直6BEAT主義MarkⅡ

カメラと写真と、たまにギター & 何かしら修理ばっかりしてます。

CANON FTb 分解・清掃

2015-01-17 18:53:28 | Canon

CANON FTb

底フタを開けたところです。

この個体は、フィルムの巻き上げレバーが、途中で引っ掛かるような感じがある。

また、ファインダーを覗くと、小さな黒い塵が無数に確認される。

なので、簡単な範囲で分解・清掃を実施して見ることにした。

一眼レフカメラの構造の勉強の教材とするには、ちょっともったいないような気がしないでもないが・・・

数カ所の凹みがあるが、あまり丁寧に使われていなかったのか!?

ひっくり返してみると・・・

内側に、擦れた跡を見つけた。

凹んだ場所が悪く、巻き上げ操作を行うときに動く部分が接触していたようだ。

凹みは、当たらなくなればいい感じに、少しだけ叩いて修正しました。

道具と環境があれば、数カ所の凹みを目立たなくしてしまうのだが、今は、動作に支障のないようにするだけにした。

上部の分解。

軍艦を外したところだ。

この時点で、ファインダーの内側のガラスを拭いておきました。

プリズムを抑えている金具の部分のモルトが、とんでもないことになっていた。

これが、プリズムの下にある、スクリーン上にパラパラと塵となって侵入していたのだと判明。

プリズムを外しました。

プリズムそのものには、影響していませんでした。

ひどいものだと、プリズム自体をも腐食させてしまうようです。

スクリーン上部

露出計の針もあるし、壊してしまう危険性もあるので、エアーブローだけで済まそうと思っていた。

しかし、拭きあげれば明るさアップが見込める。

まぁ~、教材だからと・・・

レンズクリーナーを浸した綿棒で、ちょいちょい。

レンズ用のワイパーで、仕上げ拭き。

メッチャメチャきれいになった。

そこでやめればよかったのだが・・・

汚れが落ちきっていない箇所があるかもしれないので、もう一度同じ作業をしたのが悪かった。

案の定、ビールを呑みながら、夜も更けて・・・

見づらいのと、手元が・・・

期待通り、やってしまいました。(汗)

露出計の針が、グニャン。

絞りのマーカーも、メヨン。

ピンセットで、元の形を再現するのに、1時間ほど格闘するハメに・・・

手を掛ける前と同じ状態まで、そっくり同じとは行かないが、それなりには復元できた。

プリズム抑えの金具は、かなり腐食が進んでいた。

きれいにサビを落とし、新しくモルトを貼り付けました。

モルトを使う場所として、ミラーアップ時に、スクリーンの縁との隙間を埋める目的で使用されている。

なので、前もって古いモルトを除去していたので、そこに新しいモルトを貼り付けました。

あとは、バラした逆の手順で組み上げ、OK。

ファインダーが、見違えるように、とても明るくなりました。
(ミラーと、スクリーン下側は、前もって清掃済み。)

露出計の動きを確認してみましたが、問題なさそうです。

いい勉強になりました。

酔っ払って、こんな細かい作業をしてはいけませんね。

おそらく、とりあえずは撮影できるレベルになったかもです。

こんどの機会に、フィルムを入れ使って見る予定・。

お飾り用にゲットしたものだったけど、使ってみたくなるよね。

=へばまんだのぉ~=

 

 


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