写真は「引き算」と聞きましたが、写真を撮るたのしみはレンズの数と「かけ算」になってもおかしくはないですよね。
横浜は森のなかまが「起きている」あいだは梅雨時とは思えないすがすがしいお天気でした。いかがお過ごしでしょうか。
先日、前々から気になっていた「
Qちゃん」レンズの「03 FISH EYE」を購入しました。Fish Eyeを名乗るこのレンズは
視野角は160°でありますが立派な
魚眼レンズで「マきょっ」とデフォルムされた絵を楽しむ事ができます。
こうして付けて見ると「01 STANDARD PRIME」とあまり変わりはありません。ウロコももちろんありません(笑)
全身樹脂で出来ていて29グラムと、とっても軽いトイレンズです。
絞りはF5.6固定、AF不可、レンズシャッターは内蔵していないので電子シャッターのみ、光を弱めるNDフィルターもありません。
色々制限はありますが画角は35mm換算で17.5mmになるそうです。わおっ!
ちなみに、こちらが01 STANDARD PRIME +
メタルフードです。画角も47mm相当なので扱い易くとっても気に入っているレンズです。
マウントは黒い樹脂になっています。でもおかげで手頃な価格で購入できます。カメラとの信号伝達を行う端子もいっぱいでていますが全て使われているかどうかはよくわかりません。
付属のキャップ。安っぽいという人もいますが付け外しがしやすくとっても実用的です。前玉が飛び出ているのでキャップは必須かと思います。もし紛失してしまい単体でキャップだけを買い直すとなると値段の割にはという気がしてしまうかもしれません。
まぁ、そんな事を考えていると身動きがとれなくなりますので(笑)
正面から撮ってみました。あまり面白みはないですかね。。フィルター、フードを付けるネジ切りはありません。あっても「けられ」たりなんだかんだで大変かと思います。
再びQちゃんに付けてみます。ちなみに一番Far側にしても無限遠で停止しません。OKボタンを押して4倍拡大画面にしてフォーカスを合わせる事が必須になります。
最初は面倒ですが慣れてくると「写真撮ってるなぁ。楽しいなぁ」という気分になることもありますよ。
ちゃーんと前玉が飛び出ていますよ。
ちぎれ雲がポツンポツンとしていたのでFisheyeでごっそり捕獲してみました(笑)やはり画角が広いので色々写ってしまいますのでコントラストをドーンと大盤振る舞いしてみたところ嵐前っぽくなりました。
水平線を画面の真ん中にもってくると全体の歪みが減りナンチャッテ超広角みたいになるそうなのですが、せっかくなので水平線を歪ませて使ってみたいですよね。
太陽を街灯で隠してみます。画面内に入ってくるものがみんな樽型に歪むので撮りようによっては面白い写真が撮れてしまいそうです。きちんと勉強すればその効果を操れるようになるんでしょうね。
ベランダで空を撮ると当然「ひさし」でけられてしまいます。でも水平線ちかくの雲と一緒に頭上の巻雲を一緒に撮れてしまいます。なんとも不思議な世界です。
購入前はは歪んだ絵がちょっと苦手なジャンルだったのですが、こうして手を出してい見るとだんだんと面白く感じてくるのであります。
色々な意味で「ゆるい」スペックになっています。魚眼レンズは使う頻度から考えると躊躇してしまいそうな結構なお値段です。おいそれと手を出すわけにもいきません。
しかし例えトイレンズであっても手軽な値段で魚眼レンズが使えるのであれば話は別です。とても魅力的な世界だと思います。
キッチリ撮りたいなぁと思うときは一眼で撮るかと思いますが「どんな風に写るんだろう」とドキドキしたり「とにかく全部捕獲」とよくばりに思う時、鞄のなかの「Qちゃん」+「03 FISH EYE」は他にない撮る楽しみを教えてくれそうな気がします。
それでは!