Le contrebassiste

コントラバス奏者ちんの日常。
趣味の音楽、フランス語、興味関心などを書き散らしています。

ちょっとしたどうでもいい知識(減価償却)

2005年07月29日 23時46分02秒 | Weblog
最近真面目に調べごとをしていると、ちょいとした面白い知識が得られることがあります。
今日は減価償却です。

減価償却は簡単に言えば「モノって時間が経つと価値が減るから、その分を引いてやろう!」というものです。
減価償却を計算するためにはいくつかの情報が必要となります。
大雑把に書くと・・・

取得価額:ゲットした時の金額
残存価額:耐用年数を過ぎた後に残っている価値(廃棄処分する時に「これくらいなら売れるかな」と思う金額)
耐用年数:その資産の利用可能年数

簿記3級で出てくる定額法という方法だとこんな感じ
減価償却費=(取得価額-残存価額)÷耐用年数

普通は残存価額については税法の規定により取得価額の10%とすると定められているため、簿記の試験でも普通にその値が使われています。

決算整理で減価償却費を計上します。
例えば減価償却を定額法で行うとして、備品50万円、残存価額は取得原価の10%で、耐用年数5年だとすれば(記帳は間接法とする)
(借)減価償却費 9万円 /  (貸)減価償却累計額 9万円
   (費用)            (資産のマイナス)

ここに出てきた怪しげな「減価償却累計額」というのはイメージ的には減価償却費をためこんだもので、毎年たまっていきます。
貸借対照表では、減価償却累計額を資産からマイナスして当該資産の価値を示すので(記帳方法が間接法の場合)、耐用年数を迎えた時点で貸借対照表の該当資産は残存価額が残る、とまぁそんな感じ(大雑把だなぁ。。。)


まぁそんな簿記の話はどうでもよくて・・・
今日ここで面白いと思うのは「耐用年数」
資産の利用可能年数であるわけですが、これは税法上規定があります。

減価償却資産の耐用年数表」に細かく書いてありました。


これ見てると面白いです。
例えばヘリコプターは5年。
電車は13年
トロッコは5年(金属製の場合。その他は3年)
ラジオも5年
マネキン人形は2年
かつらは2年
競走馬は4年
かんきつ樹は温州みかんだけ40年でその他は35年(なぜ温州みかんだけ長いんだろう???)
ソフトウェアは3年

なぜこういう年数になるのかなと思うと面白い。
別に簿記の試験を受けるために必要なわけではない
実務ではいるかもしれないけど、調べれば済む話なので
ちょっとしたどうでもいい知識でした。