softs日記 blog版

そふつ日記のblog版です。よろしくね。

去年のがりの闘病記~その5

2012-10-31 15:33:39 | みみず
がり「はい・・・(しぬのか・・・がりはしぬのか・・・)」
お医者さん3「このサイトメガロウイルスは、主に35歳以上の男性がかかる病気で、」
がり「はい・・・(やはりしぬのか・・・)」
お医者さん3「ほっておけば二ヶ月ほどで治ります」
がり「えっ?しなないの?」
お医者さん3「しにません」
がり「え、エイズは?」
お医者さん3「(検査結果を見ながら)陰性ですね」
がり「陰性・・・(アウトなのかセーフなのか・・・)」
お医者さん3「かかってないですね(セーフだよ)」
がり「よかったです」
お医者さん3「よかったですね。で、今までの両足に斑点の出来る症状や頭痛や吐き気といった症状は全部これで説明が付きます」
がり「ほう」
お医者さん3「このウイルスは35歳以上の男性は大体かかりまして、みんななんか体調が悪いな~と思っている間に勝手に治ってしまいますが、」
がり「はい」
お医者さん3「たまにがりさんのように悪化して病院に来る方もいらっしゃいます。」
がり「なるほど」
お医者さん3「で、このサイトメガロウイルスには薬もあまり意味ないのでだしません」
がり「なんと」
お医者さん3「二ヶ月ほど調子悪いと思いますが、すでに発症から一ヶ月ほど経っておりますのでもう一ヶ月の辛抱です」
がり「足に斑点がありますが歩いてもいいんですか?」
お医者さん3「大丈夫です。次は一ヶ月後に血液検査して確認しておしまいです。お大事に」

そして家に帰ると
こども「だー」
おくさん「おかえり」
がり「ただいま」
おくさん「どうだった?」
がり「サイトメガロウイルスという35歳以上のおっさんがかかるウイルスに感染していたよ」
おくさん「それでどうなの」
がり「二ヶ月ほっておけば治るって」
おくさん「よかったね」
こども「だー!」

一ヶ月後

お医者さん3「(検査結果を見ながら)うん大丈夫ですね」
がり「そうですか」
お医者さん3「他の数値も大丈夫だしあなたは健康そうなので次にお会いするのは20年後ぐらいですかね」
がり「ずいぶん先ですね」
お医者さん3「お互いが老けたその頃にまたお会いしましょう。お元気で」
がり「はい」

といった顛末でした。
そふつ日記の読者で35歳より上の方、体調の悪い時にはサイトメガロウイルスを疑ってみて下さいね。

おしまい。





去年のがりの闘病記~その4

2012-10-25 17:31:09 | みみず
そしてしばらく発熱、頭痛、はきけ、だるさが続きそふつを一日やっては一日休み、
2時頃来ては6時頃帰ったり、「そふつ行ってもやってなかったです」というメールを頂いたりしながら
時は流れてお医者さん3に指定された日、ジャッジメント・デイになりました。

がり「いってくるよ・・・」
おくさん「がんばってね・・・」
こども「だー・・・」

そして病院に行きお医者さん3と対峙しました。
お医者さん3「がりさんこんにちは」
がり「こんにちは」
お医者さん3「検査結果わかりましたよ」
がり「はい・・・(どきどき)」
お医者さん3「(検査結果を見ながら)あなたは、サイトメガロウイルスにかかっています」

サ、サイトメガロウイルス・・・!
間違いなく体に悪そうな凶悪な名前の響き・・・。
この体調の悪さだし、これは残念だけど、すごい病気なのだろう・・・。
やはりがりは、がりはしぬのか・・・。おくさんとこども、そふつはどうすれば・・・。
がりがおしだまっているとお医者さん3がゆっくり言いました。

お医者さん3「これは    」

つづく。


矢野顕子を聴くと初心に帰るのです。(仮バージョン)

2012-10-21 23:35:36 | みみず
がりは矢野顕子の演奏するユニコーンのカバー曲「すばらしい日々」が大好きです。

すばらしい日々 矢野顕子バージョン

カバー曲と言うと原曲を超えるものはそうそうないと思いますが、
彼女は原曲のよい所はさらに際立たせることはもちろん、
深く深く掘り下げ隠された魅力を発掘しさらに美しくすばらしいものに仕上げます。

洋服屋はがりが考えるにある意味借り物競争的な面が強く、
その時の旬のブランドを揃えていくことでお店のスタイルを作っていくところが多いわけですが、
それはなんというか音楽で言うとコピー的な感じがするのです。
ローリングストーンズを本物そっくりに演奏するという感じです。
たしかにかっこいいのだけれども、でも・・・。

矢野顕子の激変カバーが好きながりは、単なる借り物競走ではなく
あるブランドとあるブランドを組み合わせた時におこる化学変化によって
さらに素敵なものすることが少しでも出来たらと思うのです。
ましてその化学変化がそふつ独自のブレンドで出来たなら、
これだけ洋服屋さんがある中でもそふつが存在する意味もあるのかなと思うのです。
この曲を聴くとあの時決意したこのことがよみがえって来るのです。
そして同時にそれが果たして少しでも出来ているんだろうかと。

この曲を気分よく聴けるようにこれからもがんばりたいと思います。

去年のがりの闘病記~その2

2012-10-19 18:48:05 | みみず
すると検索結果に「アレルギー性紫斑病」という文字が飛び込んできました。
がりはどきどきしながらぐーぐる先生の「画像」をおしました。

どーん
注 イメージはぐぐってひろってください。

ああー。がりの足と同じ柄が画面にいくつも表示されておりました。
こ、これなのか・・・。残念ながらじっくりみても一緒だ・・・。
しょうがない、明日朝一番に近所の病院に行こう・・・。

次の日

朝9時に病院に行って採血や採尿、レントゲンや超音波測定と一通り済ませ、
お医者さん1に診てもらいました。
お医者さん1「がりさんはお酒とかタバコやられますか?」
がり「いえまったく」
お医者さん1「そうですか・・・(残念そうに)」
な、な、なんなんだ!
お医者さん1「腎臓が良くないです。(検査結果の紙を見せながら)この数値とか通常の三倍ぐらいあります」
がり「ほー。」
お医者さん1「一応皮膚科の先生にも診てもらいましょう」

しばらくして
お医者さん2「足を見せて下さい。ああ、アレルギー性紫斑病ですね。」
がり「や、やはりそうなんですか・・・(ぐーぐる先生・・・!)。」
お医者さん2「(がりの足をスライドガラスでぐいぐい押しながら)ほら、赤みが取れない。普通は押すと取れるのです」
がり「なるほど」
お医者さん2「安静にしてあまり歩かないように。歩くと悪化しますから。」
がり「え、じゃあどうやって生きていけば。」
お医者さん2「できるだけ歩かないように。すごく悪化すると入院することになります。」
お医者さん2「今度膠原病の先生にも診てもらいましょう。この日になります。」
がり「はい・・・。」

そして家に帰り布団に入りました。

書いていて思い出したのですがこの時期はあまりお腹も減らずポカリスエットばかり飲んでおりました。

つづく。







ま、またしても

2012-10-17 00:39:41 | みみず
はいお察しの通り日記行き詰まっております・・・。
こういうのは間隔をあければあけるほど書けなくなっていくので、
そうならないように適当にぽんぽんと書いていかなくてはならない、
そう、わかっては、わかってはいるのですが・・・。
しかしそれがわかったところで正直どうなるものでもないのです(開き直り)。
そもそも頭ではわかっていることがすんなりとできるのであれば、誰も苦労はしないのです!
それが出来ないからこその悩みや葛藤があってそれが人間に色々な深みやコクをあた・・・、
というしょうもない言い訳を書いているうちに気分が乗ってきたので書きますが、
五ヶ月前に海外にオーダーしたブツがもうお金も払っているのに全く来ず、
何回かの催促で昨夜やっと来たと思ったら妙に箱が小さく軽い。
不安に思いながらもとりあえずと開けてみると全部で25個ほど頼んだのに
何回数えても3個しか入っていなかったというリップオフ(詐欺)を昨日くらいました。
しかもインボイス(通関等に使う書類)も5月のオーダーのものではなく新しく10月で数を減らして作り直してやがる・・・。
一応即クレームのメールを入れたけどどうなることやら。
しかしこの会社のクライアントには有名ミュージシャンが結構多いけどちゃんとやっているのだろうか。
まぁ3個で25個分のお金を請求するから利益率だけは異常に高いんだろうけども。

けつろんは面白いものを探すのはそれなりにたいへんです、というかんじでしょうか。

ふぅ、寝よ。








動物園に行きましたよ。

2012-10-11 15:43:10 | みみず
10月10日は第二水曜日だったのでそふつお休みでした。
なので家族でどこかに行きましょうということになり、會本さんの取材もかねて?上野動物園に行くことになりましたよ。
園内には凶悪そうな動物達が目白押しで、町中であったら確実に死を覚悟するレベルの奴らがひしめいておりました。
パンダは写真で見るよりもだいぶ薄汚れていて、笹を雑に食っていてなんか機嫌悪そうで怖かったです。
ある一部の猿の動きが信じられないほどなめらかで美しく、とても感動しました。
が、となりの別の種族の猿とケージ越しに挑発し合ったりしてやはり凶悪さを隠しきれない様子。
そういう奴らを色々見てから不忍池でフライドポテトを食べました。
そして池を覗くと鯉がエサを求めてわらわらと集まって来ました。普段ほっておかれているがりもここでは大人気。
そのときのがりの様子
誰も僕を必要としてないんだ、などと嘆く人は不忍池に来るといいです。あまりの人気にちょっとげんきでます。
そしてしばらく眺めていると、鯉にまぎれてどうみても明らかにルックスの違う魚が一匹いました。
ナマズです。でも動きからすると明らかに本人は鯉気分なのだと思います。
一匹だけ明らかに見た目が違うのにみんなと同じ動きをしていてなんか、なんか、ううっ・・・。

その後行ったフラミンゴのケージにはどういうわけか野生のドブネズミが入っていて、水飲み場で水を飲んで悠々とケージから出ていきました。
珍しいとケージに入れられてしまい、珍しくないとほっとかれるので野生のままいれるんだな、と妙に感心しましたよ。

そんな休日だったのですが、そふつ的にもヒントいっぱいで大変為になりました。
時間を取ってまたいきたいとおもいますよ。




フリッカー

2012-10-07 15:54:30 | みみず
みなさんもしかするとお気づきの方もいらっしゃると思いますが、がりのフリッカーです。

softs店主がりのフリッカー

いままで自分の着こなしをそれほどネットに出してなかったと記憶しておりますが、
先日のフェミニャンさんの占いで、
「あなたは自分が前に出れば出るほどいい、でないと四年間超低空飛行決定」
というお告げを頂きまして急遽會本さんにぱちぱちと撮ってもらっている所存です。
まぁそふつにいらっしゃるお客様は大体知っているであろうかんじの着こなし、
モノそれ自体の持つイメージや特性を色々利用したり無視したりしてひとつのスタイルの中にまぜまぜするあれなんですけども。
例えば10月07日の着こなしだと、巻物として使っているのが日本の襤褸(ぼろ)、
タートルネックニットがジョンスメドレー、サムホールの付いているインナーがアメリカ軍のレイヤー1シャツ、
パンツがイタリア軍のサイドシームのないモデル(ポケットも一個もなし)、
シューズがベアフットランニングの草分け・ビーボベアフット、
バッグがアクロニウムのサスペンションシステムです。
(サスペンションシステムは簡単に言うとウルトラハイレベルのボディバッグで、
今回のように全くポケットのない着こなしの時にも大変役立ちます。)
トラッドなものをぼろとハイテクグッズで挟み込んだ、名付けて「ぼろテック」ですよ。
(そういえば昔、確か2006年頃プーマのスペシャルでモダンなパターンのスエットにちょっとクラッシュ加工をした
「ヴィンテージテック」というラインがあったのですが、一回で終わった記憶があります・・・。)

今見てみるとシューズが一緒なケースがおおいわけですが、これは気に入っているというのももちろんありますが、
殆どのシューズが実家とそふつに置きっぱなしになっていて、サンダル以外で家にある靴がそれぐらいしかないからです。
よし、これを機になんか持ってかえって次の着こなしにつかうことにします。
あ、あと占いで「日当りの良いところもいい」とのお話も頂きました。
そふつが屋上で良かったです。

インタビュー

2012-10-06 00:48:34 | みみず
当初は毎日更新するぞ、と意気込んでいたがりですが、それが二日おきでもまぁいいか、
となりそれが心の余裕(というより甘え)となり三日四日と長引いてすでに書くのがしんどくなってきた現状ですが、
皆様いかがお過ごしでしょうか。
いきなりこんな感じですがなんとか四年は書き続けなければフェミニャンさん占いにより「そふつ今まで以上の超低空飛行が決定」してしまうので、
たいしたネタがなくてもキーボードをカタカタと叩き続ける所存です。
あ、そうそう先日そふつのお客様が服屋さんのインタビュー&イラストHPを立ち上げるとのことでそふつでぽそぽそとお話し致しましたよ。
この方は妙なお店にとても詳しくていらっしゃるたびにイギリスに人生を捧げた方のお店の話だとか、
上野の片隅にあると言うおじいちゃんおばあちゃんがやっている謎の古着屋への潜入談とかを語ってくれるのです。
そんなわけなのでがりの他にどんな人をピックアップしたのか気になってたずねてみると、
「まず一人目は原宿キャシディの八木沢さんです」と言われましたよ。
あ、あのメンズウエア業界の伝説の販売員、業界の生き字引八木沢さん、の次がなぜかがり。
これは色々な意味で大丈夫なのでしょうか?
連載が第二回で終わらないことを願うばかりです。


そふつのこころがけその2

2012-10-02 16:31:21 | みみず
吉祥寺の屋上でひっそりとしすぎてなかったことにされているしょっぷ・そふつ&がりはいつも思っていることがあるのです。
世の中にブランドに特別に作ってもらう「別注」というものがありますが、
そもそも世の中の別注の大半がやらなくていいレベルのものではないか、と。
たいがいなんか独自色を出そうてしておかしくしてしまい、最終的に何もしない方がよかったのにというモノが氾濫している気がします。
そふつがこころがけていることは、ブランドに任せてもらう以上は最低でもイメージを下げない、あわよくば上げるぐらいの気持ちを持つことです。
例えばハンガリーのメッセンジャーバッグ・バガブーで念頭に置いたことは、
「何もしない黒のバッグに勝つ」です。
つまり黒いバッグとそふつ別注の両方を並べた時にそふつ別注を選んでもらえるようにする、
その為に何か出来ないかと考え、そこから2006年から始まるあの一連のステッチワークシリーズを思いついたわけです。
あれはうまくいったようで「他店様も販売したい」というお話を頂いたのです。OKしなかったですけど。
そしたら2009年に某超有名バッグブランドにデザインをぱくられて(しかも名前までいっしょ)発狂しかけたこともありました。
今思えば話を頂いた2007年のあのとき優しくなれたら今ごろそふつは、とくやんでも後の祭りとはまさにこのこと。
・・・まぁしょうがないです・・・。

あ、そうそう今度前人未到のテクニカルバッグブランド・バッグジャックに二度目のそふつ別注させて頂くわけです。
ちなみにバッグジャックで念頭を置いていることはバガブーとは違って、
「なんとかもう一工夫してさらに高機能にする」です。
高機能が売りのバッグジャックにもっと機能を足す、という謎オーバースペックぶりが面白いかなと思ったわけです。
次世代型メッセンジャーバッグ・NXLのそふつ別注「サードアイ」もそのイメージで企画しました。
あれは好評でお値段もすごかったのですが結局完売しました。マニアっているんですねぇ。全員そふつ常連様でしたけど。
さてこんどの企画はどうでしょう?気に入って頂けるといいのですが。
たぶん来年の1月ごろにはそふつ店頭に並べられると思いますのでぜひチェックしてみてくださいませ。




週間店長2ライブ

2012-10-01 15:45:58 | みみず



9月28日、無事イベント「週間店長2ライブ」無事やり遂げることができました。

出演して頂いたqp's~阿部耕作さん(ザ・コレクターズなどなど)&小泉pat一郎さん(qp'sなどなど)、
カラトユカリさん、山本ムーグさん(バッファロードーターなどなど)、
會本久美子さん(イラストレーター)、フェミニャンさん(占い師&イラストレーター)
当日PAを担当してくれた三浦さん、食事を作って頂いたエプロンズの皆さん、
お手伝いして頂いたほしさん、ゆかちゃんさん、会場を貸してくれたきくちさん、
そして何よりわざわざ見に来て頂いた皆さん本当にありがとうございます!!
これを励みにあと4ねん続く超低空飛行になんとか耐えていこうと思います。

イベント最後にいきなり賛美歌の様な歌が始まったと思ったら山本ムーグさんが作ってくれた


「そふつの歌」


あまりのキャッチーさに?しばらくすると僕の両隣に座っていた方々も歌い始め、
さいご会場はなぞの一体感に包まれましたよ。


そこに集いしものたちは
ひとしくがりに見出され
マニアごころでみがかれて
そうしてお店にならびます

みなが目にしたものたちは
がりの言葉にはげまされ
小さな光を放ちだし
知らない町へと買われます

ーそふつのうたー

作詞・作曲 山本ムーグ