CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

「2002年ワ-ルドカップを振り返って・・・」

2005-12-01 14:19:19 | その他
レポーター:tomohiro

僕は、自他ともに認めるサッカー好きです。僕はスポーツの中で一番平和なのは、サッカーだと思っています。それは、サッカーと言うスポーツが単純であり、世界中の人々に愛されているからだと思います。FIFA(国際サッカ-連盟)に登録されている国の数は国連に加盟している国の数をこえています。たとえ国連に加盟していなくてもFIFAに加盟していればワールドカップに参加出来るのです。たとえ言葉が通じなくても一緒にサッカーをするだけで相手の事がわかります。もしサッカーが出来なくてもサッカーを見るだけで、その国の特徴が手にとるようにわかります。
例えばナイジェリアや、カメルーンは人間とは思えないような動きで相手を翻ろうします。まるで空中で止まっているよう
なヘディングやとんでもないターンなどなど見る人を驚かせます。フランスは”シャンパンサッカー”と称され素早いパスワークと次々と入れ替わる選手、目まぐるしい展開で観客を魅了します。このようにサッカーとはスポーツでありながら文化的側面も持っています。
さて日本でワールドカップが開催されるにあたって一番困ったのは、競技場の数が足りないことです。そこで日本サッカー協会は急ピッチで各地方に4万人以上収容のスタジアムを建設しました。それが後々大きな問題になりました。まず建設されたスタジアムのほとんどが、陸上競技兼用スタジアムだったのです。これはサッカーを見るにあたって一番の問題、トラックがあるのです。トラックがあることで観客から選手までの距離が遠く
なってしまいます。
さらにスタジアムのデザインは素晴らしいのに、そのスタジアムの周りはただの原っぱのままです。スタジアムが素晴らしいのならその周りも総合運動場にするなど、その町の総合コミュニティーとしての役割を担うべきです。地域の子供が簡単に利用できる芝のサッカーグランドはもちろん、サッカー以外にも野球や、ラグビーなどスポーツの底辺を広げるための施設作りがもっと盛んに行われなけれればいけなかったのだと思います。
そこがワールドカップを終えた一年で強く感じます。子供達がのびのびスポーツをすることができれば今、子供達が抱えている問題の多くは解決すると思います。

モデレーターのコメント
日韓ワールドカップから二年経ちましたが、未だにカメルーンと中津江村との交流があるそうです。グローバリゼーションが進む今日こういった人と人との
交流こそが一番大事なのではと思います。

ピースキー (6)寛容と連帯


最新の画像もっと見る

コメントを投稿