Click 2 CR-IQ 日々_ver.3

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ある日、爆弾が落ちてきて

2006-02-07 17:43:15 | ノベル
作者;古橋秀之 電撃文庫

2chラノベ板のの2005下半期大賞作品ということで
思いっきり影響されて買ってきましたw。

内容はボーイ・ミーツ・ガールものの小説が7本
収録された短編集となっています。
タイトルはそのうちの1本ですね。
1本ずつ2行で感想を書くなら

「ある日、爆弾が落ちてきて」
よくある最期の一葉的な内容。
表題ですけど一番微妙な感じ

「おおきくなあれ」
知能が逆行する風邪をひいたヒロインを世話する苦労。
病気ものコメディだけに、オチは予想通りでしたw

「恋する死者の夜」
ループを繰り返すわけですが、このループは悲しいもの?
それとも幸せ?

「トトカミじゃ」
図書館に住むBL好きなツンデレ精霊って設定が卑怯ですw。
ほのぼのとした終わり方に満足

「出席番号0番」
クラスメートにとりつく存在が起こすちょっとした騒動。
最後はどっちっていう解釈が楽しいですね。

「三時間目のまどか」
三時間目にだけ窓に映る女性との交流。
時間の概念の時点でオチ読めたけどほんわかしてて一番好きです

「むかし、爆弾が落ちてきて」
浦島な世界を進む女性に対しての少年の行動。
この結果が彼にとっての幸せならアリなのかな…色々難しい結末

全般的にすごくほわっとした雰囲気があって、
読んでて心に残ります。
コレだ!っていう押しがあるわけではないけど、
すごく安心して読める短編集の見本みたいな作品。
オススメします。

評価:★9

ある日、爆弾がおちてきて

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