softs日記 blog版

そふつ日記のblog版です。よろしくね。

洋服を音楽的に考えると。

2013-11-23 16:20:47 | うみ
そふつのお客様がツイッターでないすなつぶやきをされておりまして、要約しますと「そふつのセレクトに何となく音を感じる」とのことです。
これ以前も書いたような気がするのですが、そふつは洋服を音楽でいうビル・ラズウェル的な視点でセレクトしております。
どーいうことなのか、と申しますと、やっぱりなんか前に書いた感じがするのでここはばっさりカットします。

で、そふつ企画はどうなのかと申しますと、ブランドと組んだ場合は音楽でいうミキシング(注 やったことはない)感覚なのです。
要するにある部分はツマミを上げて強調し、ある部分はツマミを下げて削る。
例えば、先日仕上がったccp x softsのghost pantsですと、
がりはこの形がとても気に入っていたので、その形が一番映えるようにするために残りの視覚的に目立つ要素を削ることにしたわけです。
なのでオリジナルではリフレクターも付いて目立っていたジッパーはステルスな物にチェンジし、フロントのボタンもちょっと目立つのでホックに交換。
裾部分のベルクロも自然な感じに変更しました。こうすることによりオリジナル以上に形のすばらしさが強調され、
しかもよりシンプルに仕上がったのでぼくがいじったという痕跡もでないのです。

ちなみにこれをダブのレベルまでいじくったのが片袖レザーのスタジャン・こぶらです。
こぶらは二重にいじっているのですが、
まず一面、レザーの左腕部分に注目してからメルトンの右腕を見た場合の印象です。
大きく欠落しているけどまあいいかなというやさしい感じ。
これはたとえるならば超有名なビートルズのあの曲のボーカルとドラムだけを残しギターとベースはカットしてみた、というかんじです。
するとあら不思議、何度も聴いた事のあるはずの曲なのに、とても引っかかり印象的になるのです。
ここまで削っても素敵な曲だと言う方もいれば、削られたそこが好きだったという方もいるでしょう。
どちらにしても削られた部分を頭のどこかに意識されているとおもいます。

もう一面、これはメルトンの右腕に注目してからのレザーの左腕を見た場合ですが、
余分に見えるんですが、もともとスタジャンはレザー袖だったのでまーいーのかなと思うのです。
例えるならばマイルスデイビスが演奏したマイケルジャクソンのヒューマンネイチャー。
歌の入る余地など無い見事な演奏。ところがここに女性ボーカルが入ってきていきなりの歌入りに。
もともと歌入りの曲だから余分感はあるがまーいーかとやさしい気持ちになるのです。

スタジャンという超名曲に対して今まで様々なアプローチがあったと思います。
そのままカバーする人もいれば、細身にする人もいる(これはサウンドをよくするかんじでしょうか)、
生地を乗せ換えたり(名曲のボサノバアレンジ的なかんじでしょうか)、
またある人はテーラードジャケットと合体させる人(MAD的なかんじですかね)もいる。
そんな中で僕のやった欠落した部分を頭の中で感じさせたり、余分なんだけどオリジナルを知っていると許せる感じ、
この二つを同時にやる感じはなかなか面白いアプローチではないかなとこじんてきに思っております。

まぁ今現在はこんな感じでそふつの服と音楽はつながっているかんじです。

あ、そうそう、2月にccp x softsのghost line、びっくりなことに第二弾がでます。
今度サンプルをお借りしてお披露目いたしますので気に入って頂けるとよいです。

おしまい。











さまざまなきづき

2013-07-28 14:37:40 | うみ
がりは毎日4キロほどの道のりをちいさなすけぼーでのんびり来るわけですが、
へたくそとはいえ毎日乗っていると若干の進化もあるのです。
自分で進化したな、とおもったのは前から車が来た時、いつもはすけぼーからおりていたのですが、
ここ最近はすけぼーにのったまますっと横に避けるだけになったのです。
この調子でさらに進化して前から車が来た時にぴょーんとジャンプして飛び越えたり、
ガンをつけて車の方を避けさせるレベルになれたらとおもいます。

さて毎日乗っていると普段は気にもしなかったアスファルトの状態がとても気になるようになってきました。
アスファルトがすべすべだとすけぼーはまるで伸びるかのようにすーっと進むし、
反対にざらざらだとがこがこして進まないし乗り心地も悪く、しかも音もうるさいのです。
そして度重なる道路工事によってすべすべとざらざらがまるでパッチワークのようになっており、
それにともなう段差もあったりでなかなかに気を使うわけなのです。
近頃は道を歩いていると、ここは乗れそうとかここは無理とか人通りや車の交通量なんかも考えながら
なんとなくジャッジできるようになってきました。ちょっと進歩です。
またすけぼーに乗り始めてから、そふつが扱っているモノに対する自分の中での再評価ができたり、
またこういったモノがあるといいのではないか、という気づきがあったりします。

そういえばiPhoneを手にいれてから写真を撮るようになったわけなのですが、
すると今まで気にもしなかった対象の切り取り方とかどの瞬間をチョイスするのかとかの視点が必要なことに気づきました。
そうすると写真を見るとうーむなるほどとか思ったりするようになったのです。
そふつのお客様で山田周平さんという写真家がいらっしゃるのですが、
その独自の視点は本当にすごい、と思うのです。きっとすごいレベルの気づきをする方なのだと思います。
http://shuheiyamada.com/

そんなかんじで世の中には実に様々な気づきがあるとようやく気づいたがりなのですが、
どんどんレベルを上げて最終的には激辛カレーを食っても服に活かせるような気づきができるネクストレベル状態に突入したいものです。

去年のがりの闘病記~その3.1

2012-10-20 15:04:01 | うみ
すいません、一日空くと書こうと思っていた内容を忘れてしま・・・
本当にすいませんやっぱり適当に書きます。

後日また病院に行くと今度はお医者さん3が現れました。
お医者さん3「はじめまして」
がり「はじめまして」
お医者さん3「ご職業は、洋品店経営」
がり「はい』
お医者さん3「うーん(検査結果を眺めながら)」
がり「どうなんでしょう?」
お医者さん3「いえ、がりさん、あなたには奥さんも子供もいらっしゃって大変申し上げにくいのですが」
がり「はい」
お医者さん3「あなたひょっとしてエイズにかかってたりしませんか?」
がり「ええっ!!」
なんといきなりえいずをうたがわれたよ。
お医者さん3「どうでしょう?」
がり「確かに調べたことはないです・・・、あれ?」
お医者さん3「なんでしょう?」
がり「この前の血液検査ではわからないんですか?」
お医者さん3「はい。エイズは別に調べないと」
がり「勝手に調べたりはしないんですか?」
お医者さん3「はいできません。承認がないと」
がり「そうなんですね」
お医者さん3「もう少し質問させてください。不特定多数と性交渉などは?」
がり「べつにないです」
お医者さん3「そうですか、いえ多いんですよね、業界の方」
そ、そ、そんな業界じゃないよ!がりはただ服を集めてお店に並べてまにあに売りつけているだけだよ!
そもそもこの洋服業界はいったいどんな風に思われているんだろうか?
この調子だと毎日芸能人と会って一緒にパーティーしてドラッグしていろいろよろしくメカドック(意味不明)なかんじなのだろうか?
・・・しかしがりの知らないだけでじっさいの洋服業界(むしろがりは業界の辺境の屋上の小石)はそうなのかも・・・。
そんなことをぐるぐるぐるぐると考えていると、
お医者さん3「前回の検査では不十分なのでもっと詳しい血液検査をして色々診てみましょう」
がり「・・・はいお願いします・・・あ、エイズも調べてください・・・」
お医者さん3「はいわかりました。この際ですからね』

そしてがりはいろいろ調べるために大量に血液を採られてから家にかえりました。

がり「ただいま・・・」
おくさん「おかえりなさい」
こども「だー」
おくさん「どうだった?」
がり「エイズをうたがわれたよ・・・」
おくさん「こまったね」

またつづく。


あ、夜中に目が覚めたので思い出したことをてきとうに付け足したのでそのあたりよろしくメカドックです。


2階

2010-07-04 15:26:42 | うみ
2階のレンタルルームが出て行ってしまったわけですが、原状回復ということで月末まで工事するようです。
内装はもちろん階段も鉄骨むき出しの非常階段状態に戻すとのこと。
そのほうがそふつ的にはクールでありがたいのですが、この後どうなるかは次の入居者次第だそうです。
大家さん曰くあの物件はすでに応募がいっぱいあって、そのすべてが飲食だそうです。
元レンタルルームということを活かしてお泊まりも出来る個室付き飲食とかに、
はならないとおもいます。
しかし飲食だと今度はどんな入り口になるんでしょうねぇ。
ぎんぎらした感じなのでしょうか?
この廃墟感を活かした廃墟カフェとかにしてくれるととてもうれしいのですが。
ほら、いま廃墟って注目を集めてるじゃないですか。
日本初の廃墟カフェとかなんとかそんなかんじで勘違いしてだしてくれたら、とわずかに期待。
それだけで売りが少ないなら永遠の人気を誇る猫もいっぱい飼って廃墟+猫という萌えツートップでいってみれば
両方のファンが引き入れられて二度おいしく、
はならないとおもいます。
自分でも何が言いたかったのかよくわからなくなりましたが、
とりあえずがりもそこから出たり入ったりするのでとりあえず自転車だけはだしやすくしてほしいものですよ。

かいてんちゅうのできごと

2009-09-28 15:10:30 | うみ
さっきお昼食べてからそふつに帰ってくると、
隣のとんこつ屋さんの入り口付近に人が倒れていました。
ああ、とうとう事件が起こってしまったか。まさかとは思うけどしんでる?
第一発見者は疑われると言うし、あまり関わらないようにしないと。
がりはそう考え、そふつの中に入ってからガラス越しに
コーヒー片手にのんびり観察するというスタイルをとることにしました。

その人はとんこつ屋さんのほうを頭にうつ伏せになっていて、
そばには小さな犬がちょこんとしゃがんでいました。

その犬の飼い主は、先日警察に連行されていたあの人です。

うん。たぶんだいじょうぶ。三鷹は今日も平和です。

ただいまのそふつ音楽「ジ・アノマリー」DJロジック

たんじょうび

2006-08-01 15:00:05 | うみ
本日がりの誕生日なのですが、まだなーんにももらっておりません。
がっくりしているところにお客様のおおは氏さんからメールを頂きました。
要約すると
「フジロック行ってきたのですが、フィッシュマンズのライブで永積さんがそふつタイパンツ履いて歌ってましたよ」
あああ、なんというびっくな誕生日プレゼントなんだ・・・。
ありがとう永積さん、教えてくれたおおは氏さんありがとう・・・。

よし、またなんか企画しよう、と思いました。

只今のそふつ音楽 「リアライズ」カーシュ・カーレイ 

どいつ

2006-06-05 19:18:52 | うみ
もうそろそろW杯ですね。四年前の予想通り今回もテレビ観戦が決定したがりですが、
どういうわけか今朝ドイツに行く夢をみました。
はじめて行くドイツはイタリアとフランスが適当に融合したような街並み(当然妄想)でした。
さてせっかくドイツに来たのだからと、とりあえずW杯を観にスタジアムに向かいました。
そしてチケット販売所で今手に入るチケットを尋ねると「西ドイツVS東ドイツ」の試合を勧められました。
どうも他のカードはすべて完売だそうで選択の余地なくチケット(12000円)を購入し入場しました。
試合はもう始まっていて白いユニが西ドイツで赤いユニが東ドイツのようでした。
知っている選手は一人もいませんでしたが、地味に盛り上がっているようで何よりでした。
がりは一人でぽつんと観戦・・・。んでスコアが1対1となったところで目がさめました。
12000円も払ったのに途中で終わったのでなんか悔しかったです。

只今のそふつ音楽 「ルシダリウム」 スティーブ・コールマン&ファイブ・エレメンツ

ちょこ

2006-05-21 18:39:53 | うみ
火曜日に神戸zigzagのお二人さんが東京に遊びにいらっしゃいました。
閉店後一緒にご飯を食べたのですが、お二人ともお元気そうでよかったです。
そのとき、神戸土産としてちょこれーとを頂きました。
せっかくのもらい物なので毎日ちょこっとずつ食べようと思い、
こっそりと冷凍庫に入れておきました。

昨夜食べようと箱をあけると、
どういうわけか一個しか入っていませんでした。
食ったな・・・。
しかも怒りをやわらげようと一個だけ残しておくという姑息な配慮。
これが人生の知恵というものなら、余りにせこひ・・・。
そばに姉(おそらく共犯)がいたので
「一個だけ残してあってもいっしょです。」
そう告げると姉はにこやかに二階へ行きました。

今朝起きたら誰もいませんでした。

只今のそふつ音楽 「タンゴ & ダンス」 デヴィッド・チェスキー




とても嬉しいことに

2006-02-12 16:35:50 | うみ
常連のお客様3人に「ブログおもしろいです」と言われました。
その影で250人ぐらいに「ブログしょーもないです」と思われていると思いますが、
ずっとこのままだらだらと続けていく所存です。

さて珍しく服の話ですが、今季のそふつは
USのワークブランドのパンツを展開しようと思っております。
そふつは日本企画の「合わせ易いおされ仕様」ではなく
USの「ファッションとは縁遠い労働者仕様」が大好きなので、
ノンウォッシュデニムのダブルニ-ペインターや、
ブラウンダックでエプロンつきのダブルニ-オーバーオールとかの
ごりごりアイテムをこっそりやりますよ。

この春夏はストライプシャツとかにあわせて変なサスペンダーで吊り、
裾ロールアップで短めにしてモダンなラバーサンダルと合わせる
ポップワークスタイルを三鷹のすみっこから一方的に提案してみようと思っております。


これは間違いなく流行・・・、らないですね。うん、間違いない。


只今のそふつ音楽「ライヴ・イン・ニュー・オリンズ」 ダーティ・ダズン・ブラス・バンド