

紀伊路印南町内の地図(赤線が古道:和歌山県提供の紀伊路マップから引用)
1年も間隔が空いたが、紀伊路歩きの3回目は印南町内の切目中山王子、切目王子、斑鳩王子を詣でた。行程は岩代駅(駐車:10時頃)-岩代王子(通過)-有馬皇子結び松の記念碑-徳本上人名号碑-榎木峠-切目中山王子-切目駅(昼食:12:30頃)-切目王子-コンビニ(休憩)-斑鳩王子-平和橋(旧街道を川沿いを上る)-切目駅(15:30頃)。総歩数は約2万歩、距離は約10km。



有馬皇子結び松の記念碑:国道沿いにあり貧弱な松が植えられているが、もう50年もすれば名所になろう。悲しい歴史が偲ばれる。中段は江戸時代後期に描かれたもの(紀伊国名所図会より)。

榎木峠:距離は長く舗装路ではあるが、傾斜の緩やかな静かな農道。


切目中山王子:この横からの印南の町の眺望が素晴らしい。



切目駅:駅舎内には松下太紀さんの蛙アートが展示されている。あちこちの標識にも蛙マークがあり、さすが蛙大橋の町である。なお、切目王子にはこの先にある切目川を渡るが、地図に載っている切目橋は建て替え中であるため、国道を利用する。



切目王子:格式の高い五体王子の1つであり、紀伊国名所図会にも描かれている。

斑鳩王子



印南街道:斑鳩王子を下るとやっと蛙大橋が見えてくる。印南川沿いは旧街道が走り、当時の繁栄の痕跡を示すが、今は悲しいかな廃屋ばかりが並ぶ。この街道は同じ川沿いにある古座街道に似ている。


印南駅から見た蛙大橋と旧印南驛の大橋(紀伊国名所図会より)。両者は同じ場所ではないが、そう離れてもいまい。



蛙大橋:実は今回のメインはこれでした。見られて満足。