そろえてくれた。
フラワーデザイナーの ROSE is ROSEさんは、めずらしいアンダルシアという
赤いバラを取り寄せてくれて、殺風景なステージに文字通り花を添えてくれた。

感謝還暦大感激ボクの還暦!!!

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

ギターを弾こう会

2006-01-17 23:45:31 | ♪レッスン情報
門下生ご一同様

寒中お見舞い申し上げます。
ギターはとってもデリケートな楽器です。暗譜して手が勝手に動くという境地に
たどり着くと“悪魔のささやき”との戦いが待っています。
さあ、今年もギターを弾こうかい。弾こう会。

☆とき 2月26日(日)・・・・・・・・・・・・・・・ ☆おかね 
 ♪発表《悪魔の洗礼》 12:00~13:00 /弾く人も見る人もいらない(定員40名)
 Ψランチバイキング   13:00~14:20 /2100円 要予約(限定25名)  
☆ところ シシリア 2f 二番町 ℡932-3938


注;
ギターを弾こう会は
日本のフラメンコ界の先駆者伊藤日出夫先生の門下生発表会の名称です。
ボクが独立開業した一昨年の第1回目に先生にお願いし、
お祝いに名称の使用を許していただきました。

一輪のガーベラ

2006-01-16 21:30:19 | ・フラメンコ
昨年12月18日、
なかのZERO小ホールにて日本フラメンコ協会主催の「ギター・カンテの祭典」に師伊藤日出夫のグループの一員として出演しました。

師の掲示板からお礼のメッセージを転載します。

普通は心とか胸からこみあげてくるものですが、18日のギター・カンテの祭典に召集をかけて頂いて先生の隣の席で弾かせていただいたときには五臓六腑から突き上げてくる思いがありました。
日本のフラメンコ界の活況を体感出来るとともに、しっかりと先生と行動をともにしてくれるメンバーに加えて前途洋々の若いギタリストの人達の存在が何よりも頼もしく嬉しい限りです。
きららさんへ。出演者に一輪の花をいただきありがとうございました。私は淡いピンクのガーベラをいただきました。奥様のアドバイスで胸に挿してステージに上がりましたが、短く切ったのが功を奏してギターケースに入れて松山に持ち帰り今も瑞々しく可憐に咲いています。花言葉は知りませんが、ハッピーだった今年の思い出に残ります。先生、みなさまありがとうございました。

ガーベラは越年して3日まで咲いていました。

坊っちゃん列車

2006-01-16 14:34:04 | ☆浩ちゃん情報
2歳になる孫の浩ちゃんは機関車トーマスが大好きです。
それよりも実物大で走る坊っちゃん列車がいちばん大好きです。

年末に
東京から帰ってきたときは2回も乗って(もちろん道後発と市駅発)大喜び!
出発までは大はしゃぎ、でも走り始めると心地よい振動に気持ちよくオネンネ。
到着すると必ず目を覚ましてバイバイ。

大きくなったら坊っちゃん列車の運転手さんになるのだそうです。

はじめまして

2006-01-15 23:58:57 | Weblog
ボクです。はじめまして。
新規オープンしました。遊びにきてね。

新しい出来事、新しい出会い、新しい経験、
そしてギタリストとして温めてきたものを出し尽くしたい。

そんな場面にお付き合いしていただきたい方たちの
叱咤激励をいただきたい・・・などと思う今日この頃です。