窓に映った部屋 

小さい頃、叱られては、窓に映った部屋に逃げたいと思っていました。同じ部屋なのに別世界に見えて。

コーヒーとヘッセ

2004-06-27 18:56:43 | ライフ・哲学系
結局、このとりあわせが私には一番いい事がわかった。
コーヒーはできれば香り高いものがいい。BGMはやはり、スタンダードなジャズで静かなアレンジのものがぴったりはまる。
今日も、ちょっとだけキツイ仕事の昼休み。充足感に欠けた脳みそを、翻訳文体に触れさせた。
この語彙とリズム、世界。
それでも、明日はきっと、疲れ過ぎてカウチポテトを選んでしまうんだろうけども。

男になりたい女と女になりたい男

2004-06-15 01:46:00 | ライフ・哲学系
押井ワールドに浸かって、そのついでにガンダムのクラシックの劇場版もストリーミングで見て、男っぽいジャンルの熟語マシンガンに脳を遊ばせて、愉しくてしかたがない私は女で


女性用の服の美しさが好きで、ホームページの背景におんなのこの人形をハイセンスにあしらっている、女になりたいあなたは男で

ただそれだけのことだけど、今日のように閉塞感に襲われがちな日にあなたのホームページを発見してしまって、嬉しいんだか悲しいんだか決められない。

いや、胸が痛いから、悲しみが勝っているということが判った。

「どうして嫌いなの?トマト、おいしいのに~!」
の逆パターンを言いたいという衝動に駆られる日がくるとは

何ともはや…



環境の幸せ

2004-05-11 22:28:43 | ライフ・哲学系
よく、平凡な日常に感謝しよう、とか

蛇口をひねれば水が飲めることは、あたりまえに思ってしまって云々とか

今日思ったことはそういう事じゃなくて、

いや、そういう事も含めて自分の生きている環境のありとあらゆることが、今日の自分の幸せを支えているのだ、と。

毎日通る道にある無数の小石の形状や、お昼に食べたオクラひと切れの品質のようなささいなものも。

そして、仕事上のさまざまな面倒くさいやりとりたちも。

もちろんいつもプラスの要因になってくれるとは限らない。小石につまづくことも結構ある。

それでも、まあ平凡な一日の多くは小石のためにつまづくこともなく、仕事上のやりとりで心が傷つくこともなく、ただ淡々と負荷がかかっているだけだ。そんな状態を、「環境における幸せ」と思ったのだ。

何も負荷の無い日々は、「環境における幸せ」は無い。

もちろん、娯楽とか趣味とかの自主的な遊興による幸せはある。それはおいておく。今回思ったのはそれとはまったく別の視点のことだ。

☆ ウィスキーによせて

2004-04-04 04:42:33 | ライフ・哲学系
少し、いや、相当混乱して、とてもファーストフードのコーヒーではおちつけなくて、久しぶりにバーに行った。

以前から目をつけていたスコッチウィスキーの品揃えが自慢というバーで、はじめて入ってみたら開店3周年記念日だった。

で、終電には帰るつもりが、ずるずると居続けてしまったのだが、そこにおいてあった「竹鶴政孝の苦労」みたいな小冊子をしっかり読んでしまい、そのクライマックスを読んだときは涙ぐんでしまった。

琥珀色の命の水を、日本でもつくろうとする情熱、戦争や戦後という時代の混乱がもたらす災厄にまけず、先駆者としての受難に負けず、そんな強い姿勢を、私は、少しでも、少しでも・・…わけてもらいたい。

一応は愛した人に、自分の意志で別れた以上、泣き言をいうことだけはやめよう、自分の負けた部分、醜い部分を認め、説明し、許しを請わねばならない。そのうえで、さらなる援助を求めなければならない。早ければ早い方がいい。

琥珀色の、命の水に、見守ってもらおう。私の悩む姿を。

☆ たたかうコマンド

2004-03-26 01:31:39 | ライフ・哲学系
風邪をひいたとき、それほどひどくなくても
「もうだめだ~」ってぺしゃんこになってしまうときと
「くぬやろ~、絶対負けない、むしろ勝つ」なんて
戦闘態勢にきれいに入れるときがある。

この両者のモードがまた、安定してなくて、
同じシーズンの同じ風邪でも、最初は凹み状態→急に元気
→完全に凹み→いきなり戦闘態勢→凹み
なんてふうにいったりきたりしてしまう。

で、この戦闘態勢のときの気分がとても良かったりする。
実際つかれるんだけど、顎とか。(歯がみしてるからかな)

今、風邪というよりも、何だかよくわからない症状が出ているが
やっと戦闘態勢に入れたかんじだ。

今夜 タイムのまびき 一回目

バースデーイヴの過ごしかた

2004-03-20 01:55:57 | ライフ・哲学系
バースデーイヴは大抵暗い気分になっている。
また、ひとつ歳をとってしまった…と
どうしても思ってしまうから。

だから、そんな気分を払拭するために、
一日休みをとって、読みたくても読めずにいた本を
自分の前に積み上げて、気が済むまで読みふけりたい。

BGMはやはりバロック・古典派かな。

そして自分だけの感想ノートをつけておく、
5年後には見かたがどう変わっているかおたのしみ。

まだ試したことないけど。

こんな過ごし方、できたらいいな。

宮崎駿先生関連の記事

2004-03-19 14:29:47 | ライフ・哲学系
ヤフーが超めだつところに「ジブリと本」の特集を
載せていたので、なにげなく読んでみて、
宮崎駿先生の熱い文章にびっくりした。

「出発点」買っておけばよかったと思った。

いちおう、その記事のURLは


http://books.yahoo.co.jp/special/ghibli/essay/02.html


この記事、いつまで載せてるのかな。

宮崎先生の「もののけ姫」のおかげで網野善彦さん系の日本史の
見かたを知ることができた。

私も、まだ、まだ、あきらめたくない。何とかして、私にしか
やれない仕事をするんだ。

記事

妄想

2004-03-19 02:00:43 | ライフ・哲学系
何もない殺風景な部屋の隅に簡素な木の机を置いてみたい
机の上には数冊の本とノートとペン、
それと何かしらの光源。

机のわきには粗末なベッド、

そして、トランクひとつにおさまる程度の服と本。

その部屋が屋根裏部屋だったらもっといい。

ま、要は小公女セーラ(テレビの)の部屋なんだが。

それくらい、コンパクトに、自分を生きたい。
現実の私の部屋はというと、
うんざりするほど仕舞い込まれた本
よくわからない雑貨
あまり使えない服たち

雑念多すぎ。

花を

2004-03-13 21:58:32 | ライフ・哲学系
雑誌で、花を部屋に飾る特集をやっていた。いつも雑誌で言われることだが、今回も、花を飾るだけで確実に違う空間になる、と。

わかっていても、なかなかできない。
ところで、食卓に花を飾るといいなと最近思う。食べ物だけでなく、余計なかざりを1つそこに置くという余裕と行儀良さ。
そこに並ぶ食べ物を軽視していない姿勢ととれると思う。

ところで、職場などで飲み会の参加者が男性だけだと
一応私も女性なので
「chokoさんが出席しないと花(華?)がないよ」などと言われることがあるが、そのたびに、申し訳ない気持ちになる。
「仮に私が出席しても花はありませんよ」
女性の全てが華やかであるとは限らないんだー 
とは思っても、実際 華やかにできる人は、立派な特技を持っていると
いえる。
その会を楽しいものにしたいと思って、だったら女性を食卓にそなえたいという考えかたは、なんか納得できたりする。

だから、やっぱり、できることなら花になりたいな、と。
花になれる人間になりたいな、と思った。