いじめられっ子と再会した公園にはハンディを負ったカラスがいる。以前もハンディを負ったカラスの事を記事にした事があったのだが、本当にみんな一生懸命に生きている。この公園のカラスも例外ではない。
このブトの嘴を見て頂きたい。嘴が変形している。最初このブトを見た時「嘴に何か枝をくわえているのかな?」と思ってしまった。しかしじっくり見てみるとそうではなかった。この嘴できちんと採食が出来るのかと心配になってきた。毎日このブトはこの公園周辺のゴミステに食料調達にやって来る。
変形している嘴は私が感じているほど不自由ではなさそうにも見える。しかし細かい物を啄ばむ事が出来ないようだった。大きな塊を探してくわえていた。
ある朝の事である。このブトがもう一羽のブトと枝に止まり相互に羽繕いをしていた。更に相手から給餌もされていた。という事はつまり、このブトは♀なのである。画像がないのが非常に残念である。
もしかしたらこのブトが♀だからこうして生きて行けるのだと思うのである。仮にこのブトが♂だったら番相手を見つける事が出来なかったかもしれない。このブトと番になっている♂が本当に優しいブトに思えてきた。今年は恐らく繁殖はしていないと思う。いつも同じ枝に止まり仲睦ましくいちゃついている姿を見ていると本当に幸せそうである。
ハンディを負っているカラスが生き延びられる確立は非常に低い。しかしこのブトは寄り添って補助してくれる相手がいるのである。嘴の変形が生まれつきなのか、後からこうなってしまったのかは分からない。ハンディに負けないで元気に生き抜いて欲しいと思うのである。番相手のブト君、これからもヨロシクね。
とても痩せていてかわいそうです。
やさしい伴侶がみつかればいいのに・・。
こんな姿を見ると厳しさだけが自然界の本質ではないことがわかります。ただオスはやはり厳しいようですね。以前の下嘴の折れてしまったメスといい、やはりカラスになるならメスの方がいいかもしれません。
このカラスを見たのは遂最近のことですか?生まれて何年目くらいでしょうか。
ママさんのところにもいるのですね。痩せていると言う事は余り上手く食べる事が出来ないのでしょうか?ハンディを背負ったカラスを見ると「頑張ってね」と声を掛けたくなります。
最初は番になっているとは思いませんでした。でもいつもこうして仲良く過ごしているようです。この公園は餌場として利用しているようで、食べた後は2羽で公園を去って行きます。探せたら縄張りを探してみたいと思います。
このブトを発見したのは7月です。口の中の色は真っ黒なので3才以上だと思いますが、正確には分かりません。(^^;
この子の嘴は痛々しいほどです。これでは満足に食べられないのは当然ですね。でもメスで、しかも優しい旦那さんがいて、ラッキーな子だと思います。本当に頑張って生きていって欲しいものです。
こういった奇形が、もしも先天的なものだったとしたら、原因は食べ物にある確率も高いですね。そうなると、この子達に可哀想なハンディを背負わせてしまった責任は、私達人間にあり、そして彼らは命懸けで私達に警鐘を鳴らしてくれている事になります。でも、それに気づく人が少ない事に、恐ろしさと悲しさと禁じ得ません。
細かい物を啄ばむ事が出来ないようです。でも番相手がちゃんと給餌をしてあげるところを見ていると、涙が出そうになります。感動的なんですよね。
最近は最初からクル病に罹っているマガモに雛を見かけるようになりました。私の想像ですが、親の体に餌付けによる悪影響が蓄積されているのだと思うのです。それが更に卵の中に凝縮されてしまい、生まれつきクル病に罹っているのでは?その事に気が付かないでただただ「可愛そうだから、保護して欲しい」と言う人が絶えないのです。
どうか、人為的なことでありませんように。
ハンディを背負っても負けないで逞しく生きている者全てがとても力強く逞しく見えます。
どうか、負けないで。
原因は分かりませんが、とりあえず食べる事が出来ているし、優しい旦那様もいるので安心です。この番には本当に頑張って欲しいと思います。
このブトが逞しく生き抜いてくれると信じています。伴侶と共にね。