昨年の秋に、枝だけのみすぼらしい姿で廃棄されかけたサボテンの一種「月下美人」をレスキューした。大きな鉢に植え換え支柱を入れて育てていたところ、昨日、一輪だけであるが純白の大輪の花が咲いてくれた。可憐でいて繊細、しかも芳醇。
この花は妻の職場にあったのであるが、放置され、これまで誰もこの花が咲いたのを見たことがなかったという。花は何も思わないが、愛でてあげないと浮かばれまい。
この花は妻の職場にあったのであるが、放置され、これまで誰もこの花が咲いたのを見たことがなかったという。花は何も思わないが、愛でてあげないと浮かばれまい。

開花前日の蕾。前日までは口は堅く閉じている。蕾は面白いことに、開花前になると鎌首を持ち上げるように上方に向きを変える。

当日になると口がわずかに開くので、開花するのが分かる。土間に持ち込んで観察する。

19:30 口がやや開く。

21:30 9部咲き。

22:30 満開状態。

翌朝 夜明け前にはこのように萎んでいた。この後、おひたしにして賞味させていただいた。匂いは消えてしまったが、適度なヌメリと食感がある。味はあまりしない。