てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

アメリカ犬事情 アーカンソー州 大型パピーミル崩壊

2016-03-07 | アメリカ 犬 & 動物事情

アメリカ動物福祉団体
The Humane Society of the United States
通称 HSUS のサイトからです。

2016年3月3日、
アメリカ南部アーカンソー州マディソン郡の パピーミルから
295匹の犬が救出
されました。

以下、HSUS の CEO Wayne Pacelle氏 のブログ
A Humane Nation
より。

HSUSが、現地の当局や警察と協力して
このパピーミルに踏み込んだところ、
現場は犬の死骸や骨が転がっていたり、
死んだネズミとケージに入っているミイラ化した犬など
地獄絵図のような状態だったそうです


かろうじて生きている犬たちも
狭いケージに閉じ込められて糞尿にまみれ、
また病気であったりとコンディションは最悪でした






現在127件のライセンスを持っているブリーダーが
アーカンソー州に存在していますが、
未登録のブリーダーも多く存在しています。

しかしアーカンソー州は犬の繁殖業者への規制がとても緩く
パピーミルの温床になっているようです

(アメリカは州によって法律が異なります)

上記のようなひどい状態にあっても
田舎で人目につかない場所で繁殖業を行っている業者が多く
今回のように最悪の状態で発見されてしまう、
と言う結果にもなっています。

Photo by Brandon Wade/AP Images for The HSUS



そしてこのような悪徳繁殖業者が
ペットショップに子犬を卸したり
オンラインで販売しているのが現状です


アメリカの場合、ペットショップやオンラインで子犬を買うと言うことは、
このような悪徳ブリーダーに加担していることになります。

日本でも言えることかもしれませんが、
需要があるからこのような業者がのさばるのであって、
純血種でなければ」と言う風潮、
血統書」や「流行りの犬種」を
求める消費者が多いのも問題ではないでしょうか。

ペットを迎える時は本当によく考えて頂きたいと思います。

以上