
ウツボの天日干し。冬の風物詩であるが、最近はあまり見かけなくなった。
新しいパソコンDell Inspiron 15(Windows 11, AMD Ryzen 7 5700U, 16GB Memory, 512GB SSD, 4年保証, エクセル付き)が来て10日が経った。不思議な事に新しいパソコンが軌道に乗ったら、古いパソコンがまったく立ち上がらなくなった。以前は何度か強制終了するとウインドウズが動いたのだが、今回は息をしない。まだ辞書や住所録の移動が済んでいなかったので、ダメ元で毎朝古いパソコンの機動を試みていたら3日目に立ち上がった。以後は電源を落とさずに使っている。
新しい機種の使用感であるが、たいへん良い。あまりに快適すぎてMac欲は消し飛んだ。システムやソフトの立ち上がりが格段に早い。画像処理の時間がとても早く、深度合成が一瞬にして終わる。SSDのファンの音が聞こえない(古い機種は最初からいやになるほど騒音が酷かった)。音質が格段に良く、たまにステレオにつなぐ必要がなくなったかもしれない。ただし、Windows 11の良さは未だに実感できていないが。。。
技術の進歩はたいしたものである。パソコン歴は30年を越えたが、処理速度や記憶量の発展速度には目を見張るものがある。パソコンが10年持つことはないが、仮に持ったとしたら、能力の劣る前時代の遺物を使い続けていることになり、物を大切にする古い美徳は、今の時代では逆に損をすることになる。パソコンは5年くらいで変えるのがちょうど良い。
機械で古い製品の方が今よりも良いものなどあるだろうか。時計やカメラ、車など、趣味や芸術的な物以外はないであろう。かつて愛したオーディオもそう。金と暇があれば、真空管にJBL LE8Tをつないで、1940~50年代のジャズ(特に女性ボーカル)を鳴らしたいものであるが、たぶんもう実現はしないであろう。しかしながら、進歩という時の流れは年寄りには速過ぎる。速過ぎると感じるのが年寄りなのかもしれないが、進歩はもう少し緩やかに流れて欲しい。

新(左)旧2台のパソコンを並べた作業ディスク。今回、大幅に改良し、パソコン棚はスライド式にして下にカメラや小物を収納し、作業スペースを増やした。