アメリカでは本日5月4日(日)~5月10日(土)まで
「動物愛護週間」です。
動物愛護週間は1915年、
「American Humane Association」によって設定されました。
今年で99年目を迎え、来年は100周年です。
ちなみに日本の動物愛護週間は9月20日~9月26日です。
「American Humane Association (アメリカ福祉協会)」は
子供と動物への福祉活動を行っている非営利団体で
1877年にアメリカで設立されました。
もちろん動物愛護や動物福祉の精神は
この週に限ったものではありませんが、
動物に対して人道的に接し、動物をいたわる心を培い
声無き物に代わって権利を守る、と言うことに
「人々の関心を向ける」大切な週です。
そしてアメリカでは一世紀に渡って毎年この週が設定されて来たので
その時々でキャンペーンがなされていた歴史もあります。
以下は
「Be Kind: A Visual History of Humane Education, 1880-1945」に
掲載されていた1930年代の動物愛護週間のポスターです。
作者はアメリカ人画家の「Morgan Dennis」。
1932年 動物愛護週間 ポスター
※上記サイトでは他の年代のポスターも掲載されています。
興味のある方はどうぞ。
現在、動物の扱いや権利に対してアメリカは
ヨーロッパの動物先進国に比べて依然途上の部分があります。
州法にばらつき、動物に対する人種間での意識の差など
諸問題はありますが、まずは個人の意識改革、
そして動物法の改正によって
動物が置かれる立場の向上を目指すことは絶対必要です。
先日も書きましたがアメリカには
「ペットショップと繋がるパピーミル」が存在するのですが、
悪徳業者のパピーミルを撲滅すべく
「ペットショップでの生体販売禁止法案」を
議会に提出している州も出てきています。
(市単位で生体販売を禁止している所はあります)
可決されると他州も見習うところが必ず出てくるので
良い方向に向かうように、署名等はもちろん
ロビー活動を行っている動物福祉団体のサポートなど
個人でできる範囲で動物福祉活動はしたいと思っています。
では最後にチャーリーおかんの好きな名言をご紹介。
"The greatness of a nation and its moral progress can be judged
by the way its animals are treated." ― Mahatma Gandhi
「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る」
- マハトマ・ガンジー
動物福祉に肯定的な方、
更新の励みにポチっとよろしくお願いします↓
にほんブログ村