押井ワールドに浸かって、そのついでにガンダムのクラシックの劇場版もストリーミングで見て、男っぽいジャンルの熟語マシンガンに脳を遊ばせて、愉しくてしかたがない私は女で
女性用の服の美しさが好きで、ホームページの背景におんなのこの人形をハイセンスにあしらっている、女になりたいあなたは男で
ただそれだけのことだけど、今日のように閉塞感に襲われがちな日にあなたのホームページを発見してしまって、嬉しいんだか悲しいんだか決められない。
いや、胸が痛いから、悲しみが勝っているということが判った。
「どうして嫌いなの?トマト、おいしいのに~!」
の逆パターンを言いたいという衝動に駆られる日がくるとは
何ともはや…
女性用の服の美しさが好きで、ホームページの背景におんなのこの人形をハイセンスにあしらっている、女になりたいあなたは男で
ただそれだけのことだけど、今日のように閉塞感に襲われがちな日にあなたのホームページを発見してしまって、嬉しいんだか悲しいんだか決められない。
いや、胸が痛いから、悲しみが勝っているということが判った。
「どうして嫌いなの?トマト、おいしいのに~!」
の逆パターンを言いたいという衝動に駆られる日がくるとは
何ともはや…
ガンダムと押井守という、僕の大好物が並んでいたので、思わずコメントいたしました。
ガンダムは本当に大好きで、かれこれ20年、年に一度は三部作を見ています。もう、何がそんなに好きなのかわからないぐらい、大好きです。
押井さんも、「天使のたまご」以来の大ファンで、本当に天才だと思ってます。
ところで、「イノセンス」ごらんになりました?
すごく面白かったんですけど、ちょっと不満でした。多分、「攻殻機動隊」で『自己複製子』を語ったから、今度は『拡張された表現系』ってことなんだろうけど、本当にそれだけって感じがしませんでした? 90分かけて、単に利己的遺伝子の解説で終わっちゃたなーって印象です。あれならドーキンスを読めば終わりだし、少なくともドーキンスの文章のほうが、サービス精神旺盛だよね。(少なくとも攻殻機動隊には、押井的mene論があったと思う、イノセンスには、それがなかった気がするなぁ)
とかなんとか、いいながらも、おもしろかったですよ。監督が押井さんじゃなかったら、手放しで大絶賛です。
余談ですが、パトレイバーってのは、本質的には「婦警さんフェチな人向けの、パトカーがロボットに変形して宇宙人から街を守る的な話」です。押井さんの映画版はある種逆説的なパロディーで、そういうのも含めて「パトレイバー」なんです。
>かれこれ20年、年に一度は三部作を見ています。
三部作って、俗に「クラシック」といわれる最初のやつの映画版のですよね。すごい好きっぷりですね。(笑)
実は私はまだ、その3つしか観たことないのですが、これも初めて観たとき、予想を遥かに超える魅力にびっくりしました。
おかげでロボットものの見方が変わりました。
イノセンスは2回観ました☆ 主題歌に載せたCMに触発されて観たクチで、事前知識ゼロでしたので、初回は頭ぐるぐるになりましたよ。
ドーキンスも知らなかったので、慌ててググッているんですが、そしたらヒロさんのプロフィールの最近観た映画がヒットしました。なーんて、半分ホントですが。
イノセンスは祭りのシーンの画像とかオープニングの画像とか随所の前衛的なシーンの素晴らしさに鳥肌がたちました。が、どうも訴求力が弱いように感じました。バトーが「人形の犠牲は考えなかったのか」って怒鳴るところで完全に違和感が。。
その後で攻殻の映画のを観たのですが、たしかにこれの衝撃からするとファンの人にとってはイノセンスは物足りないでしょうね。攻殻では素子の悩みを通じてぐっとテーマに引きこまれました。
『拡張された表現系』ってコンビニのとことハッカーの城のシーンのことでしょうか、あれは技法的にはすごいなと思いましたが、何を伝えたいのかわからなかったですね~。攻殻の清掃局員のシーンの方が強い印象をうけました。
まだまだ書きたいですが、どんどん長くなってしまいますね…(汗)
ところで、恥ずかしながら、meneって何でしょうか、この単語だけはググってもわからなくて…教えていただけると有りがたいです。
(パトレイバーは、やっぱそういう話しでひたかw。「ミニパト」もすっごく面白かったです)
ガンダムは素晴らしいですよ、もちろん。わたしは思いきり世代なのですが(笑。
正統派からは否定されるかもしれませんが、ターンAも見て下さい!
meneはスペリングミスです。正しくは、meme。googleには、「ドーキンス ミーム」と入力するとたくさん引っかかります。
ちょっと、前回のコメントの補足をさせてください。とりあえず、ドーキンスの話。リチャード・ドーキンスは、1976年、進化論からのみならず生物学全体をひっくり返すインパクトを持った「利己的な遺伝子」論を発表した人物です。これがアインシュタイン以来のインパクトをもって、学会のみならずありとあらゆる人々に影響を及ぼし、日本でも今から10年弱前ブームとなり、多数の解説本が出版されました。「利己的な遺伝子」をこのコメント欄で説明できるほどの要領は僕にはないので、うまく説明はできないのですが、よかったらドーキンスの「利己的の遺伝子」を一読してみてください(衝撃的な理論を、えらいわかりやすく書いたすごい本です。この本の解説書が数多く出回っていますが、結局この本自身が一番わかりやすいと思います)。マトリックスやイノセンスのストーリーが、この理論をベースにして作られているのがよくわかると思います。
「利己的遺伝子」というのは、遺伝子の本質的な性質を自己複製子(自己を複製することを唯一絶対の目的とする存在)と定義することで、ありとあらゆる現象を解き明かす学問なんですが、memeというのは、この概念を遺伝子のみならず人間の文化にも拡張したものです。
「攻殻機動隊」では、素子がサイバー空間に拡散していく様子を通して、押井的meme論が展開されていると思います。これに対して「イノセンス」では、同じくドーキンスの「拡張された表現系」ってのに焦点をあてていると思われます。亀って甲羅を含めて亀ですよね? 亀は外敵から身を守るために、硬い甲羅に包まれています。であるならば、人は服を含めて人であり、車も本も原子力発電所も人という種の表現系の一部であるといった理論です(本当は、利己的遺伝子とからんで、もうちょっと複雑なお話です)。イノセンス(というより攻殻機動隊)の世界では、脳を外部記憶装置直結されています。人の記憶が無限に拡張され、共有されているのです。種としての表現系が究極まで拡張されたがゆえに、個が希薄化した社会の中で、自己の境界を見失いつつある個(バトー)が、個を開放し種の一部となった素子の幻影を探し求めるお話を描きたかったのだと思われます。ですが、まあ、なんというか、僕には10年前に流行ったドーキンスの解説本の域を出ていないなあ、と思えました。
(くどいですけど、「イノセンス」、おもしろかったですよ。本当に。)
なんか、うまく説明できなくてすいません。そんなことが、言いたかったのです。
ところで、上の石倉由さんは、何に「ドキっとした」のでしょうね????
はじめまして~、こんなひよっこブログにまで来てくださって、ありがとうございます。
ドキっとされた理由は、ビミョーな立場の方だからですよね。「なあんだ」と思われるかもしれませんが、私はたぶんFtMではないと思います。意地を張っているだけの女なのです。
女ですが、いっしゅさんのようにキレイじゃないし、キレイになろうと努力もしていないし、怒られるかもしれないです。(汗)
>ガンダムは素晴らしいですよ、もちろん。
そうですね、おんなおんなした人でも、この素晴らしさは認めるのかもしれません。でも、私はそういう人にまだ出会ったことがなくて…
小さい頃から、女の子達の会話にもの足りなさを感じていました。男の子達が難しそうな言葉を連発して熱っぽく語り合っているのを指くわえて見てました、というか今も見てます。
ターンAは時代設定が違うみたいですね。今、いっしょけんめ「サルでもわかるガンダム講座」というサイトで勉強してます(笑)道のりは遠そうです…
>ヒロさん
超ていねいに教えてくださってありがとうございます。昨夜、本屋さんで「利己的な遺伝子」を手にとり、にらめっこしちゃいましたよ。いやー読めるのかな私、って。(^^;)
>素子がサイバー空間に拡散していく様子を通し、押井的meme論が展開されていると思います。
なるほど、この結末は私の中では消化できなくて反芻してました。memeの概念を踏まえて解題してみようと思います。
「私は制約され続ける」と素子が言ったシーンや、最後の方で進化の樹系図のような壁画に弾丸が撃ちこまれるシーンが印象深いです。
今夜は頭がヘロヘロでろくなコメントにならないですが、攻殻についてまた取り組んでぼやきを書くと思いますので、どうぞまた教えてくださいね。
イノセンスがなんだか物足りないと思うのは
しょうがないことなのかもしれませんが
多分隠されたメッセージはヒロさんが気付いている事よりも
もっといっぱいあるんじゃないかと。
まだ2回しか見てないので偉そうな事は何も言えないのですががが。
ミームの話はわりと説明的概念ではないかと思います。
背伸びしてもあれなのであまり詳しくないジャンルについては
黙っておいて方がいいのかもしれませんけどw
この記事のコメント欄、
「外部記憶なしにはさっぱりついていけん会話だな」
という台詞を何度も思い出してしまいます。
とりあえずchokoさんの宿題は
小難しい本を読んで頭痛と知恵熱にうなされるよりも
攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX(TVシリーズ1)
攻殻機動隊 S.A.C. 2nd GIG(TVシリーズ2)
を見ることだと思います(^▽^ケケケ
オープニングの曲にやられましたあ。
映像もすごいですね。あ、でもベトナム戦争の残虐な作戦の後遺症をひきずった人の話の回はつらかったです。しばらく夜が怖くなりました。
いいなと思ったのは最初の料亭の話と笑い男関連の話ですね。あと、旧型のロボットのジェリの話のとことか。
でも絵がちがうんですよねー。GHOST IN THE SHELLの素子の顔とか髪型とかが超クールだから、残念です。
>「外部記憶なしにはさっぱりついていけん会話だな」
という台詞を何度も思い出してしまいます。
そうそう、ホントそうですよね。私も思います。
現代でさえ、ブラウザ見ながら話すときと、それ以外の状況で話すときでは会話の方向・内容ともに全然ちがったものになっちゃってますし。
外部記憶が人間の文化に与える影響って、実はかなり大きいんではないかと思っています。