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クチヒゲノムラガニの生態

退職し晴耕雨読的研究生活に入った元水族館屋の雑感ブログ

ハシブトアジサシ? 

2022-10-14 | 雑感
 

近くの運動公園下には100段の階段で繋がった貯水池があり、足腰の鍛錬のためにたまに散歩コースに取り入れている。

この貯水池にはカルガモやアオサギが常駐し、冬季にはオオバンやカモ類が見られ、ちょっとしたバードウオッチングが楽しめる。

本日の昼前、ここを通りかかったら見慣れぬ鳥を1羽発見した。大きさはハトくらい、一見して白いヤマセミのよう。ただし、距離にして50m弱あり、肉眼では識別できない。そこで、持ち合わせたコンデジの倍率を最大にして撮影して帰った。

早速画像をパソコンに取り込み見てみた。さすがに画像は粗いが、ヤマセミとは全然違う。が、種の見当が全くつかない。そこで、グーグルレンズで種検索するとサンドイッチアジサシとの結果を得た。そんな訳はないが、アジサシの仲間であるとの見当はついた。ただし、私の知るアジサシ類に比べると体型がずんぐりとし、嘴が太い。

最後の切り札は、かなり古いが(40年前に購入)、私の野鳥観察のバイブルである「フィールドガイド日本の野鳥」を当たる。すると一番マッチするのはハシブトアジサシで、稀な旅鳥とのことであった。

そこで、もう少しまともな画像を手に入れようと、一眼カメラと双眼鏡を持ち貯水池に戻ったが、かの鳥はもう旅立ってしまっていた。たぶん、一期一会。




アカギカメムシの繁殖行動

2022-10-11 | 雑感


カメムシ類は食害やそれが発する匂いを除けば、色彩や模様が奇抜なものが多いので、好きな昆虫である。身近にいる美しいカメムシ類として、オオキンカメムシやアカギカメムシが上げられるが、これらは社会性を持つという。集団で子守りをするのである。

昨年、それを知ってその繁殖行動を見たいと思っていたら、幸運にも自宅から徒歩1分の所にあるアカメガシワの木が突如としてアカギカメムシの繁殖の舞台となった。今回はその観察記である。


2022年8月20日:アカメガシワの木で交尾初確認。


8月27日:産卵初確認。卵塊は1層、実際の産卵は数日前かもしれない。このペアが雌雄の親個体なのかは不明。


8月30日:卵を保護し続ける親。ただし、自分の卵を保護しているだけなのでこの行動に社会性はない。卵は発生が進むにつれてオレンジ色になる。


9月1日:孵化始まる。人が近づくと腰を上げるのは威嚇行動か?。白くなった部分は抜け殻。


9月1日:孵化幼体を保護する親個体。


9月3日:この親ペアは孵化幼体が去った後も数日間は抜け殻を保護し続けた。

9月3日:孵化幼体集団。たぶん孵化したばかり。この産卵巣では親は不在。


9月3日:この産卵巣でも親は不在。孵化日の異なる集団が混ざる。


9月3日:既にアカメガシワの実を摂餌する幼体集団が観察された。ただし、親は不在。

9月5日:摂餌集団。少し大きくなっている。親は不在。


9月18日:雨や用事が続いてしばらく観察できなかったら、成体が集まっていた。


9月18日:成体の周りには様々な成長段階の幼体が集まっていた。これが子守り行動(社会性)なのか。そうだとしたら、ずいぶんといいかげんに見え、その適応的な意味が理解できない。


9月18日:成体と幼体は後部で接触している。この行動は何だろう。とても不思議。この後、台風の風が吹き、その数日後に訪れたら成体も幼体も全ていなくなっていた。今年の観察は終了。



「画家まつお」ワールド炸裂

2022-10-01 | 雑感


 和歌山市の「画家まつお」さんには水族館のイベントに協力していただいたのを機会に、女史が串本町内にある紀伊有田駅の駅舎アート制作当初から微々たる協力をさせていただいている。
 駅舎アートとは駅舎全体を絵画で装飾したものであり、2018年からほぼ毎年1回、20日ほどかけて描き続け、この9月に一応の完成をみた。
 今年の作風は、これまでの「サンゴの海」のテーマを踏襲しつつ、かなりはじけた気がする。当に「画家まつお」ワールド炸裂である。
 駅全体が美術館、ぜひ見学いただき、また、その印象を広めていただきたい。


紀伊有田駅正面:小学生とのコラボ(2022年1月31日撮影)


駅の線路側


駅舎内(まつおさん提供)


駅舎内