猫のCOCOとヒゲじいさんのなっからさくい生活

なっからさくいは「めっちゃ気軽な」って感じ、ちっとんばいデブなシャム系猫といい歳こいたじいさんの自楽な生活記録です

カオルさんからニンニクが届いて、川の流れを見てたら漱石の「夢一筋の」を思い出していました…

2023-08-11 06:39:45 | なっからさくい生活

北海道のカオルさんが自家菜園で収穫したニンニクをどっさり送ってくれました。うれしいです。

 
COCOがさっそく検分に来ました。「COCOはニンニク平気なのか?」、<あ~ね、猫にはドラキュラはいないやいね…>。ていねいに検分してから、<ちゃんとお礼しなくちゃいけないぜ>だってさ。


紐で結わえて、居間の階段にブル下げました。わが家の魔よけの一つです。「居間にニンニク飾っいるお宅は少ないですよ…」、前にもどなたかに言われたことがあります。「でも、ドラキュラ怖いから…」と言ったら、すごく困った顔してましたっけ。

 


昨日は木曜日でしたが、NiiSのトレーニングが一日繰り上がったんで、10時半に家を出ました。雲の多い空でしたけど、涼しくはなく、最高気温は34℃台だったみたいです。ペダルを踏んでいると汗が出ました。

 昨日はJR両毛線の鉄道橋を見ながら利根橋を渡りました。前日に出会った人から、「手術後の経過が良いのは、トレーニングや食事などの努力の賜物…」って褒められたんですけど、「いいえ、そんなことないです」が答えでした。いくらトレーニングしたって、がんになるときはなります。がんに関しては、予防効果はありません。トレーニングしてるのはがんの再発や新しい疾患を防ぐためではありません。

 橋の上から川を見下ろしたら、おびただしい数のトンボが飛んでいました。写真に撮ってみたら、トンボは写っていませんでした。私が食道がんの手術をしてから4年4ヶ月、がんの再発や転移がなかったのは前橋赤十字病院の医療スタッフの適切な治療と、もう一つは「運」だと思っています。

 滝川の古市堰のたまり水にカルガモが3羽泳いでいました。

  別るるや 夢一筋の 天の川

1910年、「門」を執筆中の夏目漱石(43歳)は胃潰瘍になります。入院治療後、門下の松根東洋城の勧めで伊豆の修善寺で療養しますが、そこでまた大吐血し生死の間を彷徨うことになります。この句は、療養のために修善寺に着いた時に思い描いた句らしいです。

 当時の朝日新聞に掲載された「思い出すことなど」の「第5回」には、この句について、「何という意味かその時も知らず、今でも分らないが、あるいは仄かに東洋城と別れる折の連想が夢のような頭の中に這回って、恍惚とでき上ったものではないかと思う」と書かれています。病から解き放たれることは「夢一筋」だったみたい、「ひとすじの希望」って言ってもいいのかもしれません。この「思い出す事など」は青空文庫で読めます。漱石の患いと俳句、読み応えがあります。


こないだ倒されていた滝川の古市堰の可動堰は再び立ち上げられて、脇の取水口からは目いっぱいの水が取り込まれていました。田んぼの稲の中干しが終わり、出穂期で再び水が必要になったんですね。
私も病からの解放は「夢一筋」だと感じています。今の日本では、おおざっぱに言っちまうと、2人に1人はがんになり、3人に1人はがんで死んでいます。「がんが治って健康になりました」などということは「夢一筋」です。

 でもね、病からの解放が「夢一筋」であっても、楽しく暮らしていくことはできるんです。そのために、きちんと体力を整え、運動能力を維持する努力をしています。今、今のためにやってるんです。鈴木トレーナーに検査結果を報告したら、とても喜んでくれました。そいで、夏バテ気味の私には結構きついメニューをやってくれました。帰りに見た利根川の流れの中の石の上に2羽のカワウを見っけました。

 


家に戻ると、COCOがユキ子さんからエノコログサをもらっていました。大騒ぎ、夢中なんです。へたくそなんです、葉っぱ食べるのが。でも大好きなんです。


COCOとは関係ないのですが、PRESIDENNT Onlineに精神科医の和田秀樹さんの「『がんの早期発見』が望ましいとは限らない…」という一文が掲載されていました。一読に値すると思います。人は誰でも必ず死にます。がんを治したって死ぬときには死にます。私はもう78歳、必ず死ぬことを前提に「病気」と向き合うことにしています。

 COCOがエノコログサにむしゃぶりつくように、夢中になれるものがあるといいですね。私も何も考えないでいることができる瞬間が欲しいです。これもまた「夢一筋」みたいです。

 

 
昨日はユキ子さんの両親の夕食のおかずをちゃんとしつらえました。COCOは食堂の私の椅子の上に寝そべって、自分の夕食を待っていました。義父は97歳、義母は93歳です。でも揚げ物がお好きなので、小さなポテトコロッケ2個、豚肉のしそ巻き揚げ、それにトマトの寒天寄せを詰めました。

 


わが家の夕食、冷たい汁は前日と同じ水キムチです。44作目で停滞します。

 
そして、ポテトコロッケと豚肉のしそ巻き揚げです。トマトの寒天寄せは、昆布と鰹節の出汁に塩・味醂・砂糖・レモン果汁で味つけした汁に寒天を煮溶かしてからトマトを加えてさっと煮て、流し箱で冷やし固めたものです。隣は、キュウリ、キンシウリ、オクラをはちみつとマスタードを加えたマヨネーズで和えたサラダです。おいしくいただきました。

今日はあんまり書かない病気のことを書きました。今、感じていることですが、すんません。

 

 ヒゲじいさんの連れ合いの三代目若柳吉駒でございます。
1937年(昭和12年)に祖母の初代吉駒が始め、伯母の二代目吉駒が受け継いでまいりました直派若柳流美登利会、毎年春に公演会を開催しまいりまして本年4月の公演で79回目を迎えることができました。また、来春4月7日には第80回美登利会公演を予定しております。会員一同これからも精進を重ねてまいりますので、宜しくお願い申し上げます。
それから、8月12日には、国立劇場で東京新聞の主催で開かれます「第57回推薦名流舞踊大会」に出演させていただき、大和楽「鐘」を踊ってまいります。

《最近の美登利会と吉駒リサイタルの舞台をご覧になりたい方は…》
第79回美登利会と第4回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧ください

第78回美登利会と第3回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第77回美登利会と第2回三代目吉駒リサイタルはこちらでご覧下さい
第76回美登利会と三代目吉駒襲名リサイタルはこちらでご覧下さい
お稽古場は前橋市城東町、詳しくはこちらをご覧下さい

 


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