にかげつをおえて

これでなんとか２ヶ月毎日更新できましたよ。
あまりのくだらなさに誰も見なくなるかと思ったのですが、
本日のＩＰというのが７９ということでたいして変わっていません。
なんというかいきなり小平市の市議会議員選挙に出ても
４０票ぐらいとれそうなそんな自信がわきましたよ。
そもそもは傳の吉原君から言われて毎日更新を始めたのですが、
最初は本当にきつかったですねぇ。
ただしばらくすると文章を書く感覚が戻ってきて、ちょっと楽になりましたよ。
いまでは提案してくれた吉原君に感謝しております。
これを機に何かしらちょくちょくと書いていければと思います。
まぁなんにしても読んでくれた方、本当にありがとうございますっ。

え、幸子はどうなるのかって？

どうしよう。

幸子２９

入ってきたのは常連様のひとり、○さんだった。
○さんはレジ前でふたりが手をめらめらさせているのを確認して、
自分もそうしなれればいけないような異様な雰囲気を察知し、
すぐに控えめに手をめらめらさせながら、
「じゃ～」といいながら外に出て行った。
店主は思った。これは終わった・・・。いろいろと終わった・・・。
数少ない貴重な常連様を失ったことで店主は自暴自棄になり、
もうやけくそ状態で思いきり手をめらめらさせた。
幸子はそれを見て完全に自分がメンバーであることを確信し、
ゆっくりとレジ近くの網のドアを開けた。

そこで、幸子の見たものは、

あ、ここで時間切れだ。
これからドラマチックでいい展開を考えていたんですけど、
ああおしい。ほんとうにかえすがえすもざんねんだ。
もう残された時間がないのでこのへんで。

幸子　唐突におわり。

幸子２８

店主は、一瞬へ？という顔をしたが、
ああ、ジミヘンですね。ぼくもたまに店でかけるんです。
とかえしてきた。

幸子は思った。
おかしい、反応がうすい。
そーだ、手をめらめらさせるのを忘れていたんだ。
もう一度、こんどは両手をめらめらさせて言った。
「ええ、じみへんぷいいですよね。」

店主は、とても困っていた。
ジミヘンプってなんだ？ジミヘンじゃないのか？
そもそも両手をめらめらされても・・・。
もえろ～ギターよもっともえろ～ということなのだろうか？
店主はどうしていいのかわからなかったので、とりあえず、
ええ、すばらしいと思います。
と両手を幸子と同じようにちょっとめらめらさせながら言った。

幸子は店主が両手をひかえめにめらめらしているのを見て、
やった！通じたっ！これでわたしもメンバー仲間入りっ！
と思い喜びの余りさらに手をめらめらさせた。
そして幸子はふと思った。
そうだ　下北沢、行こう（ぼんぐ買いに）


そのときドアが開いた。

つづく。

只今のそふつ音楽「桃と耳」遊佐未森

おうふく１９０えん

昨日は閉店後に渋谷まで行って傳の７周年記念パーティーに参加してきましたよ。
思い切り遅れていくのでとりあえずなめられないように、
グアヤベラシャツの４ＸＬサイズ（恐ろしくでかくまるでモモンガのよう）と
リーバイスシルバータブのフェイドブルーデニムスリムパンツと
そふつおなじみのドゥーピー・ストラップはずしというなぞのスタイルでいきましたよ。
パーティーではいろいろ話せて犬とも遊べてとてもよかったです。
あ、うまくいけば傳のほんのちょこっとしか作ってない７周年記念特別服が
そふつでお披露目できるかも。かも。
（後日談　さっき電話があって無事できることになりましたよ。）

さて表題の件なんですが、なんと井の頭線吉祥寺～渋谷の往復で１９０えんですみましたよ。
ひょっとして子供料金？
いえいえまさか、当方身長１８０、つるつる坊主、齢３４ですよ。
え、どんなわざを使ったのかって？キセルじゃないかって？
あ、しりたい？そうだよね。この不景気ですもんね。うんうん。
じゃあ数少ない読者にこっそりおしえます。
帰りは電車がなくて歩いたんですよ・・・。
ちなみに５時間かかりましたよ。
ただ知らない道を歩くととても新鮮で、気分がすっきりします。
がりはふだんそふつにこもりっきりなので、これはいーリフレッシュでしたよ。
たまにはこんなのもいーもんですねぇ。

おしまい。

只今のそふつ音楽「ウィーウォントマイルス」マイルスデイヴィス

幸子２７

今日は６月２７日、今月は３０日までなのであと４日。
作者は今まで適当に書きなぐってきたが、
物語をどう終わらせていいのか考えていなかった。
あと４日でこの物語を完結させなければならないのに・・・。
引き伸ばすことだけを目的にその場しのぎで考えもなく書いた為、
幸子はもう制御不能でサマリヤマンション随一の無政府主義者になってしまっているし。
こんなアナーキスト幸子を連れてどうやって終りまでいけばいいのか・・・。
以前から宣言していた唐突に戦闘シーンに突入させ終了させる、
といってもどう書けばいいものやら。とりあえずこんな感じだろうか。

店主は秘密を守るため後ろから幸子に襲い掛かった。
「キャー」幸子が叫んだ。
ガッシ。ボッカ。幸子は強かった。店主は死んだ。終。

だ、だめだ。作者には文才がない。
そもそも店主が幸子を襲う理由をつくってなかったよ。
照明がまぶしかったから、とカミュをぱくってみたところで、
そふつの貧弱な照明でまぶしいわけないし・・・。

うぐぐ、うぐぐ。解決策が浮かばない以上、
とりあえず今まで通りこのまま適当に３０日まで書いて結論は先送りにするしかない。
そのうちなんかいい方法が浮かぶことだってあるかも。
思えば作者は人生においてもいつだってそうしてきた。
その結果が今。いろいろと今。あああ。
・・・、いろいろとせつなくなるのでさっさと続きを書こう・・・。


幸子は店主にむかって脳内シミュレーションの通りに言った。

「わたし、じみへんぷだいすきなんですよ。」

つづく。

只今のそふつ音楽「密林のポリフォニー」　

となりのとなり

そふつのある武蔵野サマリヤマンションには３件のテナント物件があります。
そふつ、とんこつや、空き物件（元床屋さん）という並びだったのですが、
さっき不動産屋さんとお話したらその空き物件に入居した方がいることが判明しましたよ。
数日前からばりりりりりりと工事音がしていたので気にはなっていたのですが、
本決まりみたいでよかったよかった。
不動産屋さんによると、入居者は骨董品？屋さんとのことです。
アンティークショップさんなんでしょうか？気になります。
どんな感じになりそうですか？と聞くと不動産屋さん曰く、
あなた（がり）は新しいセンスで古いものを扱う、
新しい入居者さんは古いものを新しい感覚で扱う、
というなんだかおしゃれな定義をされていました。
その場では納得してみたのですが、そふつに戻って考えてみると
言葉を逆にしただけだということに気付きました。
あ、あぶない・・・。これが不動産屋さんの話術か・・・。
この調子だと話の流れで北海道の原野買わされても納得してしまいそうだ。
不動産屋さんの話をがり的に要約するとこうなります。
「あなたたちの感覚はぼくらの世代にはよくわからない」
これがジェネレーションギャップというものなんですかねぇ。
７月１日から入居されるそうですのでこれはおもしろくなってきましたよ。
わくわく。

只今のそふつ音楽「フォールディング・アンド・ザ・ティー」クリストファー・ウィリッツ

くらいてんないをいかすには

オープン前、そふつの照明のスイッチをぱちっといれると、
「ぱこーん」「ぱこーん」
と立て続けに２つ音がしました。
ああっ・・・。スポットライトが同時に２つも切れた・・・。
そふつの照明は現在２つのＵＦＯライト（まったく明るくない）と
５つのスポットライトなので、いきなり暗くなったよ。
外からみてみたけど、これは誰が見てもオープン前。
ただでさえ人が寄り付かないそふつなのに、
さらにハードルが上がってしまったよ。

ちなみにそふつをはじめたときはスポットライトが１５もあったのに、
９年後の今使っているのは５つのみ・・・。
それはなぜかというとスポットライトが１個２３００えんもするから。
２５のときも高いと思ったけど３４の今ではもっと高いと思います。
がりは成長どころか順調に後退しているようです。
阿木燿子は教えてくれなかったけど、
大人の階段は上るだけじゃなく下ることもあるんですね・・・。

そんながりがここで閃きましたよ。
そうだ、この暗い店内＆びんぼうな状態を逆手に取るんだ。
来店したお客様に懐中電灯を渡し真っ暗な店内を冒険するように歩いてもらうんだ。
名づけて洋品店おばけやしきシステム。
一押しの洋服を取るとピロリロリンとファンファーレが鳴って、
売り物でないものを取ると女の子の悲鳴が聞こえるとかどーだろう。
夏には懐中電灯をローソクに変えて雰囲気を出す。
もちろんＢＧＭは幽霊の音をがりがテルミンで生演奏～、

とここまで書いてさすがに怪しすぎることに気付いたので
ふつうにスポットライト買うことにしました。

只今のそふつ音楽「リッスン・イン・クリアー・ライト」ジョーブツ・プロジェクト

幸子２６

そんな店主の葛藤をよそに、まだ誰似になるか決まっていない幸子は考えを巡らせていた。
キーワード「ヘンプ」はすでにわかっている。それではどうすれば。
こちらから会話の節々にさりげなくヘンプを入れてみる、というのも一つの手だ。
そして私がそちら側の人間だ、ということを強く認識させれば。
こんな感じではどうだろう。
「いやー、すてきなおみせですねへんぷ。」
さすがにちょっとおかしいかも。
それではこれなら。
「わたし、じみへんぷだいすきなんですよ。」　
し、自然だ・・・。
これを言いながらじみへんのように両手を目の前でめらめらさせれば、
ギターを焼いてるようでもあるし、薬草を焼いてるようなかんじもでる。
これなら勧誘まちがいなし！幸せの薬草ルームはすぐそこ。
薬草ルームに入ったらいちばん立派に育ったやつを、ぐふふっ。
幸子は妄想をたくましくしていた。


一方、作者は悩んでいた。

つづく。

只今のそふつ音楽　エアコンの音

幸子２５

そ、そういえばそうだ。
まだぼくには希望があった。
ここはとりあえず話を引き伸ばして幸子にはジェニファーロペスになってもらおう。
そのあとのことはそのあとだ。

ここで作者からの声がまた聞こえてきた。
あ、もしきみの働きがわるいとロペスはロペスでも
呂比須ワグナー（元サッカー日本代表）にするから。
がんばってね。

作者め・・・。
呂比須になったらボイコットしてやる・・・。

つづく

只今のそふつ音楽「デジタルブレス」ＡＦＲＡ

幸子２４

まぁまて、店主よ。よ～く思い出してみるんだ。
何か気付かないか？え、それどころじゃないって？まあ聞きなさい。
私はまだ幸子が「誰」に似てるかを書いていないんだ。
もしここで私が「幸子は実はジェニファーロペス似」とこう書いたとしよう。
そうしたらどうなる？その恐怖もなんか甘酸っぱいものにならないか？
ええ？どうなんだ店主よ。

つづく

只今のそふつ音楽「セルワ」チョーイン・ドロルマ＆スティーブ・チベッツ