温水のような

幸せで、
とにかく幸せで、

お湯のような時間というか空間が
私の周りに発生してしまっていて

いろいろ思ったできごとが
記そうとしている間にどんどんたまっていって
幸せ色に化学反応している

「ごはん食べた？」
「今ちょうど作ってたとこ」
「それ、俺の分も作っといて」

そんなやりとりが、こんなに、こんなに幸せとは。

「でも今夜のは私流の謎料理で、
　○○と△△△と□□□とを煮込んでいるんだけど、
　大丈夫そう？」
「おお、うまそうじゃん、その組み合わせ
　何か買ってきてほしいものある？」

その後、その料理へのアドバイス２つ３つと、
「おいしいね」の泣かせ台詞をもらって……

さしむかいでご飯たべて、なんかドキドキした。


ああ神様
校庭のシイの木の根元で
一人で弥生時代ごっこをしていた娘は、今どこに。