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回り道を全力疾走

自由な迷子と束縛されたロボット

2014-01-15 08:58:28 | 未分類
子どもはじっとしてるのが苦手
黙っていることが苦手
先のことを考えて行動することが苦手
周辺環境に合わせて適した行動をとることが苦手。

監督者である大人はそれをうまく制して、促すのですが、


そうすることで、子どもの良いものまで削っているような感覚もある。


例えば、じっとさせたいときには、条件付けで行動をロックさせることがある。
「ここで暴れるんだったら、この後、アスレチックで遊ぶ時間がなくなるよ!それでもいいの?」

といったもの。


自分も監督者であれば、使わざるをえないこういった交換条件のようなやりとり一つにしても、ためらうことがある。


交換条件といっても、持てる者と持たざる者とのアンフェアな取引であって、結局は全てオトナの価値観によるオトナの勝手な都合でしかないものだから。

時間や安全や行動に関するオトナのルールの枠組みに子どもを押し込んでいるだけのことだから、いかにその団体が子どもの自由な行動や発想を尊重する等とうたっていても、結局はオトナ社会をベースに運営するしかないんでしょ、と斜めにみてしまう。

もちろんこの社会で生きている以上、子どもの安全を守ることや時間や行動を管理することは必要なんだけれど、監督者であるオトナは、心のどこかでは、そうすることでまた一つ子どもの可能性をつぶして画一的な概念を植え付けている感覚を持っていてほしいと思う。

全てのことに絶対正義はない。ただ、だからといって方向性を指し示してあげないと迷子になってしまう。常にそのバランスを自分なりに感じて接していくことかなと。



思ふ。