てんやわんや アメリカ 犬育て

飼育放棄された「ゴールデンレトリバーのチャーリー」&
保護犬だった「雑種ユキ」との犬バカ日誌でございます♪

悲しい事実

2014-05-10 | アメリカ 犬 & 動物事情
ども ブログはサボり気味、
でも朝ドラ「花子とアン」は欠かさず見ているチャーリーおかんです。

今回のタイトル「悲しい事実」とネガティブ感全開ですが
不幸自慢とかではないです(笑

と、またもや前置きが長くなりそうな気配なので本題。
以下も長いので長文苦手な方はパスして下さい。

先日アメリカの動物福祉団体
The Humane Society of the United States」のCEO、
Wayne Pacelle氏のブログに書かれていた内容からです。
タイトルは「Puppy Mills and 101 Damnations」です。

アメリカ国内にある悪徳・子犬生産工場 パピーミル101業者
発表されました。但しこの101業者だけが全てと言う訳ではなく、
調査をすり抜けている悪質ブリーダーは他にも多く存在します。

タイトルを感情的に訳すと…
「天罰下れ!お前ら全員地獄行き!101パピーミル業者死刑っ!」
みたいな感じでかなり怒りモード爆発なんですが、それもそのはず
リストに掲載されているパピーミルの調査詳細は
すべて人間の所業とは思えない酷さです。

ちなみにこのブログでも
アメリカの「パピーミル(子犬生産工場)」については
何度か記載していますが、パピーミルって何?と思われた方は
コチラを参照して下さい。

この悪徳繁殖屋のパピーミル101業者は
米国内22州に渡り存在しています。

州別に見ると一番多かったのがミズーリ州の22業者、
続いてカンザス州13業者、ネブラスカ州12業者、
アイオワ州6業者、アーカンソー州6業者、
ミネソタ州5業者、とまだまだ続きます。

詳しくはPDFファイルのココで確認できます(英語)。

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そして今回、実は以下からが本題です!(ェーッ 長っ

アメリカのペットショップ、またはインターネットで
犬を購入すると、もれなく「パピーミル犬」が当たります!

の証明です。

何を隠そう(隠してないけど)うちのチャーリーも
コネチカット州内のペットショップ「PUPPY LOVE」出身です。

もちろん私たちが購入したのではありません
私たちより2代前の初代オーナーが
チャーリーをこのペットショップで購入しました。

うちに来るまでの経緯は
チャーリーが我が家に来るまで」で書いています。

チャーリーおやじの同僚からチャーリーを譲り受けた際、
(金銭は一切発生していません)一緒について来た書類には
いかにもウソっぽい血統書」やブリーダーの名前と
チャーリーの値段が書かれた紙、健康診断書などがありました。

「パピーミル犬やろうな…」 おかんはずっと思っていました。

譲り受けた当時は、書類に記されているブリーダーの情報を
ネットで検索したのですが、検索の仕方が悪かったのか
的確な情報が得られませんでした。
その後調べることもなくそのままになっていたのですが…

今回上記の「悪徳パピーミル101業者」のリストアップされている中に
チャーリーの出生地を見つけてしまいました。
ミネソタ州のパピーミルが、まさにチャーリーの出生地だったのです

パピーミル業者名  Michelle Sonnenberg, Detroit Lakes, MN

赤線部分、ブリーダー名が一致



そしてこのパピーミル業者の犬の管理状況ですが…

ここに書くのも躊躇するほど不潔極まりなく
水溜りには汚物とウジ虫が混ざるなど
かなり吐きそうな内容が記されています。
アンモニア臭で目が痛くなり、咳き込んで喉に痛みを感じると
米国農務省の調査員から報告されています。

また2011年(チャーリーが生まれた年)には
痩せ細った犬、毛がもつれた犬、ワイヤーケージの中で上手く歩けず
母犬からの母乳を飲めない状態で
栄養失調の危険にさらされている子犬がいると報告もされています。

そして2013年に調査員が訪れた際、このパピーミルで
430匹以上の子犬の存在も確認されています。

本当に超がつくほどの「子犬大量生産工場」の悪質ブリーダーです。
わかっていたけど、まさかここまでとは…とがっつりヘコミました。
チャーリーの本当のお父さん犬、お母さん犬がとても心配です。

そんな超悪質ブリーダーが発行したであろう
チャーリーの「ウソっぽい血統書」↓


本当に呆れます。430匹以上の子犬プラス繁殖犬たちがいて
その不潔な環境下で代々の犬の管理がなされているとは絶対に思えません!
全てウソ、パソコン上で製作、金儲けのための紙切れです。

そしてチャーリーの販売時のお値段は
1250ドル(約12万5千円)でした。

そんな高額なお金をペットショップに支払った初代オーナーは
裏で繋がるパピーミルと言う動物虐待所にも払ったことになり、
結果、支援した事になっています(知らないだろうけど)。

しかしチャーリーには一切責任はありません。
彼のことは今後も私たちが守り続けるけれども、
チャーリーを産んだお母さん犬たちが不憫でなりません。

一刻も早くこのパピーミルが業務停止になるよう
レスキューや法的措置に追い込む権限のある団体へのサポートなど
できるだけの事をしていく所存でございます。

現状ではペットショップで購入しないと言う意識の拡散、
次に動物法を改正する働きかけをする、
今のアメリカではその2ポイントが一番大事かと考えています。


---おまけ---
今回の悪質パピーミル101業者リストに入っていた
ミシガン州の「Chien d'Or Kennel」のゴールデンレトリバー。
AKC登録ブリーダーのようです。写真: Wayne Pacelle氏ブログより


↑が、ホームページに掲載している写真は↓



いやぁ~今回も長文でしたね。
悲しい事実」は書いている途中で「怒りの鉄拳
にも似た感情に変わっちまいましたが、
最後まで長文読んで下さった方がおられましたら、
感謝いたします。

と言うことでチャーリーの出生の秘密、今明かされる!でした(なんか違ぅ
おわり

※ちょっと重い内容につき今回コメント欄は無しの方向です…

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