softs日記 blog版

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新しい機能とそこから生まれるビジネス

2018-03-14 00:21:43 | ファッション
こんばんは。がりです。
みなさん新しい機能考えていますか?
私がりはccp ghostの新企画用の機能を考えて、
日々ああでもないこうでもないと頭を悩ませております。
ghostの機能は先にああしたいこうしたいを考え、そしてそれを服にどう付けるのかという感じで
そふつの行き当たりばったりな経営とは全く異なりかなり現実的に考えて行くのですが、
今回はそんな時にふと全く違う次元からの贈りもののように思い付いたとてつもなく優れた素晴らしい機能と、
そこから生み出されるアメージングなビジネスについてお話しさせていただきたいと思います。

人間は服を着て動くと熱と湿気が発生するわけですが、
それを逃がす事が快適さに繋がるので各社様々な機能素材でそれを成し遂げようとしております。
しかしがりはここで発想を変え、適度な熱と十分な湿気を服に残し、
それを使って来るべき食糧難時代に備え服の表面にかいわれ大根を栽培できないか、と考えたのです。
なぜ、かいわれ大根なのか、という質問があるでしょうから答えておくと、
種まきから一週間ほどで収穫まで持っていけるスピード感と、
がり家で先日かいわれ大根を育てましてそれがにょきにょき伸びるのを見るのが楽しかった、
というのがその理由になります。

さて話を戻しますと、きっと最初は栽培できただけでみんな驚くのですが、
この機能が一般に出回るにつれて、やっぱりどうせなら
がりのような不思議なおじさんの服の熱と湿気で育てたかいわれ大根より、
女性の服の熱と湿気で育てたかいわれ大根を食べたい!というもっともな意見が現れるのです。

すると今度はかいわれ大根に「私が育てました!」という言葉とともにその生産者の写真が付くようになります。
世の中の人たちはまるでアイドルを応援するかのようにかいわれ大根を選ぶようになるのです。

そのうち「17歳の丹誠込めた一週間が詰まっております。」「もう戻ってはこない瞬間がとじ込められております」
などと貴重さをこれでもかとあおる言葉を入れてくる生産者もでてきてさらに人々の購買欲をそそるようになります。

この頃には企業もこのビジネスの素晴らしさに気がつき、
女の子を大量に雇い入れ大量に生産し安価で販売する企業や、
無菌室のようなところで他の雑菌が入らないようにして女の子の熱と湿気純度100%を謳う企業、
また芸能事務所が生産に乗り出しアイドルやモデルが育てたかいわれをファンに高額で販売するようになります。

もうこうなってくると当然肩部分や腕部分で育てたかいわれよりも
どうせなら脇の下で育てたかいわれが食べたいと部位を指定してくるまにあ層もでてくるので、
そういった場所はかなりの高額でこっそりと流通します。

人間の欲望がより大きく経済を回す事になるのです。

こうして新しい機能が生み出されると、新しいビジネスが生まれるのです。

というお話を昨夜いらしたお客様にお話ししたのですが、一言こうおっしゃったのです。

「ブルセラですね。」










botにこころが

2018-01-29 23:19:11 | 日常
こちらの記事はそふつのインスタグラムを見ながら読むと多少いいかもです。
https://www.instagram.com/p/BehST2bjsUO/

本日のお昼にkiko kostadinovさんが去年9月に続きまたしてもそふつにご来店されたわけですが、
日頃変な事ばかりを口走っているがりがkiko来たんですよなどと言ってもうそつけこのおっさん!
と罵倒されそうなので先手を打って今話題のインスタグラムに証拠写真を載せたわけです。

すると、ありがたい事にいいねがおそろしくいっぱい入ってきて、
おおさすがkiko kostadinovさん、がりのライフワークであるかお投稿とは勢いが違いすぎる・・・、
と喜びと悲しみが入り交じった気持ちで眺めていたのですが、
その中になんとdover street market ginzaからのいいねが入っていたのです!

注 そふつのインスタはいったいどうしたわけなのかdover street market ginzaにフォローされていて、
きっとdoverのえらい人が間違ってそふつフォローボタンをぽちっと押してしまったけど、
間違った事が言い出せずにそのままフォローし続けているのではと内心疑っております。

がりはdoverのアカウントの事をこちらからのコメントには一切反応しないでただただ淡々とおしゃれな投稿をし続けるbotのように感じていたので、
今回いいねを入れてもらった事でbotにも、botにも心が芽生えたんだ!機械にも血が通っていたんだ!といたく感動したわけです。
まぁ今回心を芽生えさせたのはがりではなくkiko kostadinovさんなのですが。

そんなわけでいつか、いつかdoverにかおの投稿にいいねをいれさせてがり自身の力で心をとりもどさせるんだ!とさっき決意したのですが、
お前洋服屋なんだからかおはどうでもいいから服でなんとかしろよ、という声が聞こえてくる前に筆を置いてさっさと寝る事にするわけです。








ラジオ的な洋品店

2018-01-09 09:19:23 | ファッション
ハイあけましておめでとうございます。
去年もみなさまのおかげでそふつなんとかつぶれないですみました!
今年も驚きや発見、価値観への揺らぎや疑いがおこせるようにちょっとがんばってみますので、
みなさま今年もなにとぞそっと、というよりもむしろ添え木のようにがっちりと支えていただけると
ぐらぐら経営ショップそふつはたいへんに助かるのです。

ということでいきなりですがみなさまこのインターネット時代にラジオきいてますか?
え?ラジオ?YouTubeとかじゃなくて?という声が聞こえて来ようが来まいがこの話を続けるわけですが、
そふつ常連さまのM田さんが以前ふとこうおっしゃったのです。
ぼくは車通勤の時ラジオをかけているのですが、ラジオは聞き手の興味と関係なく曲をどんどん流し半ば強制的に聴かせてくる、
もちろん好みでない曲もあるのですが、そこに今まで自分が興味をもたなかった、
今までの興味からはたどり着きもしなかったであろう素敵な曲との出会いがあります、と。
M田さんは多方面に色々詳しくて音楽もとてつもなく詳しく面白い曲をいっぱい知っている方なのですが、
そんなM田さんから伺ったこの話はがりはとても感銘を受けました。

確かにインターネットはすごく便利で欲しい情報が手に入るけど、
興味のないことはそもそもの接点がないので存在を知ることさえない。

がりは常に服屋としてどうなのかを考えてしまうので、これを服屋に例えると、
今良く見掛けるスタイルは他店様のHPやおしゃれ界隈のインスタをみて
そこから組み上げたようなユーザーの欲しい物を集めました的ショップ、
いわゆる今のインターネット社会が生み出した今の時代を代表するショップ形態ですね。
がりはここではリアクションショップと名付けますが、
誰かの起こした良さそうなアクションに即座に反応していく感じですね。
がりの好き嫌いは別としてこれはもちろんビジネスとしては全くもって正しいです。
リスクはないしみんなの望んでいるものがあるわけですから。
ただ、望んでいるものしかない。だから似てしまう。
そして何より未知との出会いがない。

がりは今時珍しいことなんでしょうが洋品店に夢とロマンをもっておりますので、
単なる物を売る為だけに特化した装置のような場所にはしたくないわけなのです、特にそふつは。
そふつは予期せぬ切り口の服との出会いがあったり、
世の中に一方的に流行遅れにされた、でもよく見ると素敵な服との出会いがあったり、
店でかかっている怪しい音楽との出会いがあったり、
いらっしゃいませのかけ声もほぼなくむっすりとした店主との遭遇があったりという、
そんなこの時代においてはある意味とても無駄で、でもある意味でとても贅沢な瞬間がある、
そんな出会いがありまた自前でアクションを起こす、何かが起こる洋品店でなければいけないのです。

常々そんなことを考えている時に伺ったM田さんのお話に非常に感銘を受け、
そふつはよりラジオ的なお店にならなければ、と思ったわけなのです。
そふつはユーザーの欲しいかどうかわからないものや価値観の定まっていないもの、
ある意味他店様がはじいた残りで組み上げたようなラディカルかつエコロジカルかつ頑固かつへんくつな洋品店ですから、
ラジオはラジオでも公共放送というよりも勝手に電波飛ばしてる海賊ラジオではあるのですが。

まぁ今年は今まで以上に出会い系海賊ラジオ洋品店として毒電波をまき散らす所存ですので、
無駄をたのしめるマニアの方々今後ともどうぞよろしくお願いいたしますっ!

追記 これどんどん書き足していくかもです。

























おやじの読みとがりの賭け

2017-12-25 13:32:34 | 日常
今朝吉祥寺に早く来過ぎ時間を余らせたがりはそふつを早く開けようという気は微塵もなく、
丸井横から井の頭公園へと続く七井橋通りにあるお気に入りの安売り自動販売機の前にいた。
ここの自動販売機二台に渡ってちょっと出所のあやしいドリンク達がずらーっと100円で並ぶ光景は、
缶ジュースがワンコインで買えたあのすばらしくそして懐かしい昭和を思い起こさせ、
また平成という時代に翻弄され痛めつけられたがりのお財布にもやさしかった。

がりはその二台の自動販売機の前でじっくりと飲み物を吟味していると、
その脇からひょっこりとおやじが顔を出した。
がりはまだじっくり考えたいので、ひょっこりおやじにアイコンタクトで先に選んでいい事を示す。
アイコンタクトを受けおやじはすっと自販機の前に立ち、ちょっと眺めてからコーラの500mlペットボトルを買った。
よしがりの番だ。またじっくり選ぼうとすると、横から
「ここ安いよね。色々あるから迷っちゃうよな。」
とおやじががりに話しかけてきた。
がりは話しかけられた事に内心びっくりしながらも、ええまぁ、とクールに答えまたじっくり選ぼうとすると、
「あれだろ、お兄ちゃんは、やっぱコーヒーだろ?」
え?とおやじの顔を見ると勝ち誇ったかの様な表情をしていた。
お、おやじ?何勝手に人の飲み物を予測してるの?
しかもなぜかすでに当たったような表情だし。
幾つになっても反逆精神の薄れないがりは即座にコーヒーを候補から外し、
いえ、ぼくはお茶の気分なんでこれにしようかと、そう言っておやじの予想から一番遠そうなペットボトルを指差した。
「え、モヒートティー?なんだいこれ?ちょっと味がわからないなぁ」
おやじは怪訝な顔をしてそうつぶやいた。
がりは、たぶんミントが入っててスッとすると思います、と言いながらボタンを押した。
がここん。
そして見ず知らずのおやじがじっと見守る中、一口飲んだ。
「ど、どんな味だい?」
おやじの言葉が聞こえるときにはがりの口の中に望まない方向性の甘さが広がった。
あ、甘いです・・・。失敗しました・・・。
がりは正直に告げるとおやじは励ますようにこう言った。
「失敗は成功の母だからねぇ。気を落とさないで。」
なんとおやじはがりがただ飲み物の選択を間違えただけなのにエジソンの名言を持ち出してがりの失敗のスケールを大きくしようとしてきた。
お、おやじ、そこまでの話じゃないんだ・・・そこまで大事にするんじゃない・・・。
がりはそのショックにたえながらなんとか、
そ、そうですね・・・。ありがとうございます・・・。
とことばをしぼりだした。
おやじは最後にこう言った。
「引き止めちゃって悪かったね。またね。」
はいまた・・・。
そう言って別れそふつ方面に二三歩歩いた辺りで、スーッとしたミントのニュアンスががりの胃あたりに広がった。




















そふつ・がりのお気に入りの音楽・その73

2017-02-03 12:48:13 | 音楽
先日惜しくも他界されたパパ・ウェンバの名曲。
青いしわ入りのフードジャケットはイッセイミヤケですかね。

Papa Wemba - Yolele

そふつ・がりのお気に入りの音楽・その72

2017-02-03 10:48:22 | 音楽
音楽はあっさり国を越えます。

Zawinul Syndacate - Patriots

そふつ・がりのお気に入りの音楽・その71

2016-12-20 09:33:20 | 音楽
最近のそふつはバッハが多かったのですが、ちょっと新しい音楽を聴きたくなったので探していたらこれを発見しました。

Moe and ghosts × 空間現代 - "不通" from "RAP PHENOMENON"



定期的にがくんとずれる空間現代のサウンドの上に美しい女性声のラップというか高速ポエトリーリーディング。
映像も白昼に高速でうごめく女性の幽霊のようでかっこよいです。
moe and ghostsのファーストは矢野顕子を高速ポエトリーリーディング化したようなかんじでそちらも素敵ですよ。



ccp x softs ghost line sashiashi-ant colonyについて

2016-12-03 16:19:17 | ファッション
えーこの放置しているブログでもたまには服の話でもしないとまずいかなと思いたったので、
いい機会なので明日12月4日に入荷するであろう
ゴーストのパンツ「sashiashi-ant colony」について適当に語る事にします。

本日12月3日にccpさんでリリースされる「sashiashi」というパンツがありまして、

http://shop.ccp.fm/shop/shopdetail.html?brandcode=000000000256

展示会で拝見した時にゴースト化したいと思ったのですが外側のデザインは
とてもがり好みで変更ポイントが見当たらなかったので、
それだったらいっそのこと外側は生地やパーツも含めて一切変更しないことにして、
昔から暖めていたポケットの内袋のみをいじくり倒し
機能的にするアイデアを使ってみる事にしました。
ですので通常の「sashiashi」とそふつに届く「sashiashi-ant colony」は
外見上は完全に全く同じですが、そふつに置いてある「sashiashi-ant colony」が
内側をいじくった分税込み2160円高いという感じになります。

さっきからsashiashiに付いているant colonyというフレーズは一体なんなのか?
という疑問がおありでしょうが、
これが今回がりが企画したポケット機能の名前です。

通常のポケットはメインルーム(というか通常これしか部屋がない)に
モノを入れて保管しそしてそこから取り出すわけですが、
ant-colonyはメインルームからその名の通りアリの巣のように
「スマートフォンルーム」「コインルーム」「カギルーム」に分岐しております。
がりはメインルームをモノを入れるスペースというよりも
駐車場でいうところの車をさばくスペースとして考えなおし、
各ルームにアクセスしモノを引き出すスペースとしました。
当然メインルームが一番大きいのでモノを入れる事ももちろんできますが、
入らない時が一番機能を発揮できるのです。

基本ポケットに手を入れた時には何にも手が当たらない状態で、
メインルームでこそこそすると目当てのモノにアクセスできる
という感じになりますよ。

それでは各ルームの紹介です。

スマートフォンルームは最近携帯サイズが大きくなっているので
太腿部分に縦に付いております。

コインルームはポケットの底が二重底になっており、
ぐいっと力を入れるとばりっとベルクロが外れて中のコインにアクセスできます。
ベルクロで仕切る事でコインが遊ばず、
座った時にコインが逆流してでてしまう事故を防ぐのです。
まぁダンジョンでも奥深くに財宝がある訳で、
一番奥にお金は理にかなっている?と思うのです。

カギルームはその使用頻度から一番恵まれないポケットの隅の脇部分
(パンツのサイド部分に当たります)に配置されました。
普通ですとカギの本数が多いとちょっと取り出すのに苦労するのですが、
がりはもちろんこれにもなんとか解決策を用意しております。
カギに付けるウェビングコードをおまけで付けまして、
これをウォレットチェーンよろしく片方はベルトループに引っかけ、
片方にカギを付けポケットの奥に押しやります。
そして使う時にメインルームからくいくいとザリガニ釣りのように
いい感じでウェビングコードを引くとすぽんと抜き取れるわけなのです。
このコード自体それなりに長いので付けたままドアのカギを開けられます。
このギミック名は手釣りからの発想で handline ですよ。

この3つのルームに入れたモノはそれぞれが干渉しないようにないすに配置されており、
座った時にも例えばよくあるスマートフォンが腰と足に挟まれて突っ張ったりせず快適で、
自分の企画ながら本当によかったです。ccpの木島さん佐藤さん本当にありがとうございます!

左利き右利き両方に対応するため両側のポケットがこのant colony仕様になっており、
カギをくいくい引っ張り出すウェビングコードの付け替えももちろん可能です。

それではまにあのみなさんどうぞよろしくお願い致しますっ!

追記 しょにちではんぶんもうれました。まにあってほんとうにいるんですね。










そふつ・がりのお気に入りの音楽・その70

2016-09-16 23:06:16 | 音楽
そふつ常連様のMさんに教えていただいたパンチブラザース。
ブルーグラスを現在の音楽の最前線に押し上げたこのグループよりおすすめの一曲。
Front Row Boston | Punch Brothers – Familiarity (Live)

そふつ・がりのお気に入りの音楽・その69

2016-05-14 14:46:15 | 音楽
女性タブラ奏者スファラのとても美しい一曲。

Suphala (featuring words and vocals by Edie Brickell) - Feel Awake Even Though This Is A Dream