日本の味 鹿児島茶

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売れすぎても困る”幻のお茶”

2012年11月10日 | おいしいお茶は
201211年10月10日 (土)  鹿児島茶の耕伸 webブログ      by 田中耕平

お茶がある生活って ゆとりと安息がワンセット!

   毎日の生活にもっとお茶を身近に愉しみませんか。   


売れすぎると困るお茶ってあるんです。
それは芽茶です。
聞き慣れない方もいらっしゃるかと思います。

芽茶とはお茶の芽が丸まったお茶のことです。
畑から摘んだお茶を揉む工程で、柔らかい茶葉の先が細く縒れずに丸まってしまうのです。

細かいと言う点で似たお茶に粉茶がありますが、粉茶は茶葉が欠けて細かくなったお茶。
芽茶は茶葉そのものが丸まったのです。

芽茶にも丸まった形状に大小があります。
大きい芽茶は味が淡泊です。
小さめの芽茶が濃いめで美味しいかと思います。
粉茶との違いは茶葉を指先でこすると、粉茶はサラサラ、芽茶はクリクリとした感じです。

なぜ売れすぎても困るののでしょうか。
芽茶と言う樹があるわけではなく、煎茶を仕上げる工程で煎茶から抜いたお茶なんです。
煎茶から抜きすぎると、抜いたお茶の味はバランスを崩しがちですが。

また、深蒸し茶が増えたために芽茶になるお茶がなくなってきています。
手に入りにくい”幻のお茶”かも知れません。


 

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              お茶の耕伸 田中耕平


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