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クチヒゲノムラガニの生態

退職し晴耕雨読的研究生活に入った元水族館屋の雑感ブログ

Macは遠ざかりけり(2)

2022-02-20 | 雑感
 
ウツボの天日干し。冬の風物詩であるが、最近はあまり見かけなくなった。


 新しいパソコンDell Inspiron 15(Windows 11, AMD Ryzen 7 5700U, 16GB Memory, 512GB SSD, 4年保証, エクセル付き)が来て10日が経った。不思議な事に新しいパソコンが軌道に乗ったら、古いパソコンがまったく立ち上がらなくなった。以前は何度か強制終了するとウインドウズが動いたのだが、今回は息をしない。まだ辞書や住所録の移動が済んでいなかったので、ダメ元で毎朝古いパソコンの機動を試みていたら3日目に立ち上がった。以後は電源を落とさずに使っている。

 新しい機種の使用感であるが、たいへん良い。あまりに快適すぎてMac欲は消し飛んだ。システムやソフトの立ち上がりが格段に早い。画像処理の時間がとても早く、深度合成が一瞬にして終わる。SSDのファンの音が聞こえない(古い機種は最初からいやになるほど騒音が酷かった)。音質が格段に良く、たまにステレオにつなぐ必要がなくなったかもしれない。ただし、Windows 11の良さは未だに実感できていないが。。。

 技術の進歩はたいしたものである。パソコン歴は30年を越えたが、処理速度や記憶量の発展速度には目を見張るものがある。パソコンが10年持つことはないが、仮に持ったとしたら、能力の劣る前時代の遺物を使い続けていることになり、物を大切にする古い美徳は、今の時代では逆に損をすることになる。パソコンは5年くらいで変えるのがちょうど良い。

 機械で古い製品の方が今よりも良いものなどあるだろうか。時計やカメラ、車など、趣味や芸術的な物以外はないであろう。かつて愛したオーディオもそう。金と暇があれば、真空管にJBL LE8Tをつないで、1940~50年代のジャズ(特に女性ボーカル)を鳴らしたいものであるが、たぶんもう実現はしないであろう。しかしながら、進歩という時の流れは年寄りには速過ぎる。速過ぎると感じるのが年寄りなのかもしれないが、進歩はもう少し緩やかに流れて欲しい。


新(左)旧2台のパソコンを並べた作業ディスク。今回、大幅に改良し、パソコン棚はスライド式にして下にカメラや小物を収納し、作業スペースを増やした。

憧れのMacは遠ざかりけり

2022-02-13 | 雑感
 買ってまだ5年も経たないのにウインドウズ10ノートパソコン(パソコン工房)がおかしくなってきた。ごく偶にではあるが、ウインドウズが立ち上がらない。強制終了を繰り返して蘇生させ使ってはいたが、症状が5回目を数えるに及んで決断した。大事になる前に新調しようと。

 近年、画像処理に性能不足を感じていたので、スペックはCPUがcorei5以上、メモリは16GB、SSDは512GBとし、各社を比較したところ、機種は抜群のコスパを示したDellに決定した。

 ウインドウズは11、CPUはRYZEN7とはなったが価格は10万程、早速注文し、2日で到着。セットやら、パソコン周辺の再整備(パソコン台ををスライド式に工作)やらに3日を費やし、やっと明日から仕事に復帰できる運びとなった。

 ところがである。「今度パソコンを買い換える時にはMacにしよう」と決めていたことを、今になって思い出した。会社員時代は仕事の関係上、Macにする踏ん切りができず、今度こそは最初で最後のチャンスと誓っていたのに。なんとも愚かなことだ。

 そろそろ冒険ができない年になる。次回はまだ冒険心が残っているだろうか。

何気に写しても一期一会

2022-02-09 | 雑感
 無限ループにはまったように、日々の日課は「サンゴ標本計測+散歩」の繰り返しである。しかしながら、季節は確実に動く。また、散歩中に目に映るものは、同じ場所であっても単に四季の繰り返しではなく、昨年とはどこかしらが変化してい、その移ろいは止まることは無い。しかも、大概は私が思う悪い方へと向かっている。
 カメラのレンズ越しに切り取って眺める景色は、当に、失われていく物との一期一会の出会いであり、それがカメラの楽しみではある。

 以下の写真はサンゴ標本撮影専用カメラセット(オリンパスペンPL5+ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro)で写した物である。

冬ざれした風景を撮りたいと思っているが、まだ満足いくものはない。この湿原は来年はないかもしれない。


石かと思ったら浜辺で日向ぼっこするカルガモ一族にウミネコの幼鳥一尾。バックにキラキラ光る細波を入れる。


港内に居着くオオバン一家のたぶん子供(泣き虫なので)。この鳥会いたさに冬は港を巡るコースを歩く。


橋杭峠からの串本大橋の眺望。瓦葺きがまだ残るこの漁村の風景が好きだ。

家がある住宅街の外れからの串本大橋の眺望。日本の美しい町並は瓦屋根でしか作られない。自分の家はトタンであるが。。。