森のなかまと楽しい10Holes

手のひらにすっぽり隠れてしまう小さい楽器10Holesについてボチボチと

ランデブー

2021-02-12 23:36:32 | デフォ
2/10 17:26 こんな空だったね

1/27 親父が入院したとの連絡を受けました。前回と同じで、自分から妹に「救急車呼んで」と言ったそうです。
ガラケーを持っているので、仕事が終わってから電話をしてみます。初日はろれつが回らず何を言っているのかさっぱり。。

その後、PCRも陰性。看護婦さんも褒めてくれるくらいの回復力で回復。妹とのやりとりから、病室でWi-Fiが使えずYouTubeで音楽が聴けないのが不満らしいので、あれこれ探してみます。短期の契約はほとんどないです。

2/2 Wi-Fiの契約先を探してると伝えたら、BSで株式情報みれるし、もうすぐ出るつもりだからみたい的なことを電話で話しました。随分と元気そうでした。


2/3 22:07 妹から連絡があり容態が急変。面会が許可されました。
酸素吸入器と点滴をつけた親父。息が荒くなったり、眠ったり。しゃべることも目を開けることもありませんでしたが、右手を握ると手を動かそうとしているのがわかりました。家族の誰かが来たのをわかったんだと思います。

コロナ禍での面会許可の意味はわかります。「また会おうな」と声をかけました。

こういった面会が叶わない事が多いコロナ禍のなか、病院には感謝です。


コロナでなければ当日の宿泊は無理なくらい人気の東横インに宿泊。別の場所ですが、3年前も利用しました。清潔でリーズナブルなお値段。朝食のお弁当。ありがたいです。スリムな常備灯が用意されていました。

先日の用事はこんな感じでした。

2/5 16:30頃。リモートで仕事中に妹から電話が入ります。病院から連絡がありこれから向かうとのこと。私も早退し、準備を始めます。

程なく電話がなり、17:07に息を引き取ったとの連絡がありました。89歳でした。もう面会ですらもないので、この日移動をしても何も出来ることはありませんでした。


2/6 9:14 矢切駅に着きます。採光目的のこの天井は何度か撮った覚えがあります。


栗山のバス停近くから見える給水塔。兄貴と合わせて3人で、かあちゃんの時にお世話になった葬儀社の方と打ち合わせをします。

親父は、かあちゃんと同じ場所に収まっていました。

コロナと関係なくこの時期は火葬場が混んでいるため、数日をここで過ごすことになります。


12:38 あぁあぁ。。結構高価なスピーカなんですが絆創膏が(笑)仕事柄、オーディオ機器に関してはある種の感覚が麻痺しています。

実家に移動しました。実家にやってきて寒いと思うのは初めてでした。
寒いのが嫌いな親父は、一日中ぼんぼんストーブを炊きます。でもストーブを焚く人がいないため実家は冷え切っていました。


16:05 日吉に戻りました。大したことはしていないのですが疲れました。寝ます。
予定は火曜日からスタートします。月曜日は普段通りに作業。職場や上司と連絡をとって忌引きの予定を決めてしまいます。仕事を終えると、親父の分と、かあちゃんに渡してもらうブレスレットを編みました。




2/9 10:09 下りの北総線車内。日没が遅くなってきましたが、まだまだお日さまは低いところをゆっくり登っています。


また、矢切駅の天井を撮ってしまいます。兄貴は試験前の授業を行うことから来れず義姉が来てくれました。保母さんしている姪っ子はは県を跨ぐ移動をともなうことから、葬儀も含め来れませんでした。残念ですが、その方が良いかと思います。

かあちゃんと同じで、湯灌(ゆかん)というものを行います。入院していたとはいえ、長期投薬はなかったのか肌の血色がとってもよいです。体を洗っているときに頭をちょこんと動かすと、なんだか「きもちいい」と喋り出しそうです。

妹が愛用の靴下をもってきていました。納棺前の身支度は業者の方が行うため退出します。準備が整ってから入室すると、長靴のような靴下の足裏が目に飛び込んできました。おもわず。。「かわいい。。。」と言ってしまいました。ブレスレットもこの時に腕につけさせてもらいました。

納棺を終え、静かな食事を終え、妹は過労なので早く帰って休んでもらうことにしました。義姉を先日泊まったホテルまで案内し、解散しました。


14:57 再び日吉に戻ります。翌日は9:00始まりなので朝も早いです。


2/10 8:31 高い雲がでていました。早い時間だったので通勤ラッシュを避けられました。

リクエストしていた帽子、杖に加え、かあちゃんが編んでくれたセータを妹が持ってくれました。今改めて見ると、どうすれば、あんな複雑な柄が編めるんだと思うようなセータです。教わっとけばよかったなぁと思う今日この頃。

前回は納棺を行った部屋で花入れを行ったのですが、今回は広いロビーで行いました。不思議だなと思ったのですが、参列者6人とはいえ、コロナ対策なんだと思われます。
最後の花入れを済ませると、全くもって不思議な姿になりましたが、それなりに着こなしているところが親父らしいと思いました。


10:30 かあちゃんの時の隣の部屋で待つことになりました。
炉に入れるとき、ちょっとしたハプニングがありました。扉の前で台車がピクリとも動かなくなってしまいました。
大人5人以上でも動かず、バールのようなもので動かしてもダメ。テコでも動かずというやつです。急遽隣の炉を使うことになりました。
職員の方に申し訳ないと謝られてしまいましたが、これまた、親父らしいなぁと思いました。

待合室では、おばさんがスマホに変えたことから、ラインのアカウント交換会になりました。これって、現代ではかなり重要なことだと思います。


13:00 会食は無しとし、実家に妹、私、ワイフで親父を椅子にインストールします。妹が郵便受けから何かもってきます。もうだいぶ前に身を引いたのですが、未だに楽しみにしてくれている読者のいた親父。数週間前にICレコーダに吹き込んだ記事が載った最新号が発売前に送られてきていました。神タイミングです。親父に見せてから読ませてもらいます。


3人で食事をしました。あんまり食べちゃいけないんですが、デザートも頂いちゃいました。


テーブルにはお日さまがサンサンと降り注いで、おもしろい陰影を作り出しています。くずが落ちていますが、どかす気力まではありませんでしたので、そのままシャッターを切ります。


17:26 移動中何度か落ちましたが、アパートにたどり着きました。

親父の記事を読んだのか、なんだか半田コテを握りたくなりました。大したことはできませんが。。すると注文していた雑誌が届きました。改めて親父の記事を読みました。見開き2ページ。ディスプレイから情報だけを並べた最近の記事とは違い、時々思い出して読んでみたいと思うような、そんな記事でした。やるじゃん。

かあちゃんが大好きだった親父。妙な神通力もあるので、すぐに見つけられるかと思います。しばらくは積もった話に夢中になってるのかもしれません。

もし、思い出したら。。かあちゃんにもブレスレットを渡してあげてください。そう言うことは忘れる人なんで。

それでは!
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