■はじめに
今更ながら、けたたましい空回りのような妙な騒ぎ方をしている自分の投稿を見ると自粛すべきかなとも思いましたが、このようなブログでも見て頂いている方もいらっしゃるようですので今週末もいつも通り投稿したいと思います。
おそらく何の役にも立たないかと思いますが、多分そうすることが良いのかと思いました。ちなみに今回の写真は先週のLENOXと一緒に撮ったものです。
もし気に入って頂き、ネットで注文されるような場合、物流で時間がかかるかと思いますが気長に御待ち下さい。
また、いつも後出しの「お散歩編」は今週はありません。
この投稿は「道具」に分類していますが、木製釘止めハープの調整編みたいなものです。
始める前に意識的に避けて来た言葉を書かせて下さい。
今回の災害で亡くなられた方のご冥福を心よりお祈りしいたします。
また、今も辛い思いをされている方々、懸命な救出活動をされている方々に一秒でも早く笑顔と安らぎが戻られる事を切に願っております。
では、今週のいつも通りの投稿です。
■本編
この写真を見て「あーっ、こんなのあんの?ズルイ~!ズルイ~!」と思った方。。
多分重度の病気です(笑)。
【002072S1】ミニコブラ&ミニプライヤーレンチセット【オリジナルポーチ付き】
Miniが発表された時に限定数でポーチ付きで販売されたモデルです。
もちろんプロツールさんでの購入です。何度か入荷したようですが、もうセットでは無いようです。ロゴマークが刺繍となかなか凝っています。
左から。。
【8701-125】"コブラ"高性能ウォーターポンププライヤー125mm
【8603-150】プライヤーレンチ150mm
「握りもの」では有名なKnipex社。一度は使ってみたいと思い発表から虎視眈々と狙っていたものでした。。実際初期ロットは数が出回らず注文してから入手するまでに結構時間がかかった記憶があります。
購入目的はズバリ「木製釘止めハーモニカ組立用」です。
釘止めのハーモニカをバラすにはナイフ等の薄いものを各部材の隙間に入れ、その厚みによってゆっくりと釘を浮き上がらせます。
森の仲間は昔から愛用している「
OLFAの小刀」でやっちゃっています。100均一の果物ナイフ等、それっぽいものであれば何でもOKです。手を切らないように気をつけましょう。
なんだか超熟練者のみが達するような神業のような作業にも思えますが、慣れればなんて事はないのです。
ただ一カ所の隙間で全部をやろうとしてはいけません(部材に無理をかければ歪んでしまいます)。
やさーしく、ゆっくり丁寧、根気強く行うのが大切です。恋愛と同じですね。世の中にはもっと激しい恋愛世界もあるのでしょうが私は知りません(笑)。
そして戻す際は、釘を差し込んでいけば良いのです。
釘穴が広がり、緩くなってしまっているようであれば、楊枝や割り箸等の木材に木工用ボンドを付けて差し込み、飛び出た部分はナイフ等で削ってあげます。場合によっては木材を使わずに木工用ボンドだけでも済む場合もあります。
要は釘穴を狭めて釘が機能するようにすればよいのです。
木工用ボンドは固まるのに釘穴の場合は最低2-3時間は見ておきましょう(ネジ穴に適応した場合は表向き一晩と言っておきます)。乾いていないければ水性ですので、湿らせたティッシュやウエス(ボロ切れ)で拭取れます。
で、問題なのですが釘は普通ハンマーで打ちますが。。。
・トントンとうるさいのでアパートでは気兼ねしてしまう。
・打ち損じるとリードにダメージを与えてしまう(ポンチ等を当ててもきっと滑るでしょうね)。
まぁ、殆どの場合既に穴がありますので「ギュッ」と押し込めばハンマーで打つ必要は無いのですが、意外に押し込めない時もあります。そんな時は「当て棒」等をしてハンマーで「コン」とやっていました。
ドキドキ。。コン、ズルっ、あぁっ(汗)、ほっ(喜)。
多分この擬音でわかって頂けるかと思います(笑)。
この作業を始めた時から「
バイス(万力)」を使えば良いとは思っていました。
確か2-30年前に真空管ラジオを作る時に親父にシャーシー加工用に買ってもらったものがあるのですが、油は布いていないし、引っ越しの際開梱していない段ボール(笑)の何処かなので。。。
ドキドキ。。コン、ズルっ、あぁっ(汗)、ほっ(喜)、時々(泣)。
を繰り返していました(笑)。
挟む面にはギザギザはありませんので、対象物を傷付けるような事はありません。
モンキーレンチのように並行にヘッドが動きます。プライヤ、ペンチ等ではどうしても平行に挟めないですよね。
モンキーレンチは調整用のネジを回してヘッドを上下させますが。。
開いていた状態から握ると。。
ギューッっと下顎がせり上がりテコの原理で物を挟みます。
アゴの開閉調整は支点となる箇所の丸ボタンを押すと段階的に行えます。
どの段階を選択してもアゴは並行なんです!
みみっちい森のなかまですが、出来る事なら、故意には傷付けたくないE1eもこの通りなんの心配もせずに挟めてしまうのです。
狙った所を傷付けずに、望む量の力をコントロールしてかけられるので270C等の釘止めのクロマチックの組み立ても楽なのです。
ご自分でリード交換をなさる方にはリベット止め等にも使用できるかと思います。
また、モンキーとして使用した場合も、柄でアゴを上下できるので回すたびに調整しなくても良いのと、ナットを締め付けながらトルクをかけられるので作業効率や部材を舐めずに済みます。
モンキーはアゴが調整でき手頃な値段から素人が手を出し易い工具でありますが、きちんと使おうとするとなかなか面倒で難しいのであります。
それらモンキーの欠点が殆ど解消され良いところの汎用さを併せ持つプライヤーレンチは「スーパー凄いレンチ」なのであります。
ですので、極力携行品を減らしたいバイク(自転車含む)ツーリングで携帯する工具としても人気があるのも頷けるのであります。
さて、もう一方のコブラですが。。「一度喰い付いたら放さない」という情念めいたコピーを何処かで見ましたが。。
確かに獲物に喰らい付くようなギザギザ。。これでE1eを挟んでみようとは思わないです(ブルブル)。
Moldexの耳栓をパクリ(笑)。これでもうガッチリと喰らい付いています。
#Moldexの耳栓は安くて素晴らしい性能と装着感です。必要な方には是非お奨めしたい一品です。キャンディーの様な袋に一組ずつ入っているのも楽しいです。色々種類がありますが、安いので全種類買ってお気に入りをみつけ、残りは話のネタに人にあげるのが良いと思います。
狙いを定めて。。。
まるでエイリアンのよう口から出てくる何かのようです。。
実際はとても小さく可愛らしいので、その気になればフフンと勝てそうです(?)フフン♪
こちらも支点にある丸ボタンを押すとアゴの幅を調整できるのであります。
多少傷ついても良いけどガッチリ挟んで作業をしたいような時には前述のプライヤーレンチよりも使い勝手が良い時があります。
森のなかまが購入したものは一番小さいものですが、大きいものやグリップが疲れ難いコンフォートハンドル等のバリエーションがあります。
ちょっと値段が高いです。でも大した技能もない私でも「やって欲しい事」をしっかりと遂行してくれるこの工具は「ちょっと無理かな?」といった制約を取払い「やっちゃったよー」といった事故から解放してくれるのであります。
ハーモニカの組立のみに限ると贅沢かもしれませんが、自分で色々となさる方にとっては湧き上がるイマジネーションに応えてくれる有能な相棒になってくれる事は間違いありません。