1月に入ってから、毎週毎週週末になると何かがあって、なかなか出かけられません。だんだんフラストレーションがたまってきます。
毎週毎週「今週末こそは」と思ってはや3週。今回の週末は日曜日に娘の習い事の発表会があるものの、土曜日は何処へなりとも行ってきていいことに。
イヤッホー、と思ったのもつかの間、先週はじめの週間天気予報では雨マークが!
ふざけるな、何人も俺の邪魔はさせんぞと、毎日怪しい呪文などを唱えながら雨マークが消えることを祈ります。
するとどうですか、金曜の夜に雨は降ったけど、朝にはもうやみましたね。道は濡れてても気にするまい。
ということで、堪ってたものを吐き出しに、昨日は奥多摩&相模湖&津久井湖の3湖巡りをしてきました。
雪あり、すってんころりんあり、いつものごとく脚の痙攣ありと、途中幾度か後悔しながら走ってきました。
久しぶりのちょっと遠目の距離ですし、平均時速も遅いので、朝早起きします。4時起きです。ゴルフに行くお父さんみたいです。早く寝ちゃって地図をプリントアウトしてなかったので、まずPCで地図を焼きます。何やかんやと準備して、5時にでるつもりが、結局出たのは5時30分です。
朝暗いのは多少慣れてますし、朝は人も車も少ないので、帰りが夜遅くなるよりは日の入りまでに帰ってこれるよう朝で調整。
今回のルートは、自宅~二子玉川辺りから多摩CR~羽村~青梅街道~奥多摩~鶴峠~相模湖~津久井湖~鶴見川~自宅です。今回のポイントは、帰りは全部下りです。とりあえず登っちゃったらあとは下るだけ戦法です。
MapFanのルート検索での予習では、全部で大体170kmくらい。時速20kmで考えると8時間半くらいですね。途中坂もありますから10時間くらい見とけば帰ってこれそうです。って計算したんですが、実際はそんな計算どおりには行かないのは学習済みです。
(でも、今回のツーリングでさらに学習させられることは、この時にはまだ知る由もありませんorz)
計算が狂っても日の入りまでには家に帰り着くようにと5時30分に家を出ました。
朝の多摩川。

二子橋から多摩サイに出ようと思ったんですが、相変わらず道間違えて多摩川橋まで。よくもまぁご丁寧に毎回道に迷います。
多摩サイはやっぱり川沿いなんですね、って当たり前ですが、川の朝はやっぱり朝もやですね。空が白み始めると、風景が真っ白です。
良く覚えてないのですが、貝殻橋を過ぎた辺りで日の出をパチリ。


もやってて前が見えません(>_<)
多摩CRを走っているときからなんかスピードが遅いです。漕いでも27kmも出ればいいほう。まぁ人もいるから出さないにこしたことはないですが、まったく人がいないところでがんばってもそのくらい。気がつくとちょっと向かい風だったかな。それとも久しぶりでやっぱり身体がなまってるのかな。
でもまぁ平均20kmでも着くものは着きますね。
初めて多摩CRを走って御兄弟にご対面。

ついでに、今日は東京の水源地、奥多摩湖に行くので羽村堰も。

多摩川もこの辺りだと丸子橋付近よりは綺麗な感じがしますね。
ここからは吉野街道、青梅街道を走って奥多摩湖へ。
一応地図で調べているものの、逐次地図とにらめっこするわけではないので、結構方角だけでアバウトに進みます。走っているときはすごく不安です。
羽村から奥多摩湖方面に行く道は、なんとなく山あいに行くような感じがしないんですよね。
ほら、ダム湖とか言うとなんとなく山奥のイメージが勝手についているものだから。多少の不安がよぎりますが、走っているうちに少し山あいっぽい風景になってきます。
道はそれほど勾配もなく、ゆるゆると登っていく感じです。トンネルは幾つもあるけど、短めなのと比較的明るくて、あまり怖くはなかったですね。上から滴る水で案外濡れますが。トンネル内は路面が濡れているのは注意ですね。
勾配はゆるいといっても一応坂です。もっと軽やかに登れればいいんですが、ぜんぜん軽やかではないのが辛いところ。小金が入ったらホイール換えてみようかな、クランク変えたらもっと軽く回るかな、などと自分の不甲斐なさを自転車になすり付けるようなことをずっと考えているうちになんとなく到着。
奥多摩湖@9時50分
ここまでは予定通りです。10時頃に着くとその後が楽だなぁと思ってましたから、なかなかいい感じ。
奥多摩湖は小学3年頃に家族で来た以来です。そのときは電車で来て、おまけに青梅が震源の震度5の地震があって帰りに電車がずいぶん遅れたなぁ、などと余計なことを思い出したりします。
それにしてもすこぶるいい天気です。すごい。
やっぱり俺って普段の行いが良いんだぁ(≧o≦)/
ってこのときは思ってました。
このときは。
特に何もないので、予定通り小菅村方面に走り出します。
これがいけないんですね。ちょっとくらい休めば良いのに、休まずに次に行こうとするんですね。本当は予定では奥多摩湖で30分ちょっとくらい休もうと思ってたんですね。いつも足が攣ったりするので、ちゃんと休憩を入れて補給しながら行こうと思うことは思ってました。
んが、なんも店とかないんだもの。みそ田楽も甘酒も売ってないんだもの。
仕方ないっす。
なんかね、気がせいてしまうのですね。時間に余裕を持ちたくなるというか。それが間違いなのかも。ここで休まないから逆に後でえらい時間食ったりします。
まぁ、それはさておき、しょうがないです、進んじゃいましたから。
予定では、奥多摩湖畔を半周して、小菅村の方面に行って鶴峠を越えて、相模湖に抜ける予定です。
奥多摩湖畔はほぼフラットで、車も少なく、結構走りやすそうだったんですが、風が常に向かい風で前に進みません。俺の普段の行いもやっぱり当てになりません。
湖だから避ける物もないですしね。風に押されてふらふらしてちょっと危なっかしいです。
そんなこんなであんまり快適に走るという感じではないものの、とりあえず初の山梨県に。記念撮影しなくちゃ。

小菅村が山梨県だって知ったのはこの看板を見た時だってのは内緒の話。
この辺りまでで結構疲れが足に来てたんですね。奥多摩湖から小菅村に行く方角は下りかと思ってたらそれほど下りはなく、ちょっと下がってはまたちょっと登るという感じです。
鶴峠は標高870mらしいのですが、名古木からヤビツに登るときほど落差はないだろうと踏んでこのコースにしました。ですが、やっぱり峠は峠ですから、峠の前には下りで一息入れたいと思ってたんですけどね。山間の道を舐めてましたね。
そして411号線から白沢、原始村を通る道に入った途端、目の前に雪、雪、雪。
その脇道に入ったところがこれまたご丁寧に下り坂で、雪だ~と思ってちょっとスピードを落とし上体を上げた瞬間、
ぴゅ~~~・・・え?、あれ、なに、うそ~~~ズッテーン\(×Д×)/
道が凍ってました。
俺、行い悪いじゃん・・・
スローモーションで転んでいきましたね。
初めて滑ってみてこんなにあっけなく滑るもんだと初めて知りました。本当にちょっとの力の加減でいとも簡単にツルッと。そのとき、あぁ、スリックタイヤだものなぁと妙に感心してしまいました。
滑ったものの坂道で力は前に分散されたのか、骨盤の右をちょっと打ったけど、それほどは痛くなかったのが不幸中の幸いです。
滑って自転車起こしたところ。
滑ってる時もスーって感じで、滑りながらあぁ対向車が来てなくて良かったなぁって。思ったより冷静かと思ったんですが、さあ行こうと踏み出したとたん、路面がすごく怖くてぜんぜん冷静じゃありません。おまけに道は結構な傾斜で登ってて、さらに、なんと、待ってましたとばかりに太ももが痙攣。万事休すってな感じです。
こうなると仕方ないですね、休むほかありません。でもね、雪も残ってて路面も凍ってるくらいのところですから日陰で、寒いっす。
こういう時って心細いですね。車は通るところなので、完全に遭難するわけではないですが、あぁどうしようってな感じです。来ちゃったものは帰らなきゃいけないからね。
このまま進むか、来た道を戻るか。戻るにしても今来た道を戻るのも面倒です。それに何より悔しい。
10分くらい休むのとともに逡巡してましたが、まだ時間的には余裕があるので、とりあえず進むことに。
さてとクリートをつけるも、走った途端後輪がスリップ。でもなんとか進んでくれますが50m行ったところでまた痙攣。うぁ。
でも今度は日向です。普通の何にもない道端で、すっかり座り込んでマッサージ。何台か車が通り、ちょっと恥ずかしかったですね。意外と声はかけられませんでしたが。
こういうときにね、不甲斐なさと心細さと後悔が気持ちをよぎるんですね。情けないっす。
情けない気持ちを持とうが持つまいが、進まないと帰れません。とりあえずまた10分休み出発。

やっぱりまた攣るので、ちょっと長く休もうと。、せせらぎの見える日の当たる場所で休憩。道端なんですけどね。
ちゃんと川底が見えるのがいいね。ヘルメット外して、寝っころがる。やっぱりいい天気。青い空が気持ちいい。時間はまだあるから、焦らなくても、ま、いっか。
近所のおじさんが『あっち(奥多摩湖のほう)からきたんか。上野原のほうに行くのは坂(鶴峠)越えればあとは楽だからがんばってな』って声かけてくれました。なんか嬉しいですね。気持ちは情けなくなってるのに『ハイ、がんばります』なんて空元気で応えます。
まだまだ坂は続きますが、おじさんに言っちゃった手前、おじさんの視界から出るまでは乗ってなきゃいけませんね。
がんばっていきましょう。
って、でもね、やっぱり峠、870mを舐めちゃいけないっす。

心の挫けるヘアピンカーブ。上を見ると、

勾配は結構あるし、先も長く続いています。
まぁ進むしかないです。
もうね、情けないばかり言ってますが、いつもなら、足は絶対つかないぞ、なんて思うのですが、今回は足つきまくり。そんなこと言ってる場合ではないのです。
ひとつのヘアピンカーブから次のカーブまで100m登っていくのがやっと。登って、ヘアピンカーブ曲がって、次のカーブが見通せるところまで行って休むの連続です。何回繰り返したやら。
でも何とかなるもんです。いくつ目かのカーブを曲がったら、出た~鶴峠です。

目印はバス停しかないんですが、お約束のようですのでバス停と記念撮影。
いや~ホント、ここまで着てちょっとほっとしましたね。
さっきの小菅村の看板のある辺りからここまで6kmちょっとしかないんですが、1時間30分もかかってます。予定外。
ここから下りです。すごい、ブレーキかけても40kmくらいで下っていきます。こえ~~~。ブレーキ握ってて腕が痛くなるくらい。
結構な傾斜があるんですね、ここの道。
でもくだりだからと油断をすると、徐々に登ったりします。山間の道はゆだんできねぇっす。
ときどき休みながらも進みます。

風景は山なんですが、道が広いせいかな、なんか普通な感じ。裏ヤビツみたいに気持ち良い道はそうそうないんですね。
こっから先はなんてことなく、下り基調なものの、上がったり下がったり、攣ったり休んだり(@Δ@;)。でも山間の道端で堂々寝転んでるのってちょっと気持ちいいかも。それはそれで気持ちの良い時間だったかな。
上野原町に出てR20に出るともう町ですね。道は車、車で渋滞してます。もくもく漕いで相模湖へ。
ついでに津久井湖へ。

ソフトクリーム食べようかと思ったんですが、寒くてやめちゃいました。
あとは橋本、町田街道、鶴川経由で帰ります。このルート選択は良かったみたいで、ほぼフラット。ナイスです。やっぱり川沿いはフラットよね。
鶴川を過ぎて鶴見川を走っているあたりで夕日です。
日が沈むまでに家に帰れるかなぁと考えていると、まるで走れメロスのようですね。単にサングラス変えるのが面倒なだけなんですけどね。
なんて考えていたら5時過ぎに家に到着。日は沈んでたけど何とか明るいうちに帰れました。
こうも毎回痙攣していると、果たして今年の夏までに300km、400km走れるるようになるんだろうかと不安になります。
でもどうやら、ポジションが悪いみたいな気がします。帰りにちょっとサドルをあげたら楽になりましたが、クランク長(現在175mm)とかサドルの高さとかがちょっと合ってない感じがしますね。
何となく、脚の血行が遮られている感覚があるんですね。それともうひとつ、捕食のタイミングも悪いかも。ネットで調べると、エネルギーと水分そして酸素不足が影響するらしいです。
で、フォームもちゃんとしてないから腕とかも筋肉痛になっちゃったりしてます。
少しポジション、フォームを考えてみないといけないなと思っています。
あと、クランクとホイール、やっぱり変えたいなぁ。コンパクトにはしないぞ~って思うものの、どうでしょう。でもせめて27Tつけちゃおうかなぁ、なんて。
いろいろ反省の多いツーリングでしたね。
でも、頭の中が真っ白になれました。いろいろモヤモヤしていたことも全部真っ白。疲れたけど体もなんかすっきりしてます。
今回は食べ物も何にもなくて、黙々走ってただけなんですが、やっぱり走るのって気持ちいい。
200kmは今回もいけなかったけど、徐々に調子上げて、春にはもう少し遠出したいですね。
その前に、次は余裕を持って、刺身でも食べに行こうかな。
今日の走行記録 走行距離 176.4km
今年累積走行距離 362.1km
走行時間 8:26:53
平均時速 20.8/h遅すぎ・・・orz
平均ケイデンス 82rpm
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