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CPNN(平和の文化ニュースネットワーク):国連の「世界の子どもたちのための平和と非暴力の文化国際10年」(2001~2010)

生命尊重・非暴力・助け合い・良く聞く・地球環境・寛容と連帯・男女平等・民主主義の記事を配信します。

『風の谷のナウシカ』

2008-06-17 07:28:19 | 映画・ビデオ
レポーター 湯たそ
 
地球壊滅後の近未来を舞台に、“腐海”と呼ばれる毒の森に生きる人々の闘いを描く。海から吹く風によって腐海の毒から守られている「風の谷」。ある日、虫に襲われた輸送飛行船が風の谷に墜落する。船内には、“火の七日間”と呼ばれる最終戦争で地球を壊滅させた「巨神兵」の核が積まれていた。やがて巨神兵をめぐり闘争が勃発し、風の谷の王妃ナウシカも陰謀渦巻く戦乱に巻き込まれてゆく。
 その中で森に生きるすべての生物を愛するナウシカの命を惜しまない行動により森や風の谷、すべてに生きる生物が守られていく。
 人間の欲望のために壊してしまった世界を見ようとせず諦め、再び破壊を繰り返そうとする大人と、事実を受け入れてかつすべてを愛し、共に生きていこうとするナウシカ。まるで今の世界のようで、人間の欲望を満たそうとする醜い面を表現している。ナウシカを見ていると、人間がいま目指すべき姿なのかなと思う。事実から目を背けず、きちんと見つめ、すべての生物を愛する気持ちを忘れてはならないのだと。
 この作品を見るといつもすべてを愛する気持ちが自分の中に溢れてくる気がします。

モデレーターのコメント
 この映画では争いの場面が出てくるので「非暴力」として取り上げるのは心配するところですが、全体の流れとして「非暴力」で争いをさせないようにする「ナウシカ」が中心にすわり、とても感動的な作品に仕上がっています。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (2)非暴力   (3)助け合い  

『最高の人生の見つけ方』

2008-06-17 07:24:42 | 映画・ビデオ
レポーター パリジェンヌ

この映画はジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンという2人の俳優が、死を意識した初老男性の希望に満ちた余生を描く人間讃歌。この物語は、病室で知り合った今まで生きてきた環境がまるで違う2人が意気投合し、“やりたいことリスト”に基づき、残りの人生を生き生きと駆け抜けるというものである。
この話を私は飛行機の中で見た。いくつかある映画の中からなにげなく選んだこの映画。何気なく選んだわりにとても心温まる話だった。余命6ヵ月、普通に考えればその残りの命を惜しみ、少しでも穏やかに…と考えると思うが、この2人には通じない。余命6ヵ月という限られた時間を、命あるその時間を惜しげもなく、まるで今この時を待っていたかのように謳歌するのだ。片っぱしからやりたいことをあげていく2人。世界一の美女とキスをする。腹がよじれるほど笑う。壮大な景色を見る。スカイダイビングをする…などなど。どの場面でも生き生きとその様子が描かれている。その中で、家族愛や友情などの背景も垣間見える。
死という絶対的なものを前にしてやりたいことをやる、決して悲観的ではない。おとぎ話のような映画だが、どこかおとぎ話には見えなく、生きている限りできないということはない、自分の人生なのだから諦めずいろいろなことにチャレンジすべきだとこの映画に言われたような気がした。

モデレーターのコメント
 誰もがむかえる「死」というものに対応するときに、どのように考えるのかを示唆してくれる映画ですね。確かに自分の人生があと「何日」と決められたときに、人間はうろたえます。そして時には自暴自棄になります。でも「死ぬ」ということを当たり前と思えれまた違った生き方ができるのかもしれません。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (4)傾聴   

『50回目のファーストキス』

2008-06-17 07:23:27 | 映画・ビデオ
レポーター おーえるとよばないで

ルーシーは交通事故に逢って以来、「前日の事をすべて忘れてしまう」という短期記憶喪失障害を抱えている。そんなルーシーに一目ぼれしたヘンリー。ヘンリーは、水族館で獣医として働いている。そして、彼は毎日彼女との初対面から始まり、告白し続ける。朝起きると、彼との素敵な恋だけではなく、彼の存在すら彼女の記憶には残っていない。だけど、毎日彼と恋に落ちて、ファーストキスをする。
少しずつ進展していくと思われた二人の関係は、彼女が"自分が愛する人の重荷になる"と思い、別れを決意する。その後、施設で働いて過ごすが、美術の講師をしていた彼女は、自分の部屋にいっぱいのヘンリーの絵を貼っている。施設に訪れたヘンリーを見て、二人はまた恋に落ち、一からやり直すという"毎日が初対面で毎日がファーストデート"が繰り返されていくストーリー。
 この話では、まず、二人が出会う前にルーシーの家族(父・弟)が、交通事故の前日であった父の誕生日を毎日祝う彼女に対して、彼女が傷つかないように特注で同じ年月日の新聞を準備したり、ラグビーの試合を録画して、繰り返し再生したりして対応していて、どんなに娘・姉のことを大切にしているか家族愛が伝わってきました。また、ヘンリーが彼女に短期記憶喪失障害だということを教えるのに、苦悩の末、賛成したのも彼女のことがみんな大切であるからこそしたことだとも思いました。何度教えたって、次の日には忘れてしまうけど、言わないで毎日同じことの繰り返しをしているよりは、毎日事実を知ってその日その日が充実していた方がいいのだというように捉えられました。
 そして、何よりもヘンリーが彼女に何度も恋させるためのアプローチ方法がとっても面白いです。ちょくちょく出てくる水族館の飼育員とのやり取りと、動物(セイウチやペンギン)とのやり取り、動物の演技力にもぜひ注目してほしいです。

モデレーターのコメント
 短期記憶喪失障害をテーマにした映画は日本にもありますが、この映画はそれを「家族」という衣で包んで暖かく表現していますね。ヘンリーのようにずっと心を寄せてくれる存在があることが生きる力にもなります。

ピースキー:
(3)助け合い  (6)寛容と連帯  

『スチュアートリトル』

2008-06-17 07:21:48 | 映画・ビデオ
レポーター かおり

リトル家は理想的な家族だ。優しいパパ、ママ、ジョージ、猫のスノーベルの四人家族である。パパとママは、ジョージに兄弟を作ってあげたいため、施設に養子をもらいに行く。そこで、スチュアート(ネズミ)に出会う。スチュアートのは家族に憧れをもっていて、それを聞いたパパ、ママは、すぐに気に入り、養子にもらいうける。
しかし、家に帰って、ジョージにスチュアートを紹介すると、人間ではないため喜ばない。ジョージと仲良くしたいスチュアートだが嫌われてしまった。ヨットレースの日、スチュアートは、ジョージにの壊れた船に乗り、優勝する。これでジョージにとスチュアートは本当の兄弟になった。
家族仲良く暮らしていたある日、スチュアートとの本当のパパ、ママが迎えにきた。そして、スチュアートは大好きな家族と離ればなれになってしまう。しかし、本当のパパ、ママは嘘をついていた。それを聞いた、スチュアートは、リトル家に戻ろうとするが、いろいろなアクシデントに巻き込まれてしまう。この中で、家族の大切さや、想いがたくさん伝わってきた。どんな困難にでも、家族や大切な人を信じたり、想い続けることの大切さを教えられた気がした。心温まる映画です。

モデレーターのコメント
 主人公はねずみですが、そこに家族愛や生き方を表現しています。この作品は「養子」の問題を取り上げていますので、家族を考えるにはとてもいい作品ですね。親としてどう振舞うべきかも考えさせられます。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (6)寛容と連帯  

『I Am Sam』

2008-06-17 07:19:23 | 映画・ビデオ
レポーター たでぃー

 知的障害のために7歳の知能しか持たない父親サムは、スターバックスで働きながら一人で愛娘ルーシーを育てていた。妻はルーシーを生むとすぐに姿を消してしまったが、二人は理解ある人々に囲まれ幸せに暮らしている。しかし、ルーシーが7歳になる頃にはその知能は父親を超えようとしていた。
そんなある日、サムは家庭訪問に来たソーシャルワーカーによって養育能力なしと判断され、ルーシーを奪われてしまう。ルーシーは施設で保護されることになったが、娘を取り戻すために敏腕女性弁護士とともに勝ち目の低い法廷闘争に挑む。サムは結局、条件付きで親権は認められたものの、ルーシーは里親のランディらと一緒に暮らすことになった。だがサムはその家の近所に引っ越して、ルーシーは毎日のように彼に会いにいく。2人の愛情の深さに気づいた周囲は、ようやくその親子関係を認めるのだった。
親と子の思いは受け入れられず、無理矢理引き離されるシーンが心を痛めました。知的障害であっても、周りの援助で二人で幸せに暮らしていけるのではないかと私は思います。親子の絆の深さを感じ、とても感動した映画です。

モデレーターのコメント
 障害をもっていても親子の関係は変わらないということを訴えた映画で、とても心ひかれますね。人間のあり方、家族のあり方を考えさせてくれるものでとてもいい映画を紹介してくれました。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (4)傾聴   

大いなる幻影

2008-05-16 02:47:13 | 映画・ビデオ
レポーター りょう

 舞台は第一次世界大戦中のドイツ、敵地偵察中に捕虜になったフランス人の大尉と中尉は、スイス国境に近い収容所に移される。所長のドイツ人将校は同じ貴族である大尉を優遇する。二人は戦争、階級について語り合い多くの共感を得るが、大尉は脱獄を計画し、ためらう将校に撃たれる。大尉がおとりになったことで中尉と友人のユダヤ人は脱獄に成功し、国境を目指す。
 この映画で描かれているのは戦争ではなく人間そのものであり、戦闘のシーンといったものはありません。戦争の悲惨さ、といったことはあえて排除され、ここでは人間の普遍性が強調されています。人物たちは異なった立場(国籍や階級といった肩書き)を持って絡み合い、複雑な感情を投げかけています。人一人の価値が、重くのしかかってくる映画です。
(監督 J・ルノワール)

モデレーターのコメント
 戦争を題材にしていますが、その中で人間の心の交流と自分を犠牲にしても誰かを助けようとする人間の美しさを表現している作品として紹介したいですね。過去の戦争においてもこうした人間の美しさはたくさん紹介されています。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (3)助け合い 

エリン・ブロコビッチ

2008-05-16 02:45:33 | 映画・ビデオ
レポーター ポンチ

 エリン・ブロコビッチ。彼女は全米史上最高額の和解金を手にした女である。彼女はやり手の弁護士ではなく、専門的な勉強をしていたわけではない。それどころか3人の子供を持つシングルマザーで学歴がないため就職できずに貯金残高も底をつきそうになっていた。
 そんなある日、彼女は事故にあう。しかし、依頼した弁護士のエドは、和解金を取るのに失敗してしまう。とてつもない苦境に立たされた彼女はエドの弁護士事務所で雇ってもらえないかと頼み込み、そこで働くこととなる。
 ファイル整理の仕事しか任せてもらえなかったが、あるとき彼女はファイルの中から医療記録を見つける。不思議に思った彼女は、それについて調べ始め、エドを説得し、この件を調査する許可をもらう。そして、住民たちの間に致命的な病気を引き起こす、ある地域の水質汚染の隠蔽工作を発見するのだ。最初は関わり合いになることを嫌がっていた住民も、彼女の粘り強さと、彼らの問題に自分のことのように関心を持つ姿を見て、住民達も彼女の言葉に耳を傾けるようになる。
 水質汚染の原因を突き止めるために、現地の水道局に足を運んだり、原因物質の究明のために専門家に話を聞いたり、とにかく彼女は必死だった。彼女のとてつもない努力が実り、裁判で勝つことができ、彼女は和解金を手にしたのだ。
 私はこの映画を通じて、働くということはこういうことなんだなと痛感させられました。

モデレーターのコメント
 映画というものは現実を越えたものがありますが、それを通して真実を伝えます。この映画では人間が変わって行くということを示しています。係わり合いになることを嫌がっていた住民が彼女の情熱に心を動かされて行くという点はその真実でもありますね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (5)環境保護 (6)寛容と連帯  

パッチアダムス

2008-05-16 01:49:18 | 映画・ビデオ
レポーター Vogue

 私は映画鑑賞が趣味なのですが、その中でもっとも他人に観てもらいたい映画を紹介したいと思います。「パッチ・アダムス」という映画なのですが、この映画は実話だからこそ価値があると先に言っておきます。
ストーリーは自殺癖のあるハンター・アダムスは自主的に精神病棟で入院する。そこで幻覚のリス
に怯える男性を助けた彼は、人と触れ合い助ける喜びを感じる。病院を退院したアダムスは、大学の医学部に入学し、医者を目指す。
 患者と医者は距離を置かねばならないという教えに違和感を抱くアダムスは、大学側の目も気にせずに、積極的に患者を触れ合い、彼らを笑わせようとする。そして彼は無料で診察する病院のような施設を作る。勉強一筋だった女性カリンは、最初はアダムスの考えについていけなかったが、彼の人柄に惹かれ、彼女も手伝うようになる。順調に進んでいると思っていた診療所に悲劇が起こる・・・大まかなストーリーは、こういった内容です。
 あなたの顔に微笑みにやわらぐその一瞬が見たいから・・・。静寂に包まれ、消毒薬の臭いがする薄暗い病院。その中を、医学生パッチ・アダムスはピエロのようにおどけ、ジョークを連発しながらかっ歩する。「医者と患者は対等である」という独自の意思を貫くパッチ。病める人々のために、笑いをヒーリングに取り入れて、彼は心の医者を目指す。彼は当時、風変わりな持論で、医大でも病院でも異端児とされていました。
しかし80年代半ばになると、思いやりと献身的な態度を重視した彼の療法が患者の不安を和らげ、治癒力を高めることがマスコミで騒がれ始めました。笑いとやさしさの伝染力が、時に病の憂鬱よりも勝ることを発見し、広めたパッチ。
 この映画は、そんなパッチの葛藤する時代を克明に描いています。自分自身が心の闇にさまよう精神科の患者であった頃、パッチは笑わせることの快感に目覚めました。同時にそれは笑いが癒しになることの発見でもあったのです。その瞬間、進路を決めたパッチは、医者を目指し、名門医大に入学。しかしそこに待ち受けていたのは、権威主義の校風とエリート志望の同級生たち。次々に珍事を起こすパッチは、過度な幸福感に浸るウツケ者のレッテルを張られてしまいます。しかし、パッチを軽蔑し、対立した人間さえも、知らず知らずのうちに彼の型破りの笑いの理論に巻き込まれていき、やがて、パッチは、患者と医師のユートピアを目指すことになっていきます。
 この映画には主演でロビン・ウィリアムズが出ていますが、彼がとてもいい演技をしているなと感
じます。彼だからこそ演じれたのかもしれません。「病は気から」という言葉がありますが、彼は笑
いを治療の薬にしてしまった。喜怒哀楽の中で笑わせるのが一番難しいと聞いたことがありますが、彼は、それを難なくやってしまいます。こういう人こそ、この世界には必要なのかもしれないなと思いました。みなさんもぜひTUTAYAなどのレンタルショップに行った時、お金に余裕があった、時
にでも借りてみてください。

モデレーターのコメント
 人生において「笑い」がどれほど大切なのかを病気という視点から光を当てた映画で、しかも単に空想的な話ではなく、実際にある話をもとに映画化されたものですね。現在もウエスト・バージニアで実際化の準備が進んでいます。医学において何が大切なのかを教えてくれるものとして貴重ですね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (4)傾聴 

バックドラフト

2008-05-16 01:47:58 | 映画・ビデオ
レポーター ナン

私が紹介する映画は「バックドラフト」という映画です。この映画は消防士に着目した映画です。
この映画の解説としては、防士兄弟の葛藤と日夜火災と戦い続ける男たちの群像を描いた大作ドラマ。放火犯探しというサスペンス・ドラマがサブ・プロットになっています。
簡単にストーリを説明すると、幼い頃、消化作業中に消防士の父の死を目の当たりにした主人公は、故郷のシカゴに新米消防士としてやって来る。彼が友人と共に配属された17小隊には兄や死んだ父の部下や同僚らがいた。
 着任早々、火災現場に向かった主人公は、そこで兄の英雄的な活躍を目にする。しかし、この現場は放火だった。
 ある日、現場で炎を前に尻込みをする主人公。弟を叱咤して兄は踏み込んでいって少年を救い出す。主人公は自信をなくしてしまう。主人公は仲間とバックドラフト現象を利用した連続爆破放火事件を調査し始めたが、その結果出てくる数々の疑惑、そしてその中に実の兄が関与しているのでは? と、複雑な心境の主人公。そこへ化学工場での大規模火災が発生したとのサイレンが鳴った…。
消防士という題材で兄弟の確執をベースに描き、信頼と疑心と真理について上手くできていると
思いました。 ヒューマン的な部分がかなり出ていると感じました。
                                      
モデレーターのコメント
 消防士のストーリーですが、そこにサスペンス的な展開が組み込まれているので、娯楽映画として意味があるのではないでしょうか。兄弟の確執をどのように乗り越えていくのかまで展開されるといいですね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (3)助け合い 

耳をすませば

2008-05-16 01:40:03 | 映画・ビデオ
レポーター AKI

私が、落ち込んだ時に見る映画。「耳をすませば」の紹介をしたいと思う。映画の内容は読書好きの中学3年の月島雫は、父の勤める図書館へよく通うが、自分の読む本を全て先に借りて読んでいる「天沢聖司」の名前に気がつく。その天沢聖司が同級生だと知るのに時間はかからなかったが、天沢聖司のことが何かと気になる雫。ある日、図書館への道で変な猫を見つけ、その猫を追いかける。猫は小さなアンティークショップ「地球屋」へ入ってゆき、雫は店で老人・西司朗と出会う。
西老人は聖司の祖父で、彼は地下の工房でヴァイオリンを作っていた。聖司はヴァイオリン職人になるためにイタリアへ留学したいという夢を持っていた。確固たる目標を持っている聖司に比べて、何をするべきかが分からない雫。雫は自分の夢を求め、小説を書き始める。
この映画は、ジブリ作品の中でも最高傑作だと私は思う。中学生の頃の恋愛事情などが事細かく表現されていて、またこの作品では中学生時代の悩みである、自分の夢についての話があり共感出来る場面がたくさんある、すばらしい映画だと思う。今の時代の問題になっているやりたいことがないなどの悩みがあるひとは、ぜひ見ることを薦める。夢が決まってる人も共感出来る映画だと思う。

モデレーターのコメント
 「耳をすませば」は多くの子ども達が見ていますね。それを平和の文化の視点から取りあげることはとても貴重なことですね。自分の夢に向かって生きることの大切さを確認できる作品ですね。

ピースキー:
(1)生命の尊重  (4)傾聴   

「おいしいコーヒーの真実」

2008-05-15 07:01:29 | 映画・ビデオ
レポーター オレンジ

この間、大学の校内で友達から、「おいしいコーヒーの真実」という映画のチラシをもらいました。私もまだ見ていないのですが、皆さんに是非見てもらいたいと思ったので紹介します。チラシに書いてある紹介を少し引用します。
『コーヒーは世界で日常的な飲み物で、全世界で1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。コーヒー豆は世界市場において、石油に次ぐ巨大な国際的貿易商品でありながら、コーヒー豆生産者は困窮している現実。コーヒー産業の実態を暴きながら貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとする一人の男の戦いを追う。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。一杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実の深く知ることになるだろう。』
私は以前からフェアトレードと世界に少し興味があり、コーヒーに限らず自分たちの手元に来る物は、どのような環境にいる人が、どのようにして作って運ばれるのか気になっていました。何気ない生活の中には自分達の見えていない地球の裏側がいっぱいあると思いました。2008年5月31日からロードショーなので興味ある方は是非見てください~♪

モデレーターのコメント
本来は見てから取り上げた方がいいですね。でも内容としては人間の前向きな生き方を表現しているものとして紹介できると思います。真実を知るということも平和の文化につながります。

ピースキー
(4)傾聴   (6)寛容と連帯  

『それでも僕はやってない』

2008-05-15 06:57:35 | 映画・ビデオ
レポーター コーラ 

 映画『それでも僕はやってない』は、あの『Shall we ダンス?』の周防正行監督による、10年ぶりの新作映画である。内容は痴漢冤罪とそれに伴う日本の刑事裁判の実態が描かれており、加瀬亮が演じる男が、ある日電車の中で痴漢に間違われるところから始まる。
 警察での乱雑な取調べやあいまいな調書、その中で男が嘘の自白を迫られるシーンがたびたび描かれており、最近問題になっている警察内部の実態に迫ったものがある。
 痴漢事件ではほとんど場合、被疑者に勝ち目はないという。それがたとえ冤罪であっても、日本の法律は被害者の味方である。だから、大抵は罪を認め、和解金を払って解決する方法がとられるという。しかし、映画中の男は頑として自分の無実を主張し続ける。
 この映画の見所のひとつとして、弁護士の立場が描かれているシーンがあげられるだろう。弁護士がいかに被疑者の無実を晴らししていくか、検察との駆け引きがとてもリアルである。また法律の“穴”というものもはっきりと見えてくる。
 普段目にすることができない裁判所でのやり取りや、いかに判決に心情が盛り込まれているか、裁判長によって裁判の流れはここまで変わるのかなど、裁判員制度を見越してなのかはわからないが、人間が人間を裁く際のさまざまな問題を暗示しているように思えた。映画中に「傍聴席にはできるだけ多くの人を集め、裁判長にこの事件がいかに注目されているかを示す」という言葉が出てくるように、まさに上で述べたことが当てはまるのではないだろうか。
 裁判は決して機械的に行われるべきものではなく、人生を背負ったひとりの人間を裁く、または、被害者の権利・尊厳を守るものであり、判決を下す際にはそれだけの責任が伴うことを忘れてはいけない。裁判長の言葉の中に「有罪の者を無罪にしたとしても、無罪の者を決して有罪にしてはいけない」というようなものがあった。私はこの言葉にとても衝撃を受け、またこの言葉こそ周防監督自身が最も言いたかったことのように思えた。私の中で罪を裁くだけの場所だった裁判所の、別の一面、本来の姿を見たような気がした。

モデレーターのコメント
「有罪の者を無罪にしたとしても、無罪の者を決して有罪にしてはいけない」という言葉は人類が忘れてはいけない言葉ですね。そこから人間への信頼が生まれるのだと思います。裁判を取り上げた映画として「平和の文化」に加えたいですね。

ピースキー:
(2)非暴力  (6)寛容と連帯 

リロ・アンド・スティッチ

2008-01-22 09:45:26 | 映画・ビデオ
レポーター  くまちゃん 

誰もが知ってるDisneyの“リロアンドスティッチ”。でもこの映画を観たことがある人は意外と少ないのです。一見ハチャメチャで楽しい映画に思えますが、この映画にはそれ以外にもいろいろなものが込められている気がします。
悪党発明家に「試作品」として作られた凶暴で破壊が大好きなスティッチはその星を追放され、地球に降りたちます。そこでリロという女の子に出会い、スティッチと名付けられます。しかしそこには「破壊するもの」がないのです。リロはそんなスティッチを“いい子”にしようと努力します。そんな中で少しずつ友情・愛情が深まります。
リロは幼いころに事故で両親を亡くし、姉のナニと二人で暮らしています。しかしその生活は苦しくうまくいかないことばかりです。スティッチが来てからも二人はケンカばかりです。それでも、ナニはリロのことを愛していて、必死で守るのです。そんな二人を見てスティッチは「家族」を知るのです。リロとスティッチはかたい絆で結ばれ、お互いを守ろうとします。そしてスティッチも家族の一員になります。
このようにこの映画は、家族の愛や、お互いを大切に思い守ろうとする姿が多く描かれていて、私は心を打たれました。そしてスティッチとリロが本当に可愛いいんです。まだこの映画を観たことがない人にはぜひおススメしたい作品です。

モデレーターのコメント
 「リロ・アンド・スティッチ」の内容が手に取るように書かれていていいですね。家族の支え合い、友情などもテーマとなっていて平和の文化を広げる作品の一つとして紹介できるのはありがたいです。家族の意味が分からなくなってきている現代において、この映画を見る人のヒントになることがあればいいですね。

ピースキー
(1)生命の尊重  (3)助け合い 

「ライムライト」で生き方を学ぶ

2007-11-20 13:38:48 | 映画・ビデオ
レポーター 月よりの使者

チャップリンの映画に「ライムライト」があります。無声映画に最後までこだわったチャップリンが、音声を使って作った作品で、晩年の彼の気持ちを知る貴重は映画です。 はじめは自殺をしようとしたバレリーナのテリーを、道化役者のカルベロが助けて励まし、テリーは力を得てバレリーナとして再び飛躍していきます。イギリスのみならずヨーロッパ中で上演するほどになり、いつしかカルベロと距離が離れていきます。カルベロも自分がいたのではテリーの出世にマイナスとなると考え、自らテリーのもとを離れて大道芸人として生きていく決意をします。 しかしカルベロの芸は人々に受け入れられなくなり、ある日の劇場でついに立ち往生してしまいます。自分の芸が人々に通じないという体験をする中で自分の将来を絶望していきます。テリーはかつて自分を励ましてくれたカルベロに、もう一度立ち直ってほしいとすべての情熱を傾けてカルベロの上演会をひらき、自分もバレーを踊ることで後押しをします。 カルベロはこうしたテリーの愛情を心に、喜劇役者としての芸を披露していきます。しかし、いよいよ最後のシーンという時に舞台上から転落し、心臓発作に襲われます。テリーはこうして息を引き取っていくカルベロのそばでバレーを踊りながらエンディングとなります。 人間が絶望した時に、誰かが励ましてくれることが生きていくエネルギーになる、それを映画を通して表現してくれたチャップリンの人間性に、あらためてこころを動かされました。どんなに輝いていてもいつかは動けなくなる時が来る、それを運命として受け入れ、自分ができることに情熱を傾けていく、そんな生き方ができたら素晴らしいと思います。

コメント
 確かに「ライムライト」は自殺をしようとしてたダンサーのテリーを助けたカルベロが、最後は生きることを励まされながら息を引き取っていくという、生き方と愛情を学ばせてくれる映画です。

ピース・キー
(1)生命の尊重  (2)傾聴

「ハービー」

2007-11-20 13:32:07 | 映画・ビデオ
レポーター まゅゲ?

 この映画は少し前にDisneyが作ったもので、主人公はビートル(車)のハービーです。ハービーは感情を持つ車で、持ち主からひどい扱いを受け反抗して捨てられ、プレスされそうになっていました。そこに、1人の女の子が来てハービーを買い取りハービーと女の子はカーレースに出ることになり、みごと優勝!!するというストーリーです。
 ビートルっていう車は、そのもの自体かわいい車なのにその車に感情があって、泣いたり、すねたり、笑ったり、恋したりするのが本当に可愛くてしかたがないんです!!見るべきなんです!!この映画を見てから現実世界でビートルを見てもすごいヮクヮクしてしまいます。しかも、顔なんて車にあるはずないのに、これがあるように見えてきちゃうんですよ。ホントに。見たら絶対キュ---ン
てなっちゃう事間違いなし!!
 ビートルに興味ある子も、Disney好きな子も、可愛いの好きな子も是非見てみてください♪

モデレーターのコメント
 
 映画や小説の面白いところは、実際には生きていないものが生きているかのように描かれることです。「ハービー」もその一つなんですね。「かわいい」と思えることをそのまま「かわいい」と表現できるためには平和な社会の存在が不可欠です。それを教えてくれる映画ですね。

ピースキー
(2)非暴力    (4)傾聴