ふゆがつれてくるひと

昨日一人の女性がいらっしゃいました。
かのじょさんは一年に一度、冬のある日にひょっこりといらっしゃる方で、
今回で３回目（３年目）なのです。
あんまり人を覚えられないこの僕がどういうわけか覚えているぐらいですので、
それだけ印象深いんだと思います。

かのじょさんにもお話したんですが、
かのじょさんがいらっしゃると僕はいつも、ああ、今が冬なんだと思うのです。
もちろん冬だとわかっているんですが、再確認する感じ。
僕の中でかのじょさんは「冬とともにいらっしゃるひと」なんです。
なんというか雪女みたいですね。バイクに乗ってますけど。
でも僕の期待通りの白いバイク。ちょっとうれしい。

かのじょさんは冬の寒さと、そして次に訪れる春の予感を連れて、
行く先々の色々な場所を愛用のバイクで回っているんでしょう。
ほら、今が冬でその次が春。今が冬で次が春。また来年あいましょう。
僕の中ではそんなイメージのひと。

また来年いらっしゃってもいいように潰さないようにしないと。


あ、ちなみにかのじょさんは「あ、ここまだあった。よかった～。」と思ったそうです。

只今のそふつ音楽「ＵＮ－ＯＨ」デヴィッド・バーン

ほんじつのミッション

きょうは某老舗アメカジメーカーの展示会。
ここはＡ－２にチノにワークブーツといった感じの王道アメカジの方々がいっぱい来場されます。
がりは毎度のごとくそふつせれくとを炸裂させて周りの冷たい視線を独占してやろうと思い、こーでねーとを考えました。
まずは先日届いたばかりの傳×そふつのチノパンツを履くことにして、足元はウォークオーバー、
上はヨーロッパのよくわからないスクールニットに白ＢＤシャツ、
アウターはＴＭアスレチック×そふつの片袖レザーアワードジャケットにすることに決定。
これでベーシックなんだけど違和感のあるそふつ流アイビーファッションのできあがり。
いよし、これでそふつせんすが会場で炸裂だ。

んで電車に乗って遠く離れた展示会場まで行きました。
そんで建物の中に足を踏み入れると、スーツを着た人々がいっぱいおりました。
受付のスーツの人はあれ？この変な坊主の人なに？という顔をしておりました。

あれ？
あれれ？

いそいで招待状を確認すると日程のところに「ＮＯＶ１３～１５」とかいてありました。
ＮＯＶ。ＮＯＶ。１１がつ。せんげつだ。もうおわっているよ。

まわりの冷たい視線を独占しようとしたらスーツの人に冷たい視線でみられたよ。
うぐぐ・・・。しかしグローバルな視点においてはミッションクリア。

まあいいか、とおもいお店に戻りました。

只今のそふつ音楽「サンヘドリン」マサダ

傳とそふつの別注チノ

ほんじつ以前から企画していた傳（つたえ）とそふつの別注チノ「わがつまＳＰ］が届きました。
このチノパンツのもとになったモデルは去年３本だけ入ってきてすぐ売り切れてしまったもので、がりも買えませんでした。
あれがあればがりのお得意のトラッド気味のよくわからないスタイルにさらにかっとび感が与えられたのに・・・。
余りに悔しかったので傳の吉原君と合田さんの前で「あれほしーなぁ～、あれほしーなぁ～。」
と事あるごとに呟いていたり念じていたら、どういうわけか、もう一度どういうわけかそふつ用に作ってくれたのです。

そふつ別注ということで生地をより色濃くごついチノ地に、
裏地もネイビーの新作の傳オリジナルファブリックにしてもらいましたよ。
そのときに傳の製品にはモデル名が季語でつくのですが、
そこを吉原君からの提案（笑いながら）で「わがつま（がりの名字）」にしようよという一言が。
あれれ、なんと自分の名字がモデル名になってしまったよ。

ギターのギブソンでいうレスポールモデル、モズライトでいう寺内タケシモデル並みの扱い。

ああ、いきなりれきしになをのこしてしまった・・・。

ということでがりはさっそく履いております。うれしいうれしい。

この「わがつまＳＰ」、どういうわけか結構予約を頂いておりましてとてもうれしいです。
ちなみに予約されている方のうち２人は去年うち＆ＢＥさんで前モデルを購入されていて、
気に入ったのでもう一本欲しいというある意味すごい方なのです。
そういうコアなお客様に支えられてそふつはなんとかひっそり営業中。

只今のそふつ音楽「シュリープ」ロバート・ワイアット