窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

あふれだす言葉たち

2006-03-01 18:38:01 | 日記(カテゴリ外)
先月の10日頃、朝出勤するときに少し時間があったのでドトールコーヒーに入った
朝から店内には多くの客が席を埋めており、
打ち合わせをする人、待ち合わせの人、
、一人で出勤前の一杯を飲む人…
いろいろな人に混じって、大仰な手振りで離れた席の人と
雑談に興ずる男性もいる……と思ったが、違っていた
暫くたって気づいたが、話し相手はおらず、
まったくの独り言というか一人雑談だったのだ。

そういう客は、これまでにも何度か目にしていた。
しかしこの日のこの客の様子は、あまりに、あまりに
生き生きとしていて鮮烈な印象だった。
人間は、こんなにも話したがるものだったかと、
こんなにも言葉を発したがるものだったかと、打たれたように思った。

私は鬱っぽくなってくると、頭のなかで言葉が虚ろにバウンドするようになってくる。

誰かに話そうと思ったちょっとしたできごとや、
マスコミや街で見かけた新商品もトピックスも、
「それがどうしたの(下降矢印な口調で)」
という究極の無気力ゼリフの下に斬り捨てられてしまう。

また、他人の言葉も変にバウンドする。
この朝の前夜に、携帯で話している営業マン風の方の言葉が耳に入ってしまった。
「ですが、まあ、今回のことも、いい機会だと思うんですよね」

「いい機会」

いい機会か。そりゃあよかったね。うん。そりゃいいや。

などと一人でグニョグニョ思いながら通り過ぎた。


いま書いてみて、この二つのできごとの関連がわからなくなった。
書き始めたときは、非常に関連性が高いと思ったのだけれども。

ということで今日はここまで。

(読んでくださった奇特なかた、ごめんなさい)

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
社会と孤独 (わど)
2006-03-02 09:09:31
>読んでくださった奇特なかた



って、おれかい(汗)。
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えへへ (choko)
2006-03-02 13:50:43
わどさんなら読んでくださると思ってましたヨ(笑)



内田先生の例の記事のコメント欄、

実はまだちょっとずつ読み直してたりしてます。

皆さんなかなかに歯応えのあるコメントを書いててびっくりしました。



いやぁ 言葉というものは論議を巻き起こしやすいものですねー。
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