日本の味 鹿児島茶

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茶の保存には真空が良い

2015年08月12日 | 今日のお茶屋の話題

お早うございます、鹿児島茶耕伸の田中耕平です。お茶の保存方法には冷凍、冷蔵だけではありません。茶袋の素材も大きな要因となります。茶袋にはアルミ袋で真空、真空窒素充填が一番良いようです。真空には真空充填機のほかに脱酸素剤を使用します。一般的に使用されている脱酸素剤はケプロン、エージレスの商品名です。

脱酸素剤はよく見かける割になんだかよくわからない保存剤ですね。簡単に説明しますと冬に身体を温めるために使用するホカロンを小さくしたものです。ホカロンは空気に触れて発熱します。発熱する際に酸素を吸収します。茶が傷むのは茶が酸化するためです。そのために脱酸素剤の発熱を利用して密閉された茶袋内の酸素を吸収し真空にします。茶袋のサイズ、容量によって脱酸素剤のサイズも変わります。脱酸素剤を袋の上からさわって堅くなっていたら保存剤の役目は終わっていますので取り出してください。

茶袋がアルミ袋でなければ真空になりませんのでご注意ください。また一度開封してしまうと真空がとけて保存剤の効果がなくなりますのでお早めにお飲みください。

機械での真空はまた次の機会にご説明いたします。


ここでよく間違える保存剤があります。昔から使用されてきた湿気を防ぐ保存剤です。シケナイ、シリカゲルと言った商品名です。
こちらはあくまでも湿気を防ぐもので、長期保存用ではありません。特にシケナイは石灰が原料で、湿気を吸ってパンパンになったら保存用の乾燥剤として役目を果たしませんし、場合によっては袋内で破裂するとがあります。シケナイは振って音がするようであればまだ使えますが一回使い切りです。茶店では海苔などには利用しますが、茶袋に使用することはありません。

真空包装の茶は一年間(条件にもよりますが)は品質が保たれますが、開封後はお早めに飲みきることをお勧めします。またよほどお気に召した茶でしたら一年分をお買い求めいただくことよろしいかと思いますが、耕伸では三ヶ月分を目処にお買い求めいただくことをお勧めしています。四季によって体調、味覚が変わります。春~夏は軽い味が好まれ、秋~冬は濃い味が好まれます。各季節にあったおいしいお茶をお届けしたいのです。

 



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            8時閉店

  毎日がお茶の香りと共にあると良いですね。
お茶と言ったら耕伸の鹿児島茶をお勧めします。




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