カラスが集団塒で寝ている事はもうご存知だと思う。
今回は塒入り前のカラスは何をしているのかをご紹介しようと思う。
カラス塒は季節に合わせて変動する。
しかし塒入り前の行動に変わりはない。
一気に塒に入る事はなくてビルの屋上やアンテナなどに集まる事が多い。
これは電線に集まり事始めたところ。
遠くから観ると電線が太く見える。
カラスの平均体重を600gだとして100羽集まると60kgの重みが掛かる計算になる。
電線ってどのくらいまでの思いに耐えられるのだろうか?
夕日をバックに絵になる。
夕日をバックに映える光景だがなかなかタイミングが合わなくて見られないのである。
塒入り前に集まる事を「就塒前集合(しゅうじぜんしゅうごう)と言う。
読んで字の如くだよね。
アンテナにもたくさんのカラスが集まる。
これはブトの群れ。
塒入りする前にカラスは旋回を繰り返す。
旋回をしながら周辺に異常や天敵がいないか確認しているようである。
旋回してまた電線などに戻る。
近くの樹上に集まる事もある。
下から見ても見えなくても高い場所からだとビルの屋上に集まるカラス達を見る事が出来る。
ビルの縁に止まる事が多い。
下からだと絶対に見えない光景。
屋上で雪浴びしている事もある。
集まるカラス達を見ていると楽しそうにも見える。
赤レンガの上もこんな事になっている。
徐々に塒へと入っていくカラス達。
ポツポツ。
黒いポツポツが塒に入ったカラス達。
「カラスはどうやって寝ているの?」と聞かれる事が多い。
カラスはご覧のように樹上や木の中に入って寝ている。
ハッキリ見えないかもしれないが木の中にも入り込んでいる。
林があればどこでも塒になる訳ではない。
夏場は繁殖している個体は塒には来ないから若いカラスだけで小規模な塒が増える。
基本的には北西風が防げる場所を好む。
カラスの塒を壊そうだなんて事は無謀である。
寝る前まで騒いでいても一旦寝てしまうと何千羽いてもいないみたいに静かになる。
そのままそうっとしておくのが一番良いのである。
カラスに限らず鳥は興奮すると大量に糞をしてしまうのである。
追い払おうとして飛ばせるとかえって糞被害が増大するだけである。
カラスについて調べていたら、たまたまこちらを見つけました。
色々な写真が見れたり、カラスについて学べたりと楽しかったです。
とても興味深いblogです。またお邪魔させていただきます!
カラスたちの写真に癒されました。
本当に南東の木にばっかり集まってて不思議だったけど、少しでも冬の北風を避けようとしてたんだ…ビルに囲まれてるし街なかはロードヒーティングもあるし、郊外よりは寒くないのかもしれないですね。
お返事が遅れてしまいました。<(_ _)>
カラスは一番身近な野鳥ですが誤解だらけなんですよね。
本当のカラスの姿を知ると興味津々になります。
また見に来て下さいね。
お返事が遅れてしまいました。
道庁塒は一番暖かいと思いますよ。
但し道庁塒は変動が大きくて今時期はほとんどいないのですよ。