てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

トランプ人形 & ヒラリー人形 犬のおもちゃ

2016-03-15 | チャーリー & ユキ

アメリカはただ今、大統領選の候補者指名争いが白熱して
かなりスゴイことになっています。

まぁ問題は共和党のこの人なんですが…



個人的には↑の人が大統領になったら
アメリカは終わると思っています。
ですが今のところ勢いが衰えていないので
めっちゃ不安ではあります。

しかしおかんはアメリカ市民ではないので
(永住権保持者ですが)選挙権は無く
結局傍観するしかないのですが…

まぁいつの日か
犬猫問題を大きく取り上げてくれる候補者」が現れたら
米国市民になってキャンペーンに参加したいと思います

てなこって今回のお題は 政治(笑)


前に一度 BarkShopにて「ドッグナルド」と言う
どーみても「ドナルド・トランプ」なワンコ用人形おもちゃを
購入したのですが、今回「ヒラリー・キティン」と言う
これまたどーみても「ヒラリー・クリントン」を見つけてしまい
セットで注文してしまいました。
犬バカ上等

ちなみにドッグナルド・トランプ1号は
チャーリー ☆ 4歳の誕生日
誕生日プレゼントでした。


ドッグナルド(ドナルド)・トランプ2号



ヒラリー・キティン



セット



いまや無残な姿のドッグナルド1号…
なんか関取みたいになっとる(笑)



とりあえず2体をお二方に与えてみる



師匠 さっそく興味薄



ユキ ヒラリーをチェックするも



すぐに興味は失せる



師匠 困惑中



ユキ 居眠り中



おやつで釣ろうとしたらペロリンチョな師匠



おやつに反応強 ユキ



まだもらえないとわかると



結局お二方とも反応が薄いので撤収…
おもちゃバスケットにねじ込む



やっぱり政治に興味は無いそうです(笑)




おまけ: じつはおかんが狙っているのはコチラ

バーニー・サンダース人形!!



注)バーニー・サンダース人形はワンコ用ではないです(笑)

クラウドファンディングで製造されているようで、
まだ商品として市場に出回ってないのですが、
かなり欲しいーっ!! ちゅーか

バーニーがんばれ


以上「政治と犬」は接点が無さすぎだった
と言うか、お二方は全く興味が無かった
ちゅーことで


お・わ・し~

ちょっくら パーティー・シティーへ

2016-03-13 | コネチ日記

3月11日(金)のつづきです。

ハッバードパークの犬散歩」の後
師匠&ユキを家に置いてから
ちょっくらパーティー・シティーに行きました。

Party City パーティー・シティー
全米展開しているパーティーグッズのお店です。

通称パーシチ… って言うかどうかは知りません

店内、誕生日グッズはもちろん
季節のイベントなどのパーティーグッズが満載です。
じっさい商品多すぎて全部見きれません(笑)

まぁ とくに購入しなくても
パーリーピーポーでなくても
見るだけで楽しめるお店かと思います

しかも安い


Party City



現在のシーズンものはコチラ



来週の



アイルランドの



緑の



祭り



そして緑の祭りが終わったら



次のメインはこちら



スタンバっているイースター



さらに待機中 7月4日の独立記念日 早っ!



これは一体… いつどこで誰が使うの?(笑)



大量のパーリーグッズ



調子に乗って



全部見てたら



パーリー遅刻すんで…



お会計付近の風船コーナー



ここで風船にヘリウムを入れてもらえます



今回写真は撮ってなかったんですが、
パーティー用のお菓子も
めちゃめちゃ大量&種類があります。


レジ前にもちょっとだけお菓子



ちゅーこって
なんで行ったのかはもうバレバレですが
来週のやーつ 物色しとりました(笑)


お・わ・し~

春一番のハッバードパーク散歩

2016-03-12 | チャーリー & ユキ

はい!「春一番シリーズ」公園わんこ散歩編です。
いつからシリーズ化したかは不明…

3月11日(金) の日記です。
コネチは晴れて気温も15度まで上昇、
気持ちの良いお天気 になりました

なので近所の公園 ハッバードパーク へゴー。
え~ハッバードパークはハーバードパークではなく
ハイドパークでもなくハローワークでもないです ( ゜д゜)ハッ!?

アゴがはずれて凍り付いた方、すんまそん(笑)

こんにちは。「アメリカ東海岸 おやじギャグクラブ」
会員ナンバー3(多分) おかんです



晴れ



車から降りていざ! シンクロにおい嗅ぎ嗅ぎ



いつもの水鳥軍団 奥の白いのはカモメ



水鳥軍団を見てちょい興奮気味のユキ



怒り心頭カナディアングースさま






おやじ 見えてるか?!(笑)



てくてく歩いていると



においの元はコチラから BBQしてた方達









グースさま ピーン



さらに池回りを歩いて



ちょっと休憩中






ユキは今日からソフトハーネス♪















こっちも公園



そして家に帰って さらに庭で暴れていたお二方



コネチにも春がやって来た~
ちゅーこって以上です。


お・わ・し

春一番のドッグパーク と サブウェイ

2016-03-10 | チャーリー & ユキ

3月9日(水)の日記です。

めっちゃ晴れ 最高気温は22度!!
3月のコネチでは記録的な気温となりました。

ついこないだまで雪が降って
先月はマイナス22度とかやったのに(笑)

てなこって、風もそよそよで
めちゃめちゃ気持ち良いお天気だったので
お二方を連れて近所のドッグパークゴー


晴れてまっせ~



到着 あら? 芝が…なくなっとる



んでは放牧



広い所は無視で出入り口付近で戯れるお二方(笑)



ユキ 白びかり中



やっぱり入口付近が(笑)



犬寄せ兄さん?



におう



におう



におう



見送る



フレンドリーだったシェルティーさん



陰で一休み



からのひとっ走り



1時間半ほど遊んでお疲れ師匠「ほなそろそろ帰るで」



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帰り道、腹ペコだったおやじとおかんは
サブウェイでテイクアウト



ここのサンドを食べるのは… 一年ぶりぐらい(笑)



何年経っても同じやな…



とりあえずフットロング握って?もらう



家に帰って おやじの…食べかけスマソン



おかんのローストビーフサンド チーズ抜き




日本にもたくさん店舗があるサブウェイですが、実は
創業はコネチカット州&本社もコネチ
と言うのはいらない情報(笑)


冬は寒すぎてあんまり活動できないコネチなんですが、
パークではそんな冬のストレスを発散!!

太陽の光をたくさん浴びて
他のワンコさんと遊びまくって
お二方ともめちゃめちゃ楽しそうでした



おまけ: 今年も庭に咲いていたスノードロップ 春やな



と言うことで、この後は 全員昼寝(笑)

お・わ・し~

アメリカ犬事情 アーカンソー州 大型パピーミル崩壊

2016-03-07 | アメリカ 犬 & 動物事情

アメリカ動物福祉団体
The Humane Society of the United States
通称 HSUS のサイトからです。

2016年3月3日、
アメリカ南部アーカンソー州マディソン郡の パピーミルから
295匹の犬が救出
されました。

以下、HSUS の CEO Wayne Pacelle氏 のブログ
A Humane Nation
より。

HSUSが、現地の当局や警察と協力して
このパピーミルに踏み込んだところ、
現場は犬の死骸や骨が転がっていたり、
死んだネズミとケージに入っているミイラ化した犬など
地獄絵図のような状態だったそうです


かろうじて生きている犬たちも
狭いケージに閉じ込められて糞尿にまみれ、
また病気であったりとコンディションは最悪でした






現在127件のライセンスを持っているブリーダーが
アーカンソー州に存在していますが、
未登録のブリーダーも多く存在しています。

しかしアーカンソー州は犬の繁殖業者への規制がとても緩く
パピーミルの温床になっているようです

(アメリカは州によって法律が異なります)

上記のようなひどい状態にあっても
田舎で人目につかない場所で繁殖業を行っている業者が多く
今回のように最悪の状態で発見されてしまう、
と言う結果にもなっています。

Photo by Brandon Wade/AP Images for The HSUS



そしてこのような悪徳繁殖業者が
ペットショップに子犬を卸したり
オンラインで販売しているのが現状です


アメリカの場合、ペットショップやオンラインで子犬を買うと言うことは、
このような悪徳ブリーダーに加担していることになります。

日本でも言えることかもしれませんが、
需要があるからこのような業者がのさばるのであって、
純血種でなければ」と言う風潮、
血統書」や「流行りの犬種」を
求める消費者が多いのも問題ではないでしょうか。

ペットを迎える時は本当によく考えて頂きたいと思います。

以上

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち 動画&あとがき

2016-03-05 | アメリカ 犬 & 動物事情

4日間にわたって小出しにしてきた?
アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち
原文 Adopt a Dog With a Southern Drawl ですが
正直英語は… いつまで経っても好きになれないおかんなので
変な訳もありますが、大筋で伝わっていれば幸いです。

しかしながらレスキュー先の北東部の州が
ペット事情が完璧であると言うことではありません。
動物たちにひどい扱いをする人間もいるし、
殺処分を行うシェルターもあります。

そしてもちろん南部の州でも
動物福祉に尽力している方や団体も多くあります。

ただやはり、南部の州から北東部の州への
レスキュー輸送はあっても、
その逆は無いと言うことです

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文中、いくつかのレスキュー団体が紹介されていましたが、
その他に活動している団体もあります。

なかでも月に2回、南部から北東部へ
トラックで4200マイル(約6800キロ)を運転して
現在までに一人で3万匹の犬を救っている Greg Mahle さん
と言う方がおられます。

This Man Drove a Million Miles To Save 30,000 Dogs(英語)」


グレッグさんと保護犬&レスキュートラック



書籍も出ています



そして下のビデオは先月、2016年2月6日
コネチカット州ロッキーヒルで行われた
譲渡会の様子です

(すでに全ての犬に里親が決まっています)

南部のキルシェルターから殺処分を免れ、救われた犬たちの
Happy Gotcha Day!! (かなり長いのでチラ見で!)



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そしてなぜこのトピックについて書きたかったと言うと…

それは、まさにうちのユキ
南部のキルシェルターから
引き出された保護犬
だからです


ユキは「Companion Pet Rescue & Transport
(通称:CPR)と言うレスキュー団体に保護されました。

CPRは南部、主にテネシー州のハイキルシェルターから犬を引き出し
北東部コネチカット州に拠点を置いて活動しています。

CPR レスキュートラック(拝借画像)



CPR アダプションデーの様子(拝借画像)



CPRは2004年からレスキュー活動を始め
南部のシェルターから年間2500匹を救い出しているので、
今までに3万匹近くの犬を救ったことに



ユキ テネシー州 CPRの一時預かりさんの家で
(子犬の時に毛包虫症に罹患した状態で
テネシー州のキルシェルターに捨てられていました)



今週のユキ


写真では結構白く映ってますが、
実際はまだ毛が生えそろっていない所が多いです
でも毛質はだいぶ良くなった、かな。

と言うことで長くなりましたが…

日本でも似たような問題はあると思うので
捨てられたり殺処分されるために生まれてくる犬や猫が
これ以上増えることのないよう、
ペットとして飼うのであれば不妊手術を、また
犬や猫を迎える時はショップやオンラインで買うのではなく
保護犬や保護猫に目を向けて頂ければ

と思います


長すぎるので…
読んで下さった方がいるのかどうかわからないのですが(笑)
以上です。ありがとうございました。

お・わ・し

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その4

2016-03-04 | アメリカ 犬 & 動物事情

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その3
からのつづきです。

原文:「Adopt a Dog With a Southern Drawl

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動物たちの救出と輸送が増える中、
レスキュー活動は適切なプロセスで、
最善化させなければいけません。

実は犬を救出、輸送する団体の多くが
動物たちの移住に真摯に向き合い尽力している一方、
病気であったり、未ワクチンの個体を運輸したり
未不妊手術の犬や猫をネットのオンライン上で売買し
他州へと輸送している人間もいます。

そのような人間たちのせいで
シェルターやレスキューグループと連携して
しっかりした救出活動をしている団体が
ダメージを被ることもあるのです。

(上記のような健全でない犬や猫を輸送する人間のせいで)
北東部コネチカット州やマサチューセッツ州などは
他州から輸送されて来る動物の数に厳しい制限を設けています。
また、いくつかの自治体は
他州からの動物受け入れ自体を禁止することも検討しています。

The National Federation of Humane Societies」は
シェルターからの動物救出と輸送については(個人ではなく)
自治体が運営するシェルター、もしくはレスキュー団体などの
非営利団体が行う事が好ましいという
ガイドラインを発表しています。

輸送される犬が健康であるという証明がされていて
攻撃性がないこと、狂犬病のワクチン接種、
伝染病に罹患していないと言うことも前提です。
そしてマイクロチップなどの身元確認のIDと、
不妊手術は輸送前に済ませるのが理想とされています。

輸送される保護犬たち(拝借画像)



先に紹介した「P.E.T.S.」などのレスキュー団体では
さらに規制が強化されていています。

犬は10週齢以上、パルボウィルスやジステンパー、
ケンネルコフなどの伝染病に罹患していないかの確認のため、
キルシェルターから引き出して運輸するまでに
2週間と言う期間を設けています。

また輸送時には犬のケージを清潔に保ち
道中は(各所で)ボランティアによる犬たちのトイレ、
散歩も行っています。
犬や猫の輸送に関して上記のいくつかの規則を
州法に採用している州も4州あります。

レスキュートラック(拝借画像)



犬や猫の「避妊と去勢手術」が当然のこととなる日まで
南部州のシェルターでは多くの犬たちが殺処分され続けると言う事実。

キルシェルターから犬を救い出す人たちは
金銭的なことや輸送に使う車のスペースやケージの空き、
どれぐらいの里親が現れて貰ってもらえるかの予測、など
日々「どの犬を救って、どの犬を置いていくか」と言う
非常に苦しい選択をしなければいけないのも現状です。

最後に筆者は

「私はランドンが(上記のような)悲しい選択の中にいたことを
痛いほど感じています。
でも今の彼は… 私の横にあるカウチに寝そべって
晩ごはんは何かな~と考えているんですけどね」

と言う締めくくりでコラムを終えています。

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち 
動画&あとがき
」へつづく


アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その3

2016-03-03 | アメリカ 犬 & 動物事情

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その2
からのつづきです。

原文:「Adopt a Dog With a Southern Drawl

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2011年、アメリカ動物虐待防止団体 ASPCA
収容の余裕が無いシェルターから犬や猫を引き出し
里親縁組の需要がある州や町に輸送、
新しい飼い主を探す「Relocation and Transport Program
と言うアダプション活動を開始しています。

また北東部ニューヨーク市のロングアイランドを拠点とする
アメリカ最大のノーキル犬猫保護団体
The North Shore Animal League America」では
他のシェルターやレスキュー団体と協力して
南部州のシェルターから犬を引き出しニューヨーク州へ輸送、
2013年には5000匹以上の子犬を含む
6672匹をレスキュー

新しい飼い主と里親縁組させています。

The North Shore Animal League America
アダプショントラック(拝借画像)



一方で南部現地でも北東部のレスキュー団体と連携して
ボランティアする人たちも多く、フェイスブックや
Petfinderなどに犬や猫の里親募集の写真を掲載したり
里親が決まるまでの一時預かりなどもして、
殺処分から救い出そうとする人もいます。

ニューヨーク市ブルックリンのレスキュー団体
Badass Brooklyn Animal Rescue」は
少ない資金ながらも南部現地のボランティアの人たちと協力して
3年で1200匹の犬を
南部のハイキルシェルターから救い出しています。

ハイキルシェルター 犬や猫の殺処分を高率で行うシェルター
ノーキルシェルター 犬や猫の殺処分を行わないシェルター


また南部テネシー州を拠点に活動している「P.E.T.S. 」は
南部7州のシェルターから週に一度犬たちを引き出し、
専用のトラックで北東部のニュージャージー州、ペンシルべニア州、ニューヨーク州、
コネチカット州を含むニューイングランド地方の各州に輸送しています。
この10年間で5万匹以上の犬を救いました
(※2016年現在では 6万2474匹以上となっています)



P.E.T.S.
アダプショントラック(拝借画像)



このようなレスキュー活動は南部の州にとってはもちろんですが
北東部の州のためにもなります。

シェルターや保護団体に欲しいと思わせる犬が多くいることで
パピーミルや悪徳ブリーダーと繋がるペットショップ に対抗、
人々の意識をペットは「買う」のではなく「保護する
と言う方向へ導くことができるからです



アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その4」へつづく

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その2

2016-03-02 | アメリカ 犬 & 動物事情

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その1
からのつづきです。

原文:「Adopt a Dog With a Southern Drawl

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アメリカではこの10年(2016年現在ではプラス2年ほど)、
収容しきれず定員オーバーになった南部の州のシェルターから
何十万頭もの犬たちが救い出され
北東部の州へと輸送されています


2005年に南部を襲った「ハリケーン・カトリーナ」で
25万匹のペットが取り残されるなどの被害に遭ったことを機に、
ペット救済時の輸送に必要な施設が導入されたことも
輸送の手助けになっています。

アメリカでは年間 300万頭~400万頭の犬や猫が
シェルターで安楽死と言う名の殺処分されている
のですが、
特にペットたちを獣医に診せる経済的な余裕がない、
不妊手術費の負担が困難な 貧困層エリア
殺処分の比率は突出して高くなっています


※以下の地図↓は2009年度の国勢調査で
アメリカの州別に見る貧困の割合です。

青色が濃くなるほど
州内における貧困家庭の率が高くなるのですが、
バージニア州から上の南部3州を除いて
多くの南部州で16%以上と高率になっています。




南部の州、特に田舎の地域では
不妊手術をしていない犬たちが徘徊していることも多く
外では犬をリードに繋がなければいけない
と言う州法や条例も強化されていません。

そしてそのような地域でのシェルターでは
犬や猫の収容がいつも満杯で空きの余裕がなく
殺処分率は50%~95%にも上ります

拝借画像



犬や猫の不妊手術も比較的安価で
増やさない事を意識した北東部州でなら
アダプトされるであろう健康な犬たちや子犬までもが
南部の州では日常的に殺処分されています。

※「ROAD TRIP HOME ANIMAL RESCUE INC」によると
深南部のジョージア州では
年間30万頭もの犬や猫たちが殺処分されています。


アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その3」へつづく

アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その1

2016-03-01 | アメリカ 犬 & 動物事情

今回は以前から書きたかったアメリカ犬事情です。
長くなるので数日で分ける予定です。
真面目なお話しなので苦手な方はパスしてね。

え~まず、アメリカと言う国は東から西まで時差が3時間あり
国土が広いのですが、地域別に分けると
北東部」「南部」「中西部」「西部」と言うように
大まかには4つの地域に分かれています。




今回はその「北東部」と「南部」にまつわる犬のお話しなのですが、
上記の地図の青色部分が 北東部 と言われる州で、
ニューヨーク州などを含む9州から構成されています。
コネチカット州も北東部に位置します。

そして赤色のグラデーションになっている州が 南部 と呼ばれる地域です。
かなり広範囲なのですが、色が濃くなるほど南部色が強くなり
一番濃い赤の5州は 「ディープサウス(深南部)
と呼ばれ、通常ルイジアナ州、ミシシッピ州、アラバマ州、
ジョージア州、サウスカロライナ州が含まれます。

余談ですが深南部の州は非常に保守的な地域でもあり
未だに有色人種に対する偏見も根強く残っています。

さらに余談ですが、特に南部の州では共和党支持者が多く、
北東部州や西海岸州には民主党支持者が多い、
という政治的特色も見られます。

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そして本題ですが、実はここ10年の間
アメリカ南部州から北東部州への
犬たちの救出と輸送
が行われ続けています。
今回はそのことについて。

2014年5月25日付けのニューヨークタイムズに掲載された
Adopt a Dog With a Southern Drawl(英語)」
と言うコラムを紹介したいと思います。
著者はニューヨーク市在住 J. COURTNEY SULLIVAN。

タイトルは「南部なまりの犬の保護」。
細かく言えば「南部特有のゆっくりした話し方の犬の保護」
になるんですが、なんか変な訳だしワンコは話さないので…(笑)

南部からの保護犬」と言うことで。

「もし輪廻転生ができて他の誰かになれるなら
私は自分の犬、ランドンになりたい」
と言う書き出しから始まる文章。

ランドン(オス)は60パウンド(約27キロ)のレトリバーミックスです。

朝食にはスクランブルエッグを食べ(固めがお気に入り)、
午後は外で長時間走り回って
夜は飼い主(筆者)と同じベッドで大の字になって眠ります。
そして夏にはメイン州のビーチへバカンスへ。

ファッション誌「Vogue」のオンライン版に
写真が掲載されたこともあるランドンは
(彼にとってはどうでもいいことですが…)
家族の一員として愛情を受け、大切に飼われています。

拝借画像(参考写真)



そんなランドンですが、彼の人生(犬生)のスタートは
現在の幸せからはほど遠い所にありました。

3年前、生後8週間だったランドンは
南部テネシー州の「アニマル・コントロール(保健所)」に捨てられ
母犬と6匹の兄弟と共に安楽死(殺処分)させられる予定でした。
がしかし、運よく安楽死の1時間前に救出され
一命をとりとめたのでした。

その後、北東部のニューヨーク州マンハッタンにある犬保護団体
Bideawee」に母犬を含む全頭が輸送、
レスキューされ里親探しを行ってもらった結果、
数日後に筆者がランドンをアダプトしたそうです。

拝借画像(参考写真)



アメリカ犬事情 南部州から北東部州へ救出される犬たち その2」へ続く


注)これより以降、基本的には上記の
Adopt a Dog With a Southern Drawl」に沿って
書いていますが「写真」と「」はイメージ画像と追加情報です。